2025.04.15

1589.【西武】武蔵野鉄道開業110周年記念乗車券

西武鉄道の本流といえる路線、開業から110周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :武蔵野鉄道開業110周年記念乗車券
 発行社局:西武鉄道
 発売日  :2025年4月15日
 値段   :1,500円
 購入箇所:石神井公園駅
 シリアルNo.:01336
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2025年4月15日で、武蔵野鉄道開業から110周年を迎えました。現在の西武鉄道池袋線で、1915年4月15日に池袋~飯能が蒸気機関車牽引による鉄道として開業しました。幾多の鉄道会社が合併して成立した西武鉄道ですが、池袋線を開業させた武蔵野鉄道が本流となっています。

110周年を迎えて発売されました記念乗車券は、磁気カードタイプの西武全線1日フリー乗車券が台紙にセットされているもので、大正時代から現在までの池袋線で活躍した車両をあしらいました。台紙の表紙にイラストで描かれている車両は1922年の池袋~所沢間電化に際して武蔵野鉄道が導入したデハ100形式電車、1日フリー乗車券にイラストであしらわれている車両は武蔵野鉄道としては最後の導入車両となるモハ5570形式電車とのことです。

 

現在池袋線では、武蔵野鉄道時代の車両の外装となった新2000系が運転されています。この編成は2023年に西武鉄道創立110周年記念トレインとして運転を開始した編成になります。本日も茶色外装で運転されています。そして110周年を迎えた池袋線では、新型車40000系の増備が進んだことから西武の車両をイメージする黄色車両が風前の灯状態であるとのことです。今では秩父へそして地下鉄に乗り入れ新木場・渋谷、そして東急線・みなとみらい線横浜方面へ直通運転を行っている池袋線、110年の佳節でまた時代が変わりつつあるようです。

2025.04.10

1588.【相鉄】いずみ中央駅開業35周年記念入場券セット

横浜のニュータウンの中心部に路線が延伸して35年が過ぎました。

 

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 名称   :いずみ中央駅開業35周年記念入場券セット
 発行社局:相模鉄道
 発売日  :2025年4月4日
 値段   :1,000円
 購入箇所:きっぷと鉄こもの(Web販売)
 シリアルNo.:0070
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 横浜市泉区のニュータウンを結ぶ相鉄いずみ野線、今から35年前の1990年4月4日に、いずみ野からいずみ中央まで1駅延伸しました。それから35周年を迎えて発売されました記念入場券セットになります。いずみ中央駅の駅ナンバリング番号がSO35であることからそれにちなんでにもなります。この記念入場券セットは、2025年4月4日よりいずみ中央駅の他山口証券印刷が開設しているWebサイト「きっぷと鉄こもの」でも発売されましたので、自分はWebサイトにて購入し先日手元に届きました。

 いずみ中央駅は駅名が示しますように横浜市泉区の中心に位置し、泉区役所の最寄り駅となっています。1999年の湘南台延伸までは終点だった駅になります。

 

 本年2025年で開業から35周年を迎えた相鉄いずみ野線のいずみ中央駅、この間に仙台でそして大阪で「いずみちゅうおう」と称する駅が開業しており、この記念入場券は各地にある「いずみちゅうおう」駅がコラボレーションした記念入場券になっています。

 仙台においては仙台市地下鉄南北線で1992年に延伸し「泉中央」駅が開業しています。南北線北の始発駅でこの駅周辺に仙台市泉区役所があるとのことです。

 大阪においては、南海電気鉄道泉北線に「和泉中央」駅があり、1995年4月1日に延伸開業し本年2025年4月1日で30周年を迎えた駅となります。南海電鉄泉北線は泉北ニュータウンへのアクセス路線を運営するために、大阪府などが出資した第三セクター会社である大阪府都市開発により第1期区間が南海高野線中百舌鳥から開業、開業時から南海高野線と直通運転を行っており、開業時から「泉北高速鉄道」として運営されてきました。その後泉北ニュータウンの開発が進むに伴い路線を延伸し、1995年4月1日に和泉中央まで延伸しています。2014年になりますと大阪府出資の第三セクター会社から南海電鉄の子会社となり、この時から社名が「泉北高速鉄道」となりました。そして本年2025年4月1日、泉北高速鉄道は南海電気鉄道に吸収合併となり路線も南海泉北線となり、ここでも歴史的な転換を迎えた路線となりました。

