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2015.09.30

0146.【国鉄】高麗川駅 川越線電化完成記念入場券

今から30年前の1985年9月30日、埼京線開通とともに電化された川越線、電化完成記念のアイテムは大宮駅の他、終点である高麗川駅でも発売されました。
 
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 名称   :高麗川駅 川越線電化完成記念入場券
 発行社局:国鉄 東京西鉄道管理局
 発売日  :1985年9月30日
 値段   :350円
 購入箇所:高麗川駅
 シリアルNo.:3628
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高麗川駅は埼玉県の日高市にある八高線と川越線の接続駅になります。川越線は当時ほぼ全区間は東京北局管轄でしたが、高麗川駅だけは東京西局管轄でしたので、このように記念入場券が発売されました。
 
高麗川駅まで当時やってきた川越線電車は103系でも3000番代となる車両で、元は仙石線で旧型国電の72系の車体を103系並みに更新したアコモ改良車を種車に足回りを103系と同等としたという車両になります。
今では八高線も高麗川まで電化となり、車両も川越線と八高線八王子方は205系と209系になり、高麗川から高崎方へ向かう八高線は気動車ではありますがキハ110系になり、この記念入場券に写っている103系やキハ35系は過去のものになりました。しかし駅舎自体はこの当時からあまり変わっていないように思います。
 
30年前の1985年9月30日、開業した日に早速乗車した埼京線、そのまま川越線にも乗車して高麗川駅で買い求めたアイテムになります。あの日から30年、それだけ自分も齢を重ねてきていることを改めて実感したアイテムになります。

0145.【国鉄】川越線電車運転開始・さようなら気動車記念入場券

2015年9月30日で埼京線が開業して30周年を迎えました。合わせてこの路線も電化から30周年を迎えました。今から30年前に電化された当時に発売されたアイテムになります。
 
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 名称   :川越線電車運転開始・さようなら気動車記念入場券
 発行社局:国鉄 東京北鉄道管理局
 発売日  :1985年9月30日
 値段   :300円
 購入箇所:大宮駅
 シリアルNo.:5476
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今から30年前の1985年9月30日に電化が完成したのは、大宮から高麗川を結ぶ川越線です。埼京線の車両基地を沿線の指扇~南古谷間に設けたことから合わせて電化されることになり、大宮~川越は埼京線の列車が直通するようになりました。
 
このアイテムは、電化前まで単線であった川越線で使用されていたタブレットキャリアの形をし、ポケットの部分に大宮駅の硬券入場券がそれぞれ納められているものです。電化前までタブレットはもとより腕木信号機まであったとは、今から見ますと信じられないような光景が広がっていたことになります。

 

電化から30年、川越線も沿線の開発が進み大きく変わりました。それだけ30年という時の流れを思わずにはいられません。

0144.【国鉄】埼京線開業記念入場券

今から30年前の1985年9月30日、埼玉と東京を結ぶ通勤路線が開通しました。
 
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 名称   :埼京線開業記念入場券(池袋駅)
 発行社局:国鉄 東京北鉄道管理局
 発売日  :1985年9月30日
 値段   :300円
 購入箇所:池袋駅
 シリアルNo.:4602
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今から30年前の1985年9月30日に開業した路線は埼京線になります。池袋~大宮間が開通し、このうち池袋~赤羽間はすでにあった赤羽線を使用し、赤羽~大宮が新しく開通した区間で、東北新幹線と並走しこの日から快速の運転も開始しました。まず公開しましたアイテムは、始発駅となった池袋駅でのみ発売された記念入場券になります。シート式の入場券ですが、新設駅などの部分が温度によって色が変わるという仕様になっています。30年前に華々しく開業した埼京線ではありましたが、車両は山手線に導入された205系によってねん出された103系で運転されました。快速列車では最高時速100Km/hで運転されることから、新幹線並みの線路をモーター音を豪快に唸らせながら走行しておりました。なにせ、この路線は今から30年前開業した日に、早速乗車したという思い出がある路線になります。
 
さて、埼京線開業記念入場券はもう1種類存在しています。これは当時は完売で購入できなかったのですが、後年になって即売会のような場所で入手することができました。
 
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 名称   :埼京線開業記念入場券(新駅開業)
 発行社局:国鉄 東京北鉄道管理局
 発売日  :1985年9月30日
 値段   :900円
 シリアルNo.:3312
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このアイテムは、赤羽及び大宮駅と、この間で新たに開業した駅の硬券入場券がセットされたもので、木製のケースにアクリル板のカバーがついているというものになります。
 
この路線の開業から2015年で30年が過ぎました。この路線の開通により埼玉県戸田市や与野市(当時・なお京浜東北線の与野駅は当時の浦和市にあった)は鉄道駅がなかった市でしたが、埼京線の開業で利便性が向上しました。また武蔵野線との交差地点に武蔵浦和駅が開業したのも、埼京線開業に合わせてになります。
車両も当時は103系でしたが、JRになって205系に置き換えられました。205系もこの記事作成時点で1編成を残すのみとなり、E233系に置き換えられています。
もう開通してから30年という歳月が流れた埼京線であります。

2015.09.29

0143.【JR東海】さようなら急行「富士川」記念オレンジカード

かつて、JR東海の身延線にこのような列車が運行されていたのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
 
