カテゴリー「西暦1983年(昭和58年)発売」の6件の記事

2017.07.05

1020.【国鉄】中央本線塩嶺ルート開通記念入場券

今ではメインルートとなった区間、開業時に発売されました記念きっぷになります。
 
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 名称   :中央本線塩嶺ルート開通記念入場券
 発行社局:国鉄 東京西鉄道管理局
 発売日  :1983年7月5日
 値段   :300円
 購入箇所:
 シリアルNo.:(2)2984
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今から34年前の1983年7月5日、中央本線においては長野県内で岡谷~塩尻間を短絡する新線が開通しました。途中にみどり湖駅が設けられ、みどり湖経由というルートとなりました。
 
岡谷~塩尻間は明治の時代に南へ辰野へ迂回するルートで開通しました。これは中央線の建設に際して伊那地方と木曽地方で誘致合戦があり、木曽方面のルートを採用した際に伊那地方出身の有力者により伊那地方の辰野まで線路を引き込んだという話が残っていますが、明治の時代に岡谷から塩尻に向けて直行しようとした場合塩尻峠の急峻があり、急こう配を避けるためにあえて辰野経由の迂回するルートを採ったと見るのが合理的ではないかと思われます。 
戦後輸送力増強とスピードアップのため、岡谷から塩尻へ塩嶺トンネルと命名された長大トンネルにより短絡するルートが開通することになりました。
 
塩嶺ルートと名付けられた区間が開業したことを記念して当時の国鉄新宿駅で発売された記念入場券になります。この記念きっぷは親戚筋からの頂き物になります。
  
1983年に当時の国鉄により発売されました記念きっぷになりますので、あしらわれている車両も国鉄特急色の183・189系の特急「あずさ」のほか、165系や115系山スカカラー車が登場しているところに、この時代の中央本線列車のラインナップが垣間見えます。このルートの開通により特急あずさ号は新宿~松本の所要時間が最大30分短縮されたという大きな効果がありました。
 
今では特急あずさ号が走行するメインルートとなっている中央本線の岡谷~塩尻間のみどり湖経由塩嶺ルートと呼ばれる区間、本年で開業から34年になります。

2017.04.25

0913.【小田急】新型車両8000形就役・開業時車両モハ1形復元 記念乗車券

本年で開業90周年を迎えた小田急電鉄では、その当時の車両が保存されています。1982年の開業55周年記念として、小田急で引退後熊本電鉄に譲渡されていた車両がかの地で廃車になったのに際して小田急に里帰りさせ復元されました。復元が完成した1983年に小田急においては新型車両が就役することになり、合わせた記念乗車券が発売されました。
 
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 名称   :新型車両8000形就役・開業時車両モハ1形復元 記念乗車券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :1983年4月--日
 値段   :500円
 購入箇所:
 シリアルNo.:00769
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小田急開業時車両のモハ1形復元と、この当時就役した新型車両8000形の記念乗車券になり、このアイテムは後年入手したものになります。
 
8000形は1983年に登場した通勤車で回生ブレーキを搭載した界磁チョッパ制御の車両になります。
 
このアイテム発売から34年が過ぎようとしています。8000形は現在でも全車両健在ですが、大多数の車両はVVVFに換装されました。今となっては小田急最後の鋼製車体の通勤車として活躍しています。またモハ1形については、喜多見車両基地の奥で保存されているとされており、かつて毎年鉄道の日時期に海老名車両基地でのイベントで展示されたことがあります。
 
小田急の歴史を伝えるモハ1形復元車と、今もなお活躍している8000形になります。

2016.10.02

0623.【京王】京王線特急運転開始20周年記念乗車券

さて、10月は京王においても節目となる事柄があった日になります。まずは1963年から運転を開始した特急列車、1983年に20周年の佳節を迎えて発売された記念きっぷになります。
 
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 名称   :京王線特急運転開始20周年記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1983年10月1日
 値段   :500円
 購入箇所:
 シリアルNo.:002980
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今から33年前の1983年に発行された京王線特急運転開始20周年記念乗車券、京王線の特急は1963年10月1日より運転を開始しました。過去を紐解きますとこれ以前にも休日ダイヤでハイキング特急として臨時運転されていたことはありましたが、現在の終日10~20分ヘッドで運転されるスタイルでの特急運転が始まったのが1963年になります。
 
