カテゴリー「西暦1987年(昭和62年)発売」の9件の記事

2017.08.25

1058.【東武】東武東上線・営団有楽町線相互直通運転 和光市駅・志木駅間複々線完成 記念乗車券

今から30年前の1987年8月25日、この路線から都心への道が拓かれました。
 
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 名称   :東武東上線・営団有楽町線相互直通運転
                        和光市駅・志木駅間複々線完成 記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :1987年8月25日
 値段   :500円
 購入箇所:池袋駅
 シリアルNo.:6411
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1987年8月25日、当時の営団地下鉄有楽町線は営団成増(当時)~和光市間が開通、これにより東武東上線と相互直通運転を開始することになったことから、東武鉄道で発売されました記念乗車券になります。東武ではこの時和光市~志木間の複々線化も完成したことから、この記念乗車券の表紙には複々線区間を走行している車両をあしらい、開くと東上線沿線の案内とともに相互直通運転に使用される東武9000系と営団7000系の形式図と直通運転区間の路線図をあしらいました。この当時の営団有楽町線は、まだ新富町が終点でありました。
 
自分も直通運転開始時に池袋でこの記念きっぷを購入後、地下鉄有楽町線から和光市へ東武東上線に乗車した思い出があります。
 
都心への直通ルートが開かれた東武東上線、この時ダイヤ改正が行われ急行が和光市に停車するようになったのはこの時からであり、また和光市駅周辺はこの時代は駅周辺に畑が残っていたところでしたが、急速に発展しました。
 
そしてこの直通運転開始から本年で30年が過ぎました。この翌年有楽町線は新木場まで延伸しましたが、今では副都心線も開通し新宿三丁目を経由して渋谷へ、渋谷からは東急東横線にも乗り入れ横浜へみなとみらい線の元町・中華街まで直通運転を行うという30年前では想像がつかなかった運転形態になりました。もうそれだけの年月が流れました。

2017.08.14

1049.【江ノ電】開通85周年記念乗車券・入場券

江ノ電は1902年に藤沢~片瀬(現:江ノ島)が開通したのが始まりです。1987年、85周年を迎えて記念アイテムが発売されました。
 
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 名称   :開通85周年記念乗車券
 発行社局:江ノ島電鉄
 発売日  :1987年8月1日
 値段   :500円
 購入個所:
 シリアルNo.:1619
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記念乗車券は短冊型の4枚セットで、この時代の最新型車両である1501編成「サンライン号」をはじめとした車両があしらわれています。この時、現在極楽寺車庫で保存されている「タンコロ」108号が保存車両となったようです。
 
1987年の85周年では、記念入場券の発売もありました。
 
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 名称   :江ノ電開通85周年記念入場券
 発行社局:江ノ島電鉄
 発売日  :1987年8月1日
 値段   :700円
 購入個所:
 シリアルNo.:0000
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記念入場券は、江ノ電主要駅のD型硬券入場券にそれぞれの駅周辺の風景と車両をイラストであしらったものになりました。
 
これら記念きっぷは、使用期限後も江ノ電主要駅で発売されており、その際に入手しました。今から30年前の1987年当時の江ノ電のラインナップがおぼろげながらわかるのではないかと思います。

2017.05.28

0976.【西武】航空公園駅開業記念

我が国の航空発祥の地に開業した駅、当時の記念きっぷになります。
 
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 名称   :航空公園駅開業記念
 発行社局:西武鉄道
 発売日  :1987年5月28日
 値段   :400円
 購入箇所:
 シリアルNo.:0040
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1987年5月28日に、西武新宿線所沢~新所沢間に新駅として開業した航空公園駅、この地は我が国における航空発祥の地であり、航空記念公園が設けられその最寄駅として開設されました。
駅舎の外観は、1910年にこの地で初めて飛行した複葉機をモチーフとしたとのことです。
 
駅開設後周辺は大きく発展しました。そして本年で開業から30周年を迎えました。

2017.04.07

0889.【東急】新玉川線開通10周年記念入場券

今から40年前の4月7日はこの路線が開業した日になります。それから10年が過ぎた1987年に発売されました記念きっぷを公開いたします。
 
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 名称   :新玉川線開通10周年記念入場券
 発行社局:東京急行電鉄
 発売日  :1987年4月7日
 値段   :400円
 購入箇所:渋谷駅(新玉川線)
 シリアルNo.:6077
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今から40年前の1977年4月7日、東急新玉川線が開通しました。1969年まで国道246号玉川通りの路上を二子玉川園まで運行していた玉川線の代替として地下路線として開通しました。
 