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 名称   :さようなら急行「富士川」記念オレンジカード
 発行社局:東海旅客鉄道
 発売日  :1995年9月--日
 値段   :2,000円(1,000円券2枚組)
 購入箇所:静岡駅
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身延線で運転されていた急行「富士川」は、東海道線の静岡から富士より身延線に入って甲府を結ぶ急行列車でした。車両も最後までほぼ原形スタイルの165系を使用していました。このアイテムは、急行「富士川」号が運転を終了することになったことから発売されたオレンジカードになります。
富士川号は、設定当時は準急として湘南型と呼ばれた80系電車を使用して運転され、その後急行になり車両も165系になって今から20年前の1995年9月30日をもって運転を終了しました。
この列車は特にヘッドマーク等の取り付けはありませんでしたが、最終運行時に台紙の表紙になっている形式のものや、かつての国鉄急行列車に掲げられていた大型マークを掲げて運転されました。
 
今となっては急行型電車というカテゴリー自体が消滅してしまいましたが、平成の時代まで国鉄時代の姿で運行されていた急行「富士川」、私も最終運行が近くなったときに乗車しまして、このアイテムを入手しました。もうこの記事作成時において、あの日から20年になろうとしています。

2015.09.27

0142.【東急】新総合検測車 TOQi デビュー記念きっぷ

本日、東急長津田車両工場等で事前申し込み制の一般公開イベントが開催されました。私は都合があったもので申し込みもしませんでしたので参加しませんでしたが、このイベント会場で人気があった展示の中にTOQiと名づけられている総合検測車の見学があったようです。
TOQiは、2012年に登場した線路や架線等の検測を行う車両になります。登場した際に記念乗車券が発売されましたので、ここに公開いたします。
 
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 名称   :新総合検測車 TOQi デビュー記念きっぷ
 発行社局:東京急行電鉄
 発売日  :2012年3月4日
 値段   :900円
 購入箇所:目黒駅
 シリアルNo.:1343
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2012年にデビューした際に発売されたTOQiデビュー記念乗車券、D型硬券乗車券6枚がセットされた台紙付のものになりますが、このアイテムはTOQiデビューに伴い引退することになった先代の検測車であるデヤ7200・7290もあしらわれており、台紙を開きますとデヤ7200・7290が活躍していた当時の姿が写真に収められています。またこのアイテムを購入した際に、新型検測車TOQiのデビュー記念イベントの撮影会または体験乗車会の申し込みはがきも特典としてついてきました。
 
このアイテムは渋谷では売り切れていたので、目黒まで出向いてまだ発売していたものを購入しました。私はまだTOQiは見たことがありませんが、先代のデヤ7200・7290については2両で走行している姿に遭遇し、撮影することができました。
 
事業用車ではありますが、運行には欠かせない車両です。このように記念乗車券等のアイテムが発売されるのもまた珍しいことなのかもしれません。

2015.09.26

0141.【東急】東急目黒線相互直通運転開始15周年記念入場券

東急東横線の輸送力増強策として改良が行われ、バイパスルートとなった東急目黒線、地下鉄との直通運転を開始した日から15年が過ぎました。
 
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 名称   :東急目黒線相互直通運転開始15周年記念入場券
 発行社局:東京急行電鉄
 発売日  :2015年9月26日
 値段   :600円
 購入箇所:目黒駅
 シリアルNo.:0222
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東横線の輸送力増強として、目黒と蒲田を結んでいた目蒲線を多摩川で分断し目黒方を目黒線として多摩川から複々線になった東横線に乗り入れて武蔵小杉へ向かうようになった目黒線、始発駅の目黒駅も改良工事が行われ現在の地下駅になりました。そして今から15年前の2000年9月26日に目黒まで延伸した営団(現在の東京メトロ)南北線と都営三田線と相互直通運転を開始しました。
 
それから15年という佳節で発売されたアイテム、目黒駅にて発売されましたが、東急の記念きっぷ類の最近の傾向から早朝に向かわないと購入できない状況があるように思いましたが、それでも数人が並んでおり無事に購入することができました。
内容は、東急目黒線の歩みを記した台紙と、現在目黒線を走行する車両をあしらったD型硬券入場券が6枚セットされており、15年前は東急3000系と営団(東京メトロ)9000系と都営6300系が走行する路線でしたが、半年後の2001年には南北線の赤羽岩淵より先で埼玉高速鉄道が開業し同社2000系が乗り入れるようになり、また東急でも輸送力増強で5080系が導入され、東京メトロでも9000系の増備車でマイナーチェンジした車両が登場しています。
 
15年が過ぎ車両のラインナップが増え、更に武蔵小山付近の地下化が完成し急行の運転も始まり、行き先も武蔵小杉から日吉まで延伸しました。
 
15年という佳節を迎えた東急目黒線の地下鉄相互乗り入れ、これから先日吉から先も延伸計画があり相鉄線と直通運転を開始するとされており、ますます変化を続ける東急目黒線であるかと思います。

0140.【東急】東急目黒線・営団南北線・都営三田線 相互直通運転開始記念パスネット

営団南北線・都営三田線が目黒まで延伸した2000年9月26日、この日より東急目黒線と相互直通運転が開始されました。
 
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 名称   :東急目黒線・営団南北線・都営三田線 相互直通運転開始記念パスネット
 発行社局:東京急行電鉄
 発売日  :2000年10月--日
 値段   :3,000円(1,000円券3枚セット)
 購入箇所:渋谷駅
 シリアルNo.:06504
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2000年8月にそれまで目黒~蒲田を結んでいた目蒲線を多摩川で分断して目黒方について、多摩川から先は複々線になった東横線に入って武蔵小杉へ向かう運転系統になり東横線のバイパスとして機能するようになった目黒線、その機能を強化する意味において、目黒まで延伸してきた営団南北線・都営三田線との直通運転を2000年9月26日に開始するようになりました。これを記念して発売されたアイテムになります。
 
