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2015.08.01

0061.【小田急】箱根湯本直通30周年記念乗車券

今年で小田急の箱根湯本直通65周年を迎えました。今から35年前に発売された記念乗車券になります。
 
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 名称   :箱根湯本直通30周年記念乗車券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :1980年8月1日
 値段   :500円
 シリアルNo.:0688
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小田急の箱根湯本直通は、今から65年前の1950年8月1日より開始されました。この直通は大変多くの課題があり、その最たるものとして線路幅が小田急は1067mmであるところ箱根登山鉄道は1435mmであり、架線電圧も小田急は1500V、箱根登山鉄道は当時は600Vと異なっていましたが、線路は小田原~箱根湯本は三線軌条として、架線電圧は1500Vとして登山電車は複電圧仕様とするなど対応が行われました。この記念乗車券はそれから30年が過ぎた1980年に発売されたものです。
 
今から35年前の箱根湯本直通の様子、乗車券の化粧袋には三線軌条におけるポイント部のアップがあしらわれ、短冊型の乗車券3枚セットには1枚目は箱根湯本乗り入れ当時の様子、2枚目はこの当時箱根へいざなうロマンスカーとして運転されていた3100形NSEと登山電車との離合の様子で場所は風祭駅、3枚目は箱根・芦ノ湖の風景と新宿の高層ビル街と3100形NSEとこの時代急行列車で箱根湯本へ乗り入れていた通勤車2400形があしらわれたものになっています。
今から35年前に発売されました記念乗車券だけに、この当時のラインナップの一部が垣間見えるとともに、今となっては小田原~箱根湯本は小田急の車両しか運転されなくなり三線軌条も、車庫があるため入生田~箱根湯本の間に残るのみとなりました。それだけ35年という時の流れを実感できる記念乗車券であるように思えます。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

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  • 2010101700
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  • 2005032101
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    お断り>
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