 

相鉄いずみ野線いずみ中央駅開業35周年を記念して3社の「いずみちゅうおう」駅コラボレーションとなった記念入場券、各社局の硬券がセットされており相鉄では12000系といずみ中央駅開業時にはまだ現役であった6000系・開業時の駅名標、南海では泉北線から難波へ直通する座席指定特急「泉北ライナー」車両が、仙台市地下鉄では昨年から南北線に登場した新型車3000形がD型硬券にあしらわれており、各社局の「いずみちゅうおう」駅の写真が台紙にあしらわれています。なおきっぷについて仙台市地下鉄の泉中央駅については記念券で入場券等の効力はありません。

 

開業から35周年を迎えた相鉄いずみ野線いずみ中央駅、この駅の開業記念乗車券について過去記事にて公開しております。35年前の開業記念乗車券は後年になり入手しましたが、自分はいずみ中央駅を訪れたのは開業から半年以上過ぎてからで、この時はデビュー間もない8000系に乗車していずみ中央に到着しました。いずみ中央開業時の相鉄の最新型車は新7000系で、この記念入場券にあしらわれている旧6000系・新6000系がまだまだ現役という時代でした。今となっては6000系や7000系は姿を消し、8000系からも廃車が発生している状況で、外装もYOKOHAMA NAVE BLUEとなり、この駅にも新横浜駅経由で東京方面への直通列車が停車するようになったという、35年の時の流れの中で相鉄も大きく変化したことを改めて感じた次第です。

2025.04.01

1587.【京成】松戸線開業記念乗車券

2025年度の始まり4月1日を迎えました。本日、歴史的な転換を迎えた路線になります。

 

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 名称   :松戸線開業記念乗車券
 発行社局:京成電鉄
 発売日  :2025年4月1日
 値段   :1,000円
 購入箇所:日暮里駅
 シリアルNo.:0286
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本日歴史的な転換となった路線は、京成電鉄松戸線になります。昨日までは新京成電鉄であった路線でしたが、本日2025年4月1日で新京成電鉄は京成電鉄に吸収合併となり、新京成電鉄の路線であった松戸~京成津田沼は京成電鉄松戸線となって新たなスタートを切りました。

 

松戸線となったことを記念して発売されましたアイテムになります。京成電鉄に引き継がれることになった80000形と京成3000形を表紙として、裏表紙は京成松戸線の路線図をあしらい、内面は京成の路線となり松戸線となった駅の様子や車両をあしらった台紙に、松戸線主要駅(松戸・八柱・新鎌ヶ谷・北習志野・新津田沼)からの硬券乗車券5枚がセットされています。

この記念乗車券は松戸線の駅だけでなく京成主要駅でも発売され、自分は日暮里駅にて入手しました。

 

78年の歴史を歩んできた新京成電鉄は、本日2025年4月1日で京成電鉄に吸収合併となり新京成電鉄という会社はなくなりました。本日は京成グループのバス会社においても大幅な再編が行われました。その他関連会社も含めまして「新京成」と付く会社は、すべてなくなってしまいました。電鉄に戻りますと、京成松戸線になるにあたり本日の初電までに駅の看板等はすべて京成仕様に変更になりました。車両については当面ピンク色の外装で運転されますが、こちらも順次京成車両と同じ配色に変更されることになっています。

 