目黒線の地下鉄直通運転を記念して発売されたアイテムですが、運転開始から少し遅れて10月に入ってから関東私鉄・地下鉄の共通乗車カード「パスネット」として発売されました。パスネットのサービス開始は2000年10月14日でしたので、これよりも前にパスネット導入記念カードと合わせて発売されたアイテムになります。このためこのアイテムには「使用できるのはパスネットサービス開始からです」という旨の紙片も封入されていました。
 
3枚セットで発売されたこのアイテム、図柄は目黒線用車両である3000系があしらわれているほか、都心に乗り入れることになったことを示す意味もあるのか南北線・三田線で至近を通る東京ドームへ向かう3000系をあしらったデザインのカードも含まれています。
 
この記事作成日で、東急目黒線の地下鉄直通から15年が過ぎました。今では東横線のバイパスとして武蔵小杉から先日吉まで延伸し、急行の運転も行われています。もうそんなに過ぎてしまったのかと思ってしまうこのごろです。

0139.【東京都交】都営三田線三田⇔目黒間開業記念Tカード

都営三田線の終点であった三田駅、当時からその先も延伸できるような構造になっていました。一時は延伸をあきらめていたかのように見えた都営三田線、2000年に三田から目黒まで延伸開業しました。これを記念したアイテムになります。
 
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 名称   :都営三田線三田⇔目黒間開業記念Tカード
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2000年9月26日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新宿駅
 シリアルNo.:09113
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2000年9月28日に三田~目黒まで延伸開業した都営三田線、三田から一つ目の駅である白金高輪まで建設し、以降は同日開業した営団地下鉄南北線と線路を共用して目黒まで延伸しました。目黒からは東急目黒線と直通運転も同時に開始しました。このアイテムの図柄は都営三田線6300形と東急目黒線3000系が並んだ写真が図柄になっています。
 
都営三田線においては、目黒延伸及び東急目黒線と直通運転に際して、白金高輪~目黒で線路を共用する営団南北線に合わせて各駅にホームドアを設置し、ワンマン運転を行うようになりました。当時の営団地下鉄と線路を共用する運転方法も話題となりました。早いものでもうこの記事作成時点で15年が過ぎてしまいました。

0138.【営団】南北線全線開通記念SFメトロカード

早いものでこの路線が全線開通してから15年が過ぎました。
 
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 名称   :南北線全線開通記念SFメトロカード
 発行社局:帝都高速度交通営団
 発売日  :2000年9月26日
 値段   :1,000円
 購入箇所:
 シリアルNo.:06480
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1991年に第一期区間が開通した営団南北線、その後路線延伸を行い、今から15年前の2000年9月26日に目黒まで延伸し、目黒~赤羽岩淵の全線が開通しました。これを記念して発売されたアイテムになります。
 
このアイテムはSFメトロカードと称して、当時の営団地下鉄で発売された自動改札機に直接投入できるストアードフェアシステム対応カードになります。以前のメトロカードから進化したものになり、また都営地下鉄でも使用できるカードでした。またこの記念カード発売から数週間後に、関東私鉄地下鉄共通乗車カードシステムとなるパスネットが登場すると、SFメトロカードはそのまま営団地下鉄、後に東京メトロ発行のパスネットとなりました。
 
さて2000年に全線開通した南北線、最後の開通区間となった溜池山王~目黒間、この区間に開業した駅は、六本木一丁目・麻布十番・白金高輪・白金台と、これまで都心でありながら地下鉄が通っていなかった不便な所に開通しました。これら町はいずれも都心のおしゃれスポットとして知られていたところでしたが、この路線の開通で訪れるのに便利になりました。台紙にもその旨の記載があります。
 
この記念カードは発売日に当時の営団地下鉄の駅で購入したものになります。ただ発売後台紙にエラーがあり修正したものに差し替えられました。
 
目黒までの全線が開通した南北線、目黒からは東急目黒線との直通運転も同時に開始されました。早いもので全線開通から15年が過ぎてしまいました。

2015.09.25

0137.【江ノ電】305-355号車デビュー50周年記念入場券セット

江ノ電と聞いて思い浮かべる車両といえる300形、今から5年前の2010年に、この車両はデビュー50周年を迎えました。
 
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 名称   :305-355号車デビュー50周年記念入場券セット
 発行社局:江ノ島電鉄
 発売日  :2010年6月‐‐日
 値段   :950円
 購入箇所:藤沢駅
 シリアルNo.:0181
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セットの内容

 
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ケースの裏面とペーパークラフト

 
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記念入場券

 
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305-355号車の経歴を綴ったブック(表・裏)

 
江ノ電305-355号車は1960年にデビューした車両です。300形ではありますが、この車両の経歴は台枠部分をこの当時廃車となった京王帝都電鉄2000形(1925年に現在の京王線のうち府中~八王子を開業させた玉南電気鉄道が発注した木造車)から発生したものを使用し、車体を東急東横線の学芸大学~都立大学間の線路脇にあったという東横車両で車体を新造した車両になります。外観は上部窓がHゴムで固定されているという俗にバス窓といわれる構造になっている特徴があります。近代的な外観ではありますが、車内に入りますと板張りの床という構造になっています。
 
このアイテムはデビュー50周年を記念して今から5年前の2010年に発売されたもので、ケースの中に305のペーパークラフトがあり、組み立ててケースの裏面にセットして極楽寺トンネルの情景が再現できるようになっているほか、305編成の経歴を綴ったブックがついてくるというものになります。またケースにはこの当時江ノ電は藤沢~鎌倉間全線開通から100周年という佳節であったため、ヘッドマークをつけた305編成があしらわれております。
 
