0079.【名鉄】東西連絡線開通70周年記念入場券
先ほどの記事から派生しましたアイテムになります。名鉄の路線形成の要となる区間です。
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名称 :東西連絡線開通70周年記念入場券
発行社局:名古屋鉄道
発売日 :2014年8月9日
値段 :680円
購入箇所:名鉄名古屋駅
シリアルNo.:00089
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名鉄名古屋本線は、名古屋を境にかつては豊橋方を東部線、岐阜方を西部線と呼ばれていました。西部線は、1941年8月に新名古屋駅が開業し乗り入れましたが、東部線は神宮前が名古屋側のターミナル駅でした。そこで、東部線と西部線を結ぶ連絡線が建設されることになり、1944年9月に神宮前~新名古屋間の連絡線が開通し、両線は結ばれることになりました。ただ、この当時の連絡線は単線でかつ架線電圧が東部線が1500V、西部線が600Vであったため、金山駅で乗り換えとなっていました。西部線が1500Vに昇圧し直通運転を始めるのはこれより後になります。
この記念入場券は、東西連絡線区間の4駅(神宮前・金山・山王・名鉄名古屋)の硬券入場券が台紙にセットされた形になります。台紙には開業当時の新聞記事があしらわれていますが、1944年ですと戦時中という時代ですのでその見出し文に、その時代性を伺うことができるとともに、表紙には開業時の新名古屋駅付近の高架線の写真があしらわれていますが、この時代は資材不足ということもあったのか単線の木造橋梁であったようです。
この記念入場券発売日は、日本列島に大型台風が接近していたという日で、この記念入場券を購入後はさらに先へ旅行をする予定でしたがそのような事情のため、名古屋までは行ってこの記念入場券は購入したというものになります。名鉄名古屋駅で購入後は神宮前駅に移動して、この駅に設置されていた記念スタンプを台紙に押印しました。
戦時中の時代に東西がつながり、豊橋~岐阜がつながった名鉄、今ではこの区間は東部方面から西部方面へ主要列車が行き交う名鉄の要といえる区間になります。それだけに戦時中という時代背景があっても、その重要性は今日においてもいささか変わることはないでしょう。
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