鉄道会社の吸収合併という出来事を目の当たりにすることになった2025年度初日、時代の転換がこうして訪れました。

1586.【北総】印西牧の原駅&9100形デビュー30周年記念硬券セット

千葉ニュータウンへのアクセス路線である北総線、路線延伸及び今となっては北総線唯一のオリジナル車両のデビューから30周年を迎えました。

 

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 名称   :印西牧の原駅&9100形デビュー30周年記念硬券セット
 発行社局:北総鉄道
 発売日  :2025年4月1日(先行発売:2025年3月22日)
 値段   :1,000円
 購入箇所:印西牧の原駅先行発売会場
 シリアルNo.:0061
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今から30年前の1995年4月1日、当時の北総・公団線は千葉ニュータウン中央から1駅印西牧の原駅まで延伸しました。この時より当時の住宅都市整備公団により9100形がデビュー、「C-Flyer」と命名されたこの車両は一部クロスシートの座席と登場時はカード式の公衆電話が車内に設置されておりました。印西牧の原開業時に2編成導入後、2000年の印旛日本医大まで延伸時に1編成増備され、その後は特殊法人改革の影響や事業者の変遷等により現在は千葉ニュータウン鉄道保有車両となっており側面には「北総鉄道」のプレートが付いております。

印西牧の原駅開業と9100形デビュー30周年を迎えて発売されました記念乗車券になります。開業時の印西牧の原駅に停車している9100形を表紙として、内面を建設時及び開業間もない頃の印西牧の原駅の様子と3本並んだ9100形の写真をあしらった台紙に、印西牧の原からの硬券乗車券が3枚セットされています。開業30周年を前に2025年3月22日印西牧の原駅特設会場で先行発売が行われ、本日2025年4月1日より北総線主要駅で発売されました。自分は2025年3月22日に開催された先行発売にて入手しました。開業から30年が過ぎ、この記念きっぷの写真にあしらわれているコスモス畑は大規模な商業施設になっていました。

 

北総・公団線が印西牧の原へ延伸した30年前の1995年4月1日、自分は早速北総線に乗車し開業したばかりの印西牧の原駅を訪れており、この時発売されました記念乗車券を入手しており過去記事にて公開しております。

更にこの当時の自分が採った行動として、印西牧の原駅を訪れた後は新鎌ヶ谷まで戻り、新京成電鉄経由で京成津田沼で乗り換え京成千葉線経由で同じ日に開業した千葉急行電鉄の終点ちはら台へ向かったという思い出があります。あの日から30年、千葉急行電鉄はすでに無く京成電鉄千原線となっており、そしてこの時新鎌ヶ谷で乗り換えた新京成電鉄は本日2025年4月1日で京成電鉄に吸収合併となり、京成松戸線として新たな出発となりました。

 

開業時駅周辺は何もなかった印西牧の原駅、それから30年が過ぎて駅周辺が発展したことと合わせて9100形「C-Flyer」のデビューからも30年が過ぎ、それだけ齢を重ね時代が変化したことを思った次第です。

2025.03.21

1585.【西武】川越鉄道開業130周年記念乗車券

この路線は、在京の現存する私鉄路線において最古の歴史を誇ります。開業から130周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :川越鉄道開業130周年記念乗車券
 発行社局:西武鉄道
 発売日  :2025年3月21日
 値段   :1,000円
 購入箇所:国分寺駅
 シリアルNo.:2715
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開業から130周年を迎えた路線は、西武鉄道の国分寺線と新宿線東村山~本川越間になります。川越鉄道として本川越までの開通130周年を迎えた2025年3月21日より川越鉄道時代からの7駅で発売されました。内容は「130周年の歴史を感じる特別な旅へ」をテーマに、川越鉄道時代のSLと新宿線系統で主力として活躍した2000系を表紙とし、内部は川越鉄道から西武鉄道に至るまでの写真をあしらった台紙に、同じくかつての車両をあしらった川越鉄道時代からある7駅からのD型硬券乗車券がセットされています。