新型車の導入により徐々に姿を消していった旧型車、しかしこの305-355編成については、2015年現在においても江ノ電で運転されております。時代に合わせて改造が繰り返され現在ではカルダン駆動・冷房化・制御装置等の更新により1000形以降の新型車と連結運転を行うことができるようになりましたが、車内には板張りの床が残っており、かつての江ノ電のイメージであったレトロな車両を感ずることができます。そう意味において、江ノ電の各種ポスターにも登場しており、今年でデビュー55年、まだまだ江ノ電の顔として活躍している305編成であると思います。

0136.【江ノ電】さよなら304号車 引退記念乗車券

9月も下旬に入って夏の日が遠ざかっていくこの頃ですが、今から10年前の2005年のこの時期、海沿いを走ることで知られる江ノ電において運行を終了した車両がありました。
 
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 名称   :さよなら304号車 引退記念乗車券
 発行社局:江ノ島電鉄
 発売日  :2005年9月‐‐日
 値段   :500円
 購入箇所:藤沢駅
 シリアルNo.:0160
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江ノ電300形は、単車であった車両を1958年に2両連接に改造して誕生した車両になります。種車により形態が数種類存在した、一時期の江ノ電の主力車両であり、また江ノ電の風景の中で多くの方にイメージされる江ノ電の車両であるかと思います。しかし老朽化が進み徐々に新型車に置き換えられていき、2005年9月で304号編成が引退することになりました。
 
304号編成は1958年に改造された車両で、その当時から張り上げ屋根の車体をしていました。その後時代に合わせて改造や更新が幾度となく行われ、最終的にはカルダン駆動・冷房化・制御機器更新により1000形以降の新型車と連結可能な仕様となりました。引退直前まで2002年の江ノ電開業100周年を記念して一時期の外装であった茶色とクリームのツートン色、通称「チョコ電」塗装で運転されていましたが、引退直前になって江ノ電の標準色である緑とクリームのツートンに戻されました。
 
このアイテムは304号編成引退を記念して発行されたもので、硬券乗車券2枚が304号車及び江ノ島の展望塔があしらわれた「飛び出す絵本」式になっている台紙にセットされ、台紙の裏は諸元が記載されています。
 
304号編成引退に合わせて極楽寺の車庫でイベントが開催され、この当時残っていた300形3編成を並べての撮影会が開催されました。その後ヘッドマークをつけてお別れ運転も行われました。10年前の夏が遠ざかっていく季節にこの車両は運転を終えました。304号車として改造されて47年、単車として製造されてから74年にもわたり江ノ電で運転されてきました。
 
現在304号車の前頭部が極楽寺の車庫内で保管されています。304号車引退記念のイベントにも参加しその後のお別れ運転でも沿線で撮影した車両、あの日からもう10年が過ぎてしまったのかと思うこのごろです。

2015.09.23

0135.【南海】ラピート ブルーリボン賞受賞記念乗車券

1994年に開港した関西国際空港へのアクセス特急列車としてデビューした、JR西日本281系「はるか」と南海電鉄50000系「ラピート」、競作となった空港特急でしたが、人気は南海「ラピート」が優ったようです。翌年、南海50000系「ラピート」には鉄道友の会よりブルーリボン賞が贈られました。
 
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 名称   :ラピート ブルーリボン賞受賞記念乗車券
 発行社局:南海電気鉄道
 発売日  :1995年9月--日
 値段   :1,370円
 購入箇所:通信販売
 シリアルNo.:4759
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この年に創業110周年を迎えた南海電鉄、その長い歴史の中で初めて受賞したブルーリボン賞、この記念乗車券はその歴史の重みを感じさせるような金属製のプレートの裏面に難波-関西空港の片道乗車券がセットされており、また。ラピートの特急券引換証もついてきているものになります。金属板はケースに入れられ飾れるようになっています。

 

もうこの記念乗車券が発行されてから20年が過ぎました。今も難波から関西空港を結ぶ特急として活躍している、南海ラピートであります。

0134.【南海】高野線りんかんサンライン複線化工事完成記念乗車券

この工事は、長い年月かけて行われました。今から20年前に完成となりました。
 
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 名称   :高野線りんかんサンライン複線化工事完成記念乗車券
 発行社局:南海電気鉄道
 発売日  :1995年9月--日
 値段   :500円
 購入箇所:通信販売
 シリアルNo.:2812
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南海電鉄高野線は、難波を出ますとしばらく河内平野を走行していきますが、河内長野から先は紀見峠を越える山岳路線となります。このうち橋本までの区間は沿線地域の発展に伴う輸送力増強とスピードアップのため、単線であった河内長野~橋本を複線化する工事が行われました。山岳地帯でかつスピードアップのため路線改良を伴ったため、大規模な工事となり年月がかかりましたが、今から20年前にすべて工事が完了し、これまでズームカーと呼ばれた高野線の急こう配に対応した車両でなければ入線できなかった河内長野以遠に、ステンレス車体の通勤車が橋本まで入線できるようになりました。
 
南海電鉄では、橋本までの複線化完成に伴い難波~橋本間で「りんかんサンライン」という愛称をつけるようになりました。
 
この工事完成から20年が過ぎました。りんかんサンラインという愛称がついて20年が過ぎましたが、この愛称名、果たして浸透しているのか、最近の案内でもそれほど使用されていないではないかとも思えます。

2015.09.14

0133.【営団】千代田線06系・有楽町線07系デビュー メトロカード

今から22年前の1993年3月デビューした新型車両。その当時、今日の境遇を誰が予測したであろうか?
 