開通から10周年を迎えて発売されました記念入場券になります。中間駅5駅の帯入り硬券入場券が手帳カバータイプの台紙にセットされています。入場券の帯はこれら駅の壁面タイルの色を表しています。またこの台紙は、同時発売のテレホンカードもセットできるようになっています。
 
新玉川線開業時には8500系が導入されました。開業当初は渋谷~二子玉川園の折返し運転でしたが、やがて二子玉川園から先は田園都市線へ、そして渋谷から先は地下鉄半蔵門線に直通運転を行うようになりました。
 
この記念きっぷ発売から30年、新玉川線開通から40年という時が流れました。

2017.03.31

0862.【国鉄】THE FINAL J.N.R. MEMORIAL TICKET

今から30年前の1987年3月31日、この日は長年にわたって運営してきた日本国有鉄道最後の日でした。この日の夜から翌日にかけて、国鉄から新生JRへ移行する瞬間を各テレビ局が特番で放送していた記憶があります。そして、各地においては記念きっぷ類も発売されました。私の手元には、水戸鉄道管理局で発売されましたアイテムがありますので、ここに公開いたします。
 
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 名称   :THE FINAL J.N.R. MEMORIAL TICKET
 発行社局:国鉄 水戸鉄道管理局
 発売日  :1987年3月1日
 値段   :1,540円
 購入箇所:藤代駅
 シリアルNo.:0888
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水戸局で発売されたいわゆる「さよなら国鉄」記念乗車券、水戸局においては1985年の科学万博記念乗車券以降、何度か発売された音が鳴る、光る等の仕掛けがなされた記念きっぷの集大成といえる内容で、この記念きっぷも開くと音が鳴る、SLのライト部に仕掛けられたLEDが光る、側面のボタンを押すと煙が出るという仕掛けがあります。この記念乗車券発売から30年が経過して、さすがにこれらギミックは動作しなくなってしまいました。この記念乗車券も東京から至近にある常磐線の藤代駅で入手しました。
 
国鉄分割民営化・JR発足という、日本の歴史を振り返っても大きな転機から30年になります。あの日それこそこれから日本の鉄道はどうなってしまうのだろうかと、まだ中学生であった自分も思ったことであり、その当時国鉄で働いていた職員の皆様方はなおさらその思いの中、国鉄最後に日もその翌日のJR発足日も、それこそいつもと変わらず列車の運行が行われていました。
 
あの日から30年、いつの間にかそれだけの年月が流れてしまった2017年3月になります。

0861.【国鉄】藤代駅橋上駅舎開業記念入場券

国鉄時代に音が鳴るなどの仕掛けを施した記念きっぷが多く発売された水戸鉄道管理局、この管内で発売された記念きっぷを買いに何度か訪れたことがある藤代駅は茨城県の常磐線取手から一つ目の駅で、東京方面からですと最も近いところにある水戸局管内の駅になります。この駅は国鉄末期の時代に駅舎を橋上化する工事が行われていましたが、民営化直前の1987年3月24日に完成、その際に記念入場券が発売されました。
 
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 名称   :藤代駅橋上駅舎開業記念入場券
 発行社局:国鉄 水戸鉄道管理局
 発売日  :1987年3月24日
 値段   :350円
 購入箇所:藤代駅
 シリアルNo.:1639
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橋上駅舎になったことを記念して発売されましたアイテム、新・旧駅舎及び駅周辺の名所をあしらったD型硬券入場券の3枚セットになります。無地のビニール製ケースに収められて発売されました。
 
この駅も橋上化から30年、そしてこのアイテムは自分が最後に現地で購入した国鉄発行の記念きっぷになります。

2017.02.01

0739.【国鉄】さよなら広尾線記念入場券セット・乗車券メモリーセット

今から30年前の1987年前後においては、国鉄の分割民営化(JR発足)に向けていろいろと変化があった時代になりますが、この当時多くのローカル線が営業を終了しています。一部は地方自治体が出資した第三セクター鉄道に転換したところもありましたが、廃線となりバスに転換された路線も多くあります。これは全国的な傾向でもありましたが、特に北海道においては利用客の減少等により採算が合わない路線が多く、この時期に廃線となった路線が多くありました。本日、ここに公開しました広尾線もこの時期に営業を終了した路線になります。廃線を迎えて発売されました記念きっぷが手元にありますので、ここに公開いたします。
 