また、この記念きっぷ発売に合わせまして、川越鉄道沿線各市(東京都国分寺市・小平市・東村山市、埼玉県所沢市・狭山市・川越市)在住の方より募集したデザインによる開業130周年ヘッドマークを着けた列車が新2000系で新宿線や国分寺線で運転されている他、川越鉄道として開業した駅を巡るスタンプラリーも開催されています。

 

130周年を迎えた西武新宿線と国分寺線、その歴史は城下町として栄えた川越に鉄道を敷設する機運が高まり、川越鉄道が設立されるところから始まります。1894年12月に国分寺~久米川仮駅間が開通し途中に小川駅が開業、そして1895年3月21日に久米川仮駅から川越(現:本川越)間が開通し途中に所沢・入曽・狭山市(開業時は入間川)が開業し全通となりました。このとき久米川仮駅は廃止となりますが、それから5か月後に当時の位置から国分寺方の場所に東村山駅が開業します。川越鉄道は現在のJR中央線を開業させた甲武鉄道の関連会社として設立され、川越から国分寺経由で東京方面への直通列車も運転されていたとことです。その後甲武鉄道は国有化されたことから国分寺経由で東京方面の直通運転は中止となり、独自で東京方面への路線を模索するようになります。

川越鉄道は1920年に武蔵水電という電力会社に合併しこの会社が合併され帝国電灯となった際、武蔵水電が合併した他鉄道路線と合わせて(旧)西武鉄道として分離します。(旧)西武鉄道により高田馬場~東村山を結ぶ村山線が1927年に当時から電化で開業し、この時東村山~川越間が電化され村山線が川越へ直通運転を行うようになって、国分寺からは東村山で折り返しとなりました。(旧)西武鉄道は、1945年に武蔵野鉄道に合併され、西武農業鉄道と社名を改め1946年に社名を現在の西武鉄道と称するようになります。1952年に高田馬場から西武新宿へ延伸した際に西武新宿~本川越(1940年に川越から改称)を新宿線とし、国分寺~東村山間を国分寺線とする現在の路線名称となりました。

 

新宿線はその後幹線として複線化など輸送力増強が行われ、1993年には西武新宿~本川越でニューレッドアローによる特急「小江戸」号が運転を開始しています。

国分寺線は、その後も一部複線区間があるもののほぼ単線ではありますが、沿線の宅地化が進むとともに学校の立地もあり多くの利用がある路線となっており現在は新2000系6両編成で運転されています。全列車東村山折り返しとなっていますが、かつては競輪開催日に東村山から西武園へ直通する列車があり2000年代に入り東村山から新所沢・本川越方面へ直通する列車の設定がありましたが、これらの運転は中止となっています。これは東村山駅が現在高架化工事中で直通運転ができない状態であるためで、高架化が完成した暁にはこれら直通運転の再開はあるのではないかと思います。

 

開業130周年を迎えた川越鉄道・新宿線の東村山~本川越間と国分寺線。新宿線では本川越へ運転されている特急「小江戸」号については現在もニューレッドアロー10000系で運転されていますが、先日発表されたリリースによれば2026年度にライナータイプの車両に置き換えられ運行体系も変更することが明かされました。一方国分寺線においては、現在でもおなじみの黄色車両の新2000系で運転されておりますが、間もなく2025年5月頃より新型車8000系が導入されます。8000系は西武鉄道が進める省エネルギー車両の早期導入のため、小田急電鉄より8000形を譲受して「サステナ車両」として国分寺線で運転を始めます。また先述しましたとおり、新宿線と国分寺線が接続する東村山駅は現在高架化工事中で本年2025年6月頃に新宿線の下り線が高架に切り替わるとのことで、すべての線路の切り替えは2027年度を予定しているとのことです。

 