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 名称   :千代田線06系・有楽町線07系デビュー メトロカード
 発行社局:帝都高速度交通営団
 発売日  :1993年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新宿駅
 シリアルNo.:55951
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1993年3月、当時の営団地下鉄では従来車の老朽取替等により新型車両を各路線に導入していました。これら車両は「0シリーズ」と呼ばれていました。そして0シリーズの車両が千代田線と有楽町線に導入されることになったことから、発売されたアイテムになります。
 
このアイテムはメトロカードというもので、当時の営団地下鉄線各駅の券売機等で乗車券を購入することができたプリペイドカードになります、1,000円、2,000円、3000円券が存在し、カードのデザインも車両をはじめとして錦絵などのシリーズものや路線図といった実用的なものまで、東京都心に路線網を持つだけに普及率が比較的高く、多くのデザインのカードが発売され、また記念カードも多く発売されました。メトロカードは南北線の駒込~四ツ谷開通する1996年まで発売されました。
 
千代田線に06系、有楽町線には07系として導入された車両でしたが、輸送力増強用として06系は1編成、07系は2編成導入されました。同時期に導入されましたので、外観は06系が千代田線のラインカラーである緑と紫のライン、07系は有楽町線のラインカラーである黄色と紺のラインとなっており、使用線区に対応した保安装置に違いがあるほかはほぼ同一といってよい車両かと思います。
 
千代田線、有楽町線の0シリーズとして導入されたこの両車、やがてそれぞれの路線で主力となるであろうと思われたのですが、その後の変遷は不遇といわざるを得ない状況となってしまいました。
千代田線用06系については、この1編成が導入されたのみにとどまり、やがて東京メトロに移行すると千代田線向けに16000系という新型車が導入されることになったため結局、増備されることはありませんでした。そして最近不調であったようで、16000系増備により早くも廃車となってしまったようです。すでにネットでは新木場の基地で車号や社紋が取り外された状態になっているということで、06系よりも古い6000系が更新を受けながらもまだ多数残っている中、僅か22年ほどで形式消滅ということになってしまいました。
一方、有楽町線用07系については、その後数編成が増備されたようですが、この形式も有楽町線の主力となることはできませんでした。その後この路線と線路を共有する形で副都心線が開業することになり、この路線ではホームドアが設置されることから07系はドアピッチが合わないということで、7000系は副都心線対応になったにもかかわらず、導入された10000系に追われる形で有楽町線からは撤退、側面の帯を青色に変更して東西線に転用(一時期青帯で千代田線の運用に入ったこともある)され、現在も05系や15000系に混じって運行されています。
 
今から22年前、千代田線・有楽町線の次世代車両として期待されて導入された06系と07系、当時の営団地下鉄もこの両形式の設計にあたっては力を入れられたことを示す文が、このアイテムの台紙に記載されています。このアイテムを購入した時、まさか22年後にこんな境遇になっているとは思いもしませんでした。

2015.09.13

0132.【関東鉄道】キハ100形新塗装車運行開始記念乗車券

9月9日~10日の豪雨で鬼怒川が氾濫し、全線で不通となり車両基地も冠水してしまった関東鉄道常総線、被害状況の画像の中に、人気の車両が水没した車両基地に取り残されている様子を拝見しました。その車両に関するアイテムをここに公開いたします。
 
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 名称   :キハ100形新塗装車運行開始記念乗車券
 発行社局:関東鉄道
 発売日  :2007年11月3日
 値段   :600円
 購入箇所:鉄道の日記念 水海道車両基地一般公開イベント会場
 シリアルNo.:0256
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関東鉄道常総線のキハ100形とは、国鉄・JR等からキハ30系列を譲り受け改造して入線した車両のうち、両運転台構造のキハ300形(元国鉄・JRでキハ30)を、水海道~下館のワンマン運転対応車として改造した車両になります。
 
このアイテムは2007年にキハ100形のうちキハ101を新塗装にしたことを記念して発売されたものになります。水海道車両基地において開催された鉄道の日イベント会場において購入し、このイベントにおいてこの車両は会場内を試乗運転をおこなっておりました。
 
キハ101に施された塗装は国鉄時代に「首都圏色」と呼ばれた当時の標準塗装になります。特にキハ30系は首都圏でも八高線や相模線等で比較的遅くまで活躍しており、特に八高線においては末期までこの外装で活躍していましたので、リバイバル塗装という意味もあり、走行区間も関東平野の田園風景を走行することから注目を集めていた車両になります。
 
先日の洪水において、被災した水海道車両基地、水没した構内にこの車両が留置していた姿を確認することができました。果たしてこの車両は再起することがあるのか気になります。
一方で関東鉄道常総線は、この記事作成時点においても全線不通の状態で復旧の見通しが立っていない状況です。まずは、路線の復旧と沿線地域さらには沿線にお住まいの方々の生活の復興を祈念するところであります。
 
 
以上、ここまで9月9日~10日の大雨により被災した線区に関するアイテムを公開してきました。これら路線は沿線地域の生活の足であり、また観光地へ向かう皆様をいざなう路線でもあります。1日も早い路線の復旧と、沿線地域の復興、そして地域の皆様の生活の復興が成ることを祈念いたしまして、数件にわたりましてアップしました記事群のまとめといたします。

0131.【関東鉄道】新車両基地完成記念乗車券

9月9日~10日の豪雨で鬼怒川が氾濫し、全線で不通となってしまった関東鉄道常総線、翌日以降ネット等でその被害状況の画像がまわってきましたが、驚いたのが水海道にある車両基地が一面冠水しているという映像でした。この車両基地では毎年鉄道の日シーズンに一般公開のイベントが開催されており、私も何度か行ったことがあります。
この記事では、その車両基地が完成したことを記念して発売されたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :新車両基地完成記念乗車券
 発行社局:関東鉄道
 発売日  :1992年2月26日
 値段   :500円
 購入箇所:取手駅
 シリアルNo.:0538
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関東鉄道常総線の車両基地が現在の場所に設置されたのが、1992年になります。これを記念して発売されたアイテムになります。このアイテム発売時期に取手に居る親戚のお宅に行く機会があり、その際に購入したものになります。2つ折りの乗車券で開くと車両基地の検修庫から顔を出している車両が「飛び出す絵本」風にあしらわれています。この当時は現在の主力車両である2100形等の車両導入前ですので、その当時のラインナップもおぼろげながらわかるのではないかと思います。
 
