0920.【国鉄】中央線101系電車さようなら運転記念入場券
今となっては、活躍の日々が伝説の域に入ろうとしている車両なのかもしれません。
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名称 :中央線101系電車さようなら運転記念入場券
発行社局:国鉄 東京西鉄道管理局
発売日 :1985年4月29日
値段 :300円
購入箇所:交通博物館
シリアルNo.:5968
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国鉄101系電車は1957年に当初はモハ90系として中央快速線に導入され、以降量産車が増備され101系と称号変更され中央線快速の主力車両として高度成長の時代に活躍しました。
国鉄初の高性能車として、また外装は鮮やかなオレンジバーミリオンで登場しました。私も小学生のころになりますが、中央快速線でも乗車した記憶があります。
高性能車ではありましたが、1979年以降は老朽化が進んだこともあり、この路線に当時は「省エネ車」として脚光を浴びた201系により101系は置き換えられていきました。そして1985年3月、東北・上越新幹線の上野駅開業というダイヤ改正で中央快速線からは運用を離脱、そしてこの年の4月29日にさようなら運転が行われました。その際に発売されました記念入場券になります。新宿駅での発売になりますが、秋葉原にあった交通博物館でも発売され、この日はそちらの方へ行く機会がありましたので、交通博物館に寄って入手できたものになります。
中央快速線から101系がさようなら運転を行ってから32年という年月が流れました。この車両を置き換えた201系も今では姿を消しました。しかし、この車両にまとわれたオレンジバーミリオンの外装は、その後現在に至るまで中央快速線のラインカラーとして定着しました。
その後の国鉄車両の基礎となった101系、中央快速線での活躍の日々はもう昔日のことになってしまいました。