今から130年前に川越に初めて開通した鉄道、その後西武鉄道の路線となって130周年の節目を迎え、さらに時代が変わろうとしています。

2025.03.09

1584.【アルピコ】ありがとう3003-3004 記念フリー乗車券・記念入場券

アルピコ交通上高地線で運転されてきた3000形、最後の編成が定期運行を終えることになりました。

 

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 名称   :ありがとう3003-3004 記念フリー乗車券・記念入場券
 発行社局:アルピコ交通
 発売日  :2025年3月9日
 値段   :1,600円
 購入箇所:波田駅

 シリアルNo.:0413
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アルピコ交通上高地線で最後まで残っていた3000形は3003・3004号車になります。京王井の頭線3000系の譲渡車で、この編成は3003号車はデハ3108、3006号車はデハ3058といずれも中間車からの改造になります。1999年に上高地線で運行を開始し今日まで運転されてきましたが、20100形の増備に伴い本日2025年3月9日の運行を最後に定期運用が終了となります。

 

この編成についてですが、京王時代の1988年頃に踏切事故に遭い、渋谷方先頭であったクハ3758(この車両は上毛電気鉄道モハ712として現存)とともに車体修復がなされたため京王3000系で3020F以降の編成にみられる軽量車体と呼ばれるドア・窓上に水切りがない・窓下コルゲートが1本少ないという車体になっています。上高地線にやってきた際は白車体にALPICOダイナミックストライプの外装でデビューしましたが、2017年に実施されたデスティネーションキャンペーンに合わせてかつて上高地線で運転されていたモハ10形の外装に変更されました。

2021年に発生した集中豪雨の影響により、上高地線は西松本~渚間にある田川橋梁が橋脚が傾くという被害が生じ、松本~新村間が不通となりその後不通区間は松本~渚間に短縮されたものの、3003・3004号車は復旧まで不通区間の松本駅に取り残されてしまいました。2022年6月に田川橋梁の復旧が完了し全線で運転再開となりましたが、この前段の2022年3月に新型車である20100形がデビューしたため3003・3004号車は引退の予定でした。ところが2022年7月に3001・3002号車が落雷の影響で稼働不可となってしまい同年11月に廃車となったことから、3003・3004号車は延命されることになりました。その結果、最後まで残った3000形となりました。

 

3003・3004号車引退に合わせて発売されました記念乗車券になります。2022年の全線開通100周年のヘッドマークを着けた3003・3004号車の奈良井川橋梁(渚~信濃荒井)を走行しているシーンをあしらった台紙に、3003・3004号車引退のエンブレムをあしらったD型硬券による「上高地線電車1日フリー乗車券」と新島々駅の硬券入場券がセットされています。

定期運行最終日となった本日、3003・3004号車は朝時間帯で定期列車として運転されたのち、松本~新島々を3往復及び新島々→新村を急行「ありがとう3000形」号として運転、通常の乗車券のみで乗車可能で途中新村と波田に停車(最終の新島々発新村行きでは波田は通過)で運転されました。前後にはヘッドマークが着けられ各駅にも3000形引退のポスターが貼られましたがそれらデザインは、2011年に京王井の頭線で最後の3000系が引退を迎えた際に掲げられたヘッドマークやポスターをオマージュしたものでありました。自分は午前中の急行「ありがとう3000形」1号に松本から新島々まで乗車し、途中停車時間があった波田でこの記念乗車券を入手しました。その後は松本に戻りながら森口駅及び奈良井川橋梁にて最後の3000形3003・3004号車を撮影しました。

 

1999年から2000年にかけて上高地線にやってきた京王3000系、この路線で3000形として運転されましたが、本日2025年3月9日で定期運行は終了となりました。その後はイベント運行などはあるかもしれませんが、間もなく廃車となると思われます。3000形活躍の間で21世紀を迎え、2011年には社名が松本電気鉄道からアルピコ交通に変更となるという時代で運転されました。2021年の集中豪雨による被害からも立ち直った上高地線で活躍した3000形、終焉を迎えました。