さて、先日の豪雨で鬼怒川からは数キロ離れた場所にあると思われる関東鉄道常総線の車両基地にも、氾濫した水が流入してきました。関東鉄道ではこの危機を察知して、動かせる車両を取手駅や守谷駅など安全な駅へ避難させたようですが、それでも検査中であったり動かせなかった車両が車両基地内で被災しました。この車両基地は運行の要といえる施設ですので、検修庫内にも水が流入しておそらくは必要な設備が冠水するなどの被害が生じたと思われます。
 
未曾有の大災害となった9月9日~10日の大雨による被害、1日も早い復旧と沿線地域、そしてそこで生活する方々の復興を祈念するところです。

0130.【関東鉄道】関東鉄道常総線開業100周年記念乗車券・全駅入場券

9月9日~10日の大雨により、栃木県・茨城県・宮城県では河川の氾濫で水害が発生し、甚大な被害となりました。特に茨城県内の鬼怒川流域においては、家が流されたりするなどその被害状況は大変大きいものがあります。茨城県の鬼怒川沿いを運行している関東鉄道常総線も、その被害を受けました。ここに今から2年前に発売された開業100周年に関するアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :関東鉄道常総線開業100周年記念乗車券
 発行社局:関東鉄道
 発売日  :2013年11月--日
 値段   :1,000円
 シリアルNo.:0055
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今から2年前に開業100周年を記念して発売されたアイテム、まずは記念乗車券になります。台紙及び硬券乗車券に歴代の車両があしらわれているものになります。このアイテムも鉄道の日イベント会場で出店していた関東鉄道のブースで購入したと記憶しております。
 
そして、100周年記念として全駅入場券も発売されました。
 
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 名称   :関東鉄道常総線開業100周年全駅入場券
 発行社局:関東鉄道
 発売日  :2013年11月--日
 値段   :3,500円
 シリアルNo.:0039
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全駅入場券は、昭和17年に発行された沿線案内図の上に、現在の路線図を描いた透明シートをかぶせそのシート上に常総線全駅の硬券入場券がセットされているというものになります。
全駅入場券の台紙にも描かれている鬼怒川が氾濫を起こして常総線の線路が各地で冠水し、この記事作成時点でまだ水が引かない場所があり、車両についても車両基地に留置の車両は安全な取手駅や守谷駅などへ避難させたようですが、それでも車両基地が冠水する被害が発生しており、復旧の見通しは立っていないとのことです。
 
開業から100年以上が過ぎ、幾多の困難を乗り越えて今日まで来た常総線、1日も早い復旧と、沿線地域の復興と人々の生活の再興を祈念するところです。

0129.【小湊鐵道】小湊鐵道開業80周年記念乗車券

この路線は千葉県の房総半島の路線です。今年で開業90周年を迎えましたが、9月9日~10日の大雨で被災した路線になります。
 
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 名称   :小湊鐵道開業80周年記念乗車券
 発行社局:小湊鐵道
 発売日  :2005年3月--日
 値段   :1,000円
 シリアルNo.:0843
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小湊鉄道は、千葉県の市原市にあるJR内房線の五井から上総中野を結ぶ全線非電化のローカル線で、沿線には紅葉の名所である養老渓谷があり、里山の風景の中を走る路線として最近注目を集めているとともに、今年で開業90周年を迎えるに当たり、SLの形をしたディーゼル機関車とオープンデッキ風の客車を導入して観光列車をデビューさせようとしており、その車両が先日搬入されたとのことです。
このアイテムは、今から10年前に80周年を記念して発売されたものです。横浜で毎年開催される鉄道の日イベント会場にて小湊鉄道のブースで購入しました。
 
しかし、小湊鉄道は9月9日~10日の大雨で土砂流入等が発生し、里見~上総中野間が不通となっています。
里山の風景の中、そして海のイメージがある房総において山に入っていくという風景もあるところで被災した小湊鉄道、これからの紅葉シーズンを迎え養老渓谷への行楽客が訪れる路線、早期の復旧を祈念するところです。

0128.【野岩鉄道】会津鬼怒川線開業10周年記念乗車券

この路線も、9月9日~10日の大雨により被害を受けました。
 
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 名称   :会津鬼怒川線開通10周年記念乗車券
 発行社局:野岩鉄道
 発売日  :1996年10月--日
 値段   :480円
 シリアルNo.:0963
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会津鬼怒川線は、東武鬼怒川線の終点である新藤原から福島県に入って会津高原尾瀬口を結ぶ第三セクター会社の路線で、新藤原からは東武鉄道に、会津高原尾瀬口からは第三セクター会社である会津鉄道に乗り入れており、東武浅草から福島県の会津地方を結ぶルートを形成しています。
このアイテムは開業10周年を記念して発売されたアイテムですが、自分は後年に東武ファンフェスタ会場(南栗橋車両基地)で出店していた野岩鉄道のブースで購入しました。
 
さて、野岩鉄道会津鬼怒川線は、東京電力からの送電鉄塔が傾斜し送電線が断線したことにより、全線で停電状態になっており、また線路に土砂流入もありこの記事作成時点では、復旧の見通しが立っていないとのことです。栃木からさらに会津へ向かう路線である会津鬼怒川線、この路線の開業は沿線地域の悲願であったとされています。早期の復旧を祈念いたします。