このアイテムには特急として運転された車両、5000系・6000系があしらわれたものになります。ヘッドマークが別片で付属していますが、この時代に春・秋の休日ダイヤで運転されていたハイキング特急「陣馬」「高尾」、そして大晦日から元旦の終夜運転で設定された「迎光」のヘッドマークが、記念きっぷの5000系・6000系に着けられるようになっています。
このアイテムは後年に入手したものになります。
 
弊ブログでは以前、30周年の記念乗車券を公開しておりますが、今となっては5000系も6000系も思い出になってしまった2016年の京王線であります。

2016.10.01

0620.【西武】西武有楽町線新桜台・小竹向原間開通記念

今では重要な都心への直通ルートとなっている路線、しかし開通時はそれこそひっそりとしていたようです。
 
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 名称   :西武有楽町線新桜台・小竹向原間開通記念
 発行社局:西武鉄道
 発売日  :1983年10月1日
 値段   :300円
 購入箇所:
 シリアルNo.:2423
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1983年10月1日、西武鉄道に新路線が開通しました。西武有楽町線で、営団有楽町線の小竹向原から新桜台間の1駅1.2キロが開通しました。
 
西武池袋線の都心への直通ルートとなるべく開通した路線でしたが、この当時はほかの西武線とは接続しておらず、また西武線とは言えども営団有楽町線用の7000系が来るのみといった路線でした。
この記念きっぷは、後年に入手したものになります。
 
都心を目指して建設された西武有楽町線でしたが、新桜台から先は開通までかなりの時間を要しました。新桜台から池袋線の分岐駅となる練馬まで開通したのは1994年12月と10年以上経過し、さらに池袋線と直通運転を開始したのはそれから4年後の1998年3月のことになります。
その後は池袋線から都心への直通ルートとして発展を遂げ、2008年には新宿三丁目・渋谷に向かう副都心線も開通しその重要性は増しました。副都心線は2013年に東急東横線との直通運転も開始しましたので、今や西武池袋線から都心へ、副都心渋谷へ、横浜へも結ぶルートとして活気を見せている開業から33年が過ぎた2016年の西武有楽町線であります。

2015.12.23

0252.【東京都交】都営新宿線船堀開通記念乗車券

1980年に新宿まで開通した都営新宿線、それから3年後の1983年、今度は東側へ1駅延伸しました。
 
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 名称   :都営新宿線船堀開通記念乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :1983年12月23日
 値段   :380円
 シリアルNo.:0456
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1983年の本日12月23日、都営新宿線は東大島から1駅、荒川にかけられた鉄橋を渡り船堀駅まで開通しました。
これを記念して発売されたアイテムになります。このアイテムも後年に入手したものです。
 
荒川を渡って江戸川区に乗り入れた都営新宿線、船堀駅にはバスターミナルが整備されこの地域の拠点になりました。それから2015年で32年、早くもそれだけの時が流れました。

2015.08.14

0083.【南海】新「こうや号」運転記念乗車券

南海高野線は、高野山に向かう観光路線という性格もあります。この路線で運転されている特急列車は30000系「こうや号」です。この車両の運転開始記念乗車券も手元にありました。
 
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 名称   :新「こうや号」運転記念乗車券
 発行社局:南海電気鉄道
 発売日  :1983年6月26日
 値段   :640円
 シリアルNo.:3354
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現在特急「こうや」として活躍している30000系は1983年に4両編成2本が導入されました。今でも特急「こうや」として難波~極楽橋で運転されているほか、途中の橋本までを結ぶ特急「りんかん」としても運転されています。
  
この記念乗車券も後年、毎年10月に日比谷公園で開催される鉄道の日フェスティバル会場に出店していた南海電鉄のブースで購入したアイテムではないかと思います。
 
登場から32年が過ぎてもなお特急「こうや」として活躍している30000系、置き換えという話は出ていないようですので、まだまだ活躍することでしょう。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。