2025.03.08

1583.【東武】80000系就役記念乗車券&卓上カレンダー

東武アーバンパークラインに登場した新型車両、デビュー記念きっぷが発売されました。

 

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 名称   :80000系就役記念乗車券&卓上カレンダー
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2025年3月8日
 値段   :2,000円
 購入箇所:池袋駅
 シリアルNo.:2239
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乗車券部表面

 

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乗車券部裏面

 

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カレンダー部(表面・裏面)

 

本日より、大宮~春日部~柏~船橋と走行する東武アーバンパークラインにおいて、新型車両となる80000系がデビューしました。本日2025年3月8日は80000系出発式が野田市駅で開催され、この式典参加を含めたツアー列車として七光台~野田市で運転されたとのことです。

80000系デビューにあたり発売されました記念きっぷになります。東武アーバンパークラインに限らず本線系統及び東上線系統の主要駅で発売されました。この記念きっぷは2025年4月から2026年3月までの卓上カレンダーが付属しており、カレンダー部にも80000系の写真があしらわれています。またこの記念きっぷには東武の列車をあしらったポストカードも12枚付属しました。

 

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記念きっぷ(卓上カレンダー付)とセットされたポストカード(右)

 

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付属したポストカード

 

付属したポストカードは「スペーシアX」や70090型、200系「りょうもう」、「DL大樹」、8000系などの通勤車、50090型があしらわれました。これらポストカードについても、この記念きっぷの卓上カレンダーと同様に飾れるようになっています。

 

デビューした80000系は東武アーバンパークラインで運転される車両で、編成中に「たのしーと」と命名された子供向けの空間が設けられた車両が連結されています。また80000系は5両編成で登場し、今後東武アーバンパークラインは現在の6両編成から順次5両編成に減車されることになっています。この車両で東武アーバンパークラインに残る8000系や10000系列を置き換えます。またこの路線には2013年に60000系が入線し活躍していますが、60000系については5両編成化改造が行われ、外された1両は新造される80000系に組み込むことになっております。

 

運行を開始した東武80000系、ひな人形の町として知られる岩槻・醤油の産地として知られる野田・梨の産地としても知られる鎌ケ谷を通り、大宮・春日部・柏・船橋と拠点駅を結ぶ東武アーバンパークラインでの活躍が始まりました。

2025.03.07

1582.【名鉄】2000系デビュー20周年記念乗車券

今日の名鉄のフラッグシップを担う車両、デビューから20年が過ぎました。

 

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 名称   :2000系デビュー20周年記念乗車券
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :202521
 値段   :1,000
 購入箇所:名鉄名古屋駅サービスセンター
 シリアルNo.00244

 備考  :デザインは2種類あり
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箱底面に乗車券

 

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箱に格納される台紙(裏面)

 

今日の名鉄のフラッグシップを担っている車両は2000系で「ミュースカイ」と呼ばれる車両になります。2005年1月空港線開業と同時に中部国際空港~名鉄名古屋・名鉄岐阜・新鵜沼で全車特別車の快速特急として運転を開始、神宮前~中部国際空港間はノンストップで運転し名鉄名古屋~中部国際空港の所要時間は最速28分で運転されます。白をベースとし扉部分を青とした外装・前面にはポリカーボネートを用いて空港へのアクセス列車をイメージしたものになりました。登場時は3両編成で2本つないで6両編成での運転もありましたが、大変好評であったことから2006年には中間車を1両増結して4両編成になり2本つないで8両編成の運転も行われています。デビューした2005年にグッドデザイン賞、翌2006年には鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。2009年からは2000系を使用した列車の種別が「ミュースカイ」と案内されるようになり今日まで名鉄のフラッグシップトレインとして運転されています。その後キャラクターやタイアップ企画で各種ラッピングされた姿で運転されたことがあり、昨年2024年には名鉄創業130周年を記念して1編成外装を反転させた特別編成「ブルーミュースカイ」が登場しています。この編成はこの記事作成時点においても運転中とのことです。