0127.【東武】東武日光線開通80周年記念乗車券

9月9日~10日に発生した集中豪雨は東日本地域、特に栃木県や茨城県、宮城県では河川の氾濫により甚大な被害が発生しました。被害に遭われました皆様にお見舞いするとともに、今後1日も早い復興を祈念いたします。
 
この災害において、特に栃木・茨城県内においては鉄道においても多くの被害が発生し、この記事作成時におきましても不通区間が発生し運行ができない状況に陥っている線区があります。そこで、弊ブログにおきましては、これら被災線区にまつわるアイテムを公開することで、被災線区の早期復旧と沿線地域の復興、被害に遭われました皆様の1日も早い生活の再建を祈念することを目的としまして、これよりいくつか記事を作成いたします。つきましては、これら記事群について筆者の意図をご理解いただいたうえで、ご覧いただけますと幸いです。
 
まずは、基幹路線であり多くの名車が行き交った路線の佳節に発行されたアイテムです。
 
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 名称   :東武日光線開通80周年記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2009年10月1日
 値段   :5,000円
 購入箇所:東武日光駅
 シリアルNo.:0034
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2009年に開業80周年を記念して発行された記念乗車券、浅草から東武日光までの片道乗車券と、東武動物公園から先の日光線各駅からの乗車券合計27枚の硬券乗車券が台紙にセットされているというもので、台紙には日光線を彩った歴代の特急車両があしらわれています。このアイテムは浅草などの都内の駅での発売はなく、東武日光まで買い求めに行った記憶があります。
東武動物公園で分岐していくように見える東武日光線ですが、実質上は東武本線を形成する路線であり、それだけ名車が多くの観光客を乗せて行き交う路線であります。
 
さて先日の豪雨で東武日光線は、新鹿沼~下今市間で土砂崩壊や築堤崩壊などの被害が発生しました。東武鉄道ではこのほか鬼怒川線や宇都宮線でも土砂崩壊や橋梁流出などの被害が発生しており、日光線と鬼怒川線については1週間をめどの復旧させるとしていますが、宇都宮線については復旧までしばらくかかるようです。
これから紅葉シーズンを迎える日光、そこへいざなう東武日光線、沿線地域の皆様の足としての利用もあるこの路線の早期復旧を祈念するところです。

2015.09.04

0126.【南海】南海空港特急「ラピート」運転開始記念乗車券

1994年9月4日に開港した関西国際空港へ、JRとともにアクセスを担うことになったのが南海電鉄になります。南海では本線の泉佐野駅から空港線が分岐し、一つ目の駅りんくうタウン駅から先は、JR西日本の関西空港線と線路を共用し空港連絡橋を渡って関西空港駅に到着するという路線が誕生しました。南海電鉄では空港アクセス特急として、専用車両をデビューさせました。
 
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 名称   :南海空港特急「ラピート」運転開始記念乗車券(CD付乗車券)
 発行社局:南海電気鉄道
 発売日  :1994年9月--日
 値段   :1,600円
 購入箇所:難波駅
 シリアルNo.:007029
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南海電鉄では、関西空港特急として50000系を導入しました。「ラピート」という愛称がついたこの列車、お披露目時には大変大きな反響が上がり、特にその独特な前面形状は大変衝撃的なものを感じました。また側面も楕円形の窓が並ぶという独特なもので、関西空港開港と同時にデビューし注目を集めました。
 
このアイテムはCDが付属しており、その内容は空港特急に関するSEと世界に開かれた空港へ向かう列車をイメージした曲目演奏が収められています。またジャケット部分は50000系「ラピート」の解説が掲載され、その裏表紙に難波及び関西空港からの乗車券がついているという形態になります。
 
さて、ラピートデビュー記念アイテムはもう1種類発売されました。
 
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 名称   :南海空港特急「ラピート」運転開始記念乗車券(栞付乗車券)
 発行社局:南海電気鉄道
 発売日  :1994年9月--日
 値段   :800円
 購入箇所:関西空港駅
 シリアルNo.:3103
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もう1種類は、金属製の栞がついた片道乗車券がセットされたものになります。
 
これらアイテムは運転開始前から発売されており、栞付タイプについては難波では完売で、関西空港でまだ発売していたので購入することができました。

 

1994年9月4日、関西空港開港とともに運転を開始した南海空港特急「ラピート」、私も運転開始の日に早速難波→関西空港で乗車しまして、この車両のデザインとその速さを体感してきました。運転開始当時は1時間に2本設定されたラピートのうち、1本は難波から関西空港をノンストップで走る「ラピートα」という列車、もう1本は途中の新今宮・堺・岸和田・泉佐野に停車する「ラピートβ」として運転され、自分はノンストップ便に乗車しましたのでそのスピードを十分に体感したことになります。
 
衝撃のデビューから21年が過ぎました。今でも1時間に2本の設定は変わりませんが、ノンストップ便の「ラピートα」は平日の朝の関西空港行き数本と夜に難波行き数本の設定となり新今宮や天下茶屋、そして泉佐野・りんくうタウンにも停車するようになり、昼間はすべて「ラピートβ」として堺・岸和田にも停車する列車として運転されています。またここに来まして期間限定で特別仕様のラピートが運転されており、昨年は「赤いラピート」が、今年はLCC航空会社であるピーチエアラインとコラボレーションし「ハッピーライナー」としてピーチエアラインの飛行機と同じ外装で運転されました。今もなお南海電鉄のフラッグシップを担い空港特急として運転されている南海ラピートになります。