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 名称   :さよなら広尾線記念入場券セット
 発行社局:国鉄 釧路鉄道管理局
 発売日  :1987年1月--日
 値段   :980円
 購入箇所:
 シリアルNo.:0693
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 名称   :さよなら広尾線 乗車券メモリーセット
 発行社局:国鉄 釧路鉄道管理局
 発売日  :1987年1月--日
 値段   :1,690円
 購入箇所:
 シリアルNo.:2168
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今から30年前の1987年2月1日の運行を最後に廃線となった広尾線、根室本線の帯広から南下して港町であった広尾を結んでいた路線でした。1929年に第1期区間が開通し1932年に全線開業しました。十勝平野の広大な台地を行く路線でありました。
 
この路線では1970年代に入り、ある駅で発売された乗車券が有名になりました。それは途中駅にある愛国駅から幸福駅までの片道乗車券が「愛の国から幸福へ」ということで、その後各地に広まった「縁起きっぷ」の発祥地となり知られるようになりました。
この路線ではこの他にも新生駅から大樹駅までの片道乗車券が「新生児が大樹のように育つ」ことを願う縁起きっぷとして知られるようになりました。
 
北の大地で運転されてきた広尾線でしたが、1987年2月1日の運転を最後に廃止されることになりました。これを記念して発売された記念きっぷ類になります。入場券セットはこの路線の有人駅の硬券がセットされ、乗車券セットには「愛国から幸福ゆき」「新生から大樹ゆき」の縁起きっぷを含む各有人駅までの硬券片道乗車券がセットされています。
これら記念きっぷですが、自分はこの時代まだ国鉄という全国組織であったことから東京駅構内にて出張販売していたところを見かけまして入手したものになります。JR発足直前、少しでも収益を上げようと北海道からはるばる東京まで出向いて、東京駅構内の場所を借りて発売していたというものになります。
 
この路線も本年で思い出になって30年という年月が流れました。一部駅では公園等として整備されているようですが、もう線路跡を辿るのは困難であるかと思います。また自分はいまだ帯広の地は踏んでおりません。いつの日か訪れてみたいと思っております。

2016.10.02

0625.【京王】高尾線開通二十周年記念乗車券

京王電鉄高尾線は1967年10月1日に開通しました。ここに今から29年前の1987年10月1日に20周年を迎えて発行されたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :高尾線開通二十周年記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1987年10月1日
 値段   :1,000円
 購入箇所:吉祥寺駅
 シリアルNo.:09144
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開通20周年を記念して発売された記念きっぷ、新宿駅や高尾線各駅からの硬券乗車券がセットされたものになっていますが、台紙の表紙6000系運転台部分には写真が貼れるようになっており、また開くと各駅の風景の写真部分にプリントした写真を挟み込めるようになっており、思い出アルバムとして使用できるという仕掛けがあるものになります。
 
1987年当時ですと7000系は登場していましたが、この当時は銀色前面であり優等列車は6000系が主力、そしてさすがにグリーン車は引退していましたが、5000系は初期の非冷房車もまだ健在であった時代になります。また高尾線の分岐駅である北野駅は高架化工事中という状況で、この記念きっぷにも完成予想図が描かれています。
 
この記念きっぷ発売後も京王では高尾線開業の佳節で25周年30周年で記念きっぷが発売されています。
 
2016年の今ではミシュランガイドで三ツ星の評価を得た観光地となった高尾山へいざなう京王高尾線、来年2017年で開通から50周年を迎えます。

2016.02.05

0310.【国鉄】パノラマ エクスプレス・アルプス完成記念入場券

かつて、このようなジョイフルトレインがあったことを皆さま、覚えておられますでしょうか?
 
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 名称   :パノラマ エクスプレス・アルプス完成記念入場券
 発行社局:国鉄 東京西鉄道管理局
 発売日  :1987年3月21日
 値段   :300円
 購入個所:原宿駅
 シリアルNo.:5251
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1987年3月、分割・民営化(JR発足)直前に登場したジョイフルトレインは、「パノラマ エクスプレス・アルプス」と名付けられた列車になります。165系電車を改造して誕生したこの車両は、前後の車両を展望車としたことが大きな特徴で、三鷹電車区に配属され中央線を中心に臨時列車や団体列車などに使用されました。
 
このアイテムは原宿駅で発売されました。この車両の完成記念の展示会が、この駅の代々木方にあります宮廷ホームで開催されたことによります。私もこの展示会に参加した思い出があります。
 
JR発足後も活躍してきた「パノラマ エクスプレス・アルプス」でしたが、2001年の夏の終わりを最後の引退しました。私はこの列車にはその時運転された臨時列車でようやく乗車することが叶いました。
 
この列車の登場から今年2016年で29年、引退から15年という年月が流れようとしています。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。