 

こうしてデビュー20周年を迎えて発売されました記念きっぷになります。この記念きっぷは202521日に中部国際空港駅にて開業20周年を記念したイベント会場で発売されたのち、2025225日より名鉄名古屋駅サービスセンターでの発売が開始されました。20001号車をかたどった箱の底面に乗車券があり箱の中に2000系の諸元等が記載された台紙が丸まった状態で格納されておりました。なお、乗車券になっている箱の外装は2種類存在し弊ブログでは入手した通常塗装バージョンを公開しております。この記念きっぷには創業130周年記念で登場した「ブルーミュースカイ」反転塗装バージョンのものも発売されました。

また、この台紙の表面は中部国際空港駅をかたどったイラストになっており、乗車券の箱を置いて楽しめるようにもなっています。

 

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台紙(表面)

 

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台紙に記念きっぷの箱を置いた状態

 

空港線開業と同時に運転を開始した2000系「ミュースカイ」、名鉄のフラッグシップ車両として運転されています。自分は空港線が開業した日に「ミュースカイ」に早速乗車した思い出があり、その際に名鉄名古屋駅で発売されたデビュー記念乗車券等を買い求めており弊ブログの過去記事にて公開しております。

2000系「ミュースカイ」がデビューした2005年、名古屋では中部国際空港の開港とともに国際博覧会の開催もあり大いに盛り上がっていたという時代でした。「ミュースカイ」に早速乗車し、包まれた熱狂を体感したあの日から、早くも20年という年月が流れてしまいました。 

1581.【名鉄】2200系デビュー20周年記念乗車券

名鉄特急列車の主力車両、デビューから20年が過ぎました。

 

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 名称   :2200系デビュー20周年記念乗車券
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2025年2月1日
 値段   :1,000円
 購入箇所:名鉄名古屋駅サービスセンター
 シリアルNo.:00243

 備考  :デザインは2種類あり
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箱底面に乗車券

 

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箱に格納される台紙(裏面)

 

デビュー20周年を迎えた名鉄特急車両は2200系になります。豊橋・中部国際空港方2両は特別車、岐阜方4両を一般席車とした6両編成で、2005年1月の空港線開業と同時に中部国際空港~名鉄岐阜で運転される一部特別車の特急としてデビューしました。2年後の2007年になりますと「特急政策の見直し」により増備がされ空港系統の他名古屋本線及び犬山線などの特急として運転され、全車特別車の1000系を置き換えました。合わせて、一般席車のみの4編成も導入され全車特別車編成であった1600系から改造された1700系と組んだ編成も登場しました。外装は同時にデビューした2000系「ミュースカイ」に合わせるも名鉄の伝統カラーというべき赤を基調とした白い車体で、特別車には扉部分に1,2と号車表記を大きくレタリングされていたのも特徴でした。

その後2015年になりますと外装が変更となり特別車の号車表記はなくなり、窓下にも赤のラインが入るという現行のものに変更となりました。こののち1200系パノラマスーパーのうち1230番代と呼ばれる7500系の電装品を再使用して導入された車両の置き換えで増備がなされたのち、2019年から2020年にかけて特別車が8両増備され1700系の特別車を置き換えました

 

こうしてデビュー20周年を迎えて発売されました記念きっぷになります。この記念きっぷは2025年2月1日に中部国際空港駅にて開業20周年を記念したイベント会場で発売されたのち、2025年2月25日より名鉄名古屋駅サービスセンターでの発売が開始されました。2200系1号車(特別車)をかたどった箱の底面に乗車券があり箱の中に2200系の諸元等が記載された台紙が丸まった状態で格納されておりました。なお、乗車券になっている箱の外装は2種類存在し弊ブログでは入手した旧塗装バージョンを公開しております。この記念きっぷには現行塗装バージョンのものも発売されました。

また、この台紙の表面は中部国際空港駅をかたどったイラストになっており、