0125.【JR西日本】関西国際空港開港記念オレンジカード

関西国際空港開港を記念して、JR西日本ではオレンジカードの発売も行われました。
 
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 名称   :関西国際空港開港記念オレンジカード
 発行社局:西日本旅客鉄道
 発売日  :1994年9月4日
 値段   :各1,000円
 購入箇所:関西空港駅
 備考   :図柄は3種類(関空特急「はるか」・関空快速・関西国際空港俯瞰)
        3種購入した場合は台紙が付属
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関西国際空港開港を記念して発売されたオレンジカードになります。図柄は3種類あり基本はバラ売りですが、3種同時に購入しますと台紙がついてくるというものになります。
 
記念乗車券に記念入場券そして記念オレンジカードまで発売された、今から21年前の関西国際空港開港記念アイテムになります。

0124.【JR西日本】関西国際空港開港記念入場券(関空快速)

関西国際空港開港にあたり、JR西日本では特急列車の他に一般列車として快速列車も設定されました。こちらについても記念入場券が発売されました。
 
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 名称   :関西国際空港開港記念入場券(関空快速)
 発行社局:西日本旅客鉄道
 発売日  :1994年9月4日
 値段   :980円
 購入箇所:大阪駅
 シリアルNo.:0560
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関西国際空港へのアクセス列車で、一般列車として運転を開始したのが「関空快速」という列車になります。車両は関空快速用の車両として223系が用意されました。なお223系自体は関西空港開港前から阪和線内の快速などでも運転されていましたが、空港開港により活躍の場が広がったということになります。
関空快速は、大部分が天王寺より大阪環状線に直通して京橋駅始発とされました。このような運転方はすでに大和路線の大和路快速等ですでに運転されていましたが、大阪から先も途中駅には停車しないで京橋で折り返すという運転方法でした。また、運転開始当時は8両編成のうち6両が大阪駅方面に向かい2両は新今宮からそのまま大和路線に入ってJR難波発着として設定されました。JR難波駅は、もともとは湊町駅と称しておりましたが、関西空港開港に合わせてこの駅より関空快速が運転されることから知名度等も考慮してJR難波と改称されました。
と、いうことでこの記念入場券の駅は関西空港駅と大阪環状線内の停車駅である天王寺・新今宮・弁天町・西九条。大阪・京橋と、この列車のもう一つの始発駅であるJR難波駅のものがつづられております。なお、このアイテムは大阪駅で購入しましたが、JR難波駅での駅名変更関連のアイテムは発売されませんでしたので、この記念入場券が駅名変更を示すものとなります。
 
ということで、この列車も運転を開始してから21年が過ぎました。運転系統や停車駅は変遷がありましたが、現在ではJR難波発着の列車はなくなり、全列車が大阪環状線に直通し、大阪駅に到着後は普通列車としてそのまま大阪環状線を天王寺駅まで運転し、また編成も6両+2両から変遷のうえ4両+4両になり、天王寺・大阪~日根野間は和歌山行きの快速である「紀州路快速」と併結して運転されており、車両も223系の他225系も登場し併結運転も行っております。
 
関西国際空港へのアクセス快速である「関空快速」、そして和歌山を結ぶ「紀州路快速」として、現在も活躍している223系であります。

0123.【JR西日本】関西国際空港開港記念入場券(関空特急「はるか」)

1994年の関西国際空港開港に際しまして、JR西日本では記念入場券が数種類発売されています。それぞれ公開いたします。
 
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 名称   :関西国際空港開港記念入場券(関空特急「はるか」)
 発行社局:西日本旅客鉄道
 発売日  :1994年9月4日
 値段   :750円
 購入箇所:大阪駅
 シリアルNo.:0548
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JR西日本では、関西国際空港開港と同時に、京都~関西空港を結ぶ特急「はるか」号の運転を開始しました。車両も専用車として281系が用意されました。京都駅は山陰線ホーム脇30番線ホームから出発して、新大阪から貨物線に入るため大阪駅は通過となり、大阪環状線に入って天王寺から阪和線に入るといった、JR西日本の京阪神アーバンネットワークと呼ばれた路線網を駆使した運転方でも話題となりました。
このアイテムは、関西国際空港開港記念の一環で、特急はるかを前面に出したものです。入場券の駅も特急はるかの停車駅である関西空港と天王寺・新大阪・京都各駅の大人用・小児用が綴られているものになります。
自分はこの列車が通過する大阪駅で発売していたものを購入しました。また運転開始当日に関西空港→京都で早速乗車しました。
  
早いもので、この列車も運転開始から21年が過ぎました。281系によって現在も関西空港への特急列車として運転されています。もう関西圏のJR線でなじみの顔となったようです。

0122.【JR西日本】関西国際空港開港記念乗車券

今から21年前の1994年9月4日、日本初の24時間空港として、大阪府泉州沖の人工島に関西国際空港が開港しました。このアクセスを担うため、JR西日本では阪和線の日根野駅から空港に直結する関西空港駅まで、関西空港線が開港前に職員輸送等の利用も兼ねて開業しておりましたが、開港することになり各種アイテムが発売されました。まずは、空港開港を記念した記念乗車券になります。
 
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 名称   :関西国際空港開港記念乗車券
 発行社局:西日本旅客鉄道
 発売日  :1994年9月4日
 値段   :1,000円
 購入箇所:関西空港駅
 シリアルNo.:1643
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記念乗車券のデザインは、地球をイメージした丸型2つ折りで、広げると関西国際空港から飛行機で行くことができる世界各都市の代表的な建造物と、同じく関西空港駅からJRで行ける関西の主な建造物等がイラストで描かれているというものです。
 
日本初の本格的な24時間空港として、また国内線も国際線も乗り入れる空港として開港した関西国際空港、開港した日に別に飛行機に乗るわけではないのに、関西空港駅だけは訪れたという状況です。けれどもあの日は駅構内は大勢の人が訪れ、関心の高さがうかがわれましたが、もう20年以上が過ぎてしまったと感じた次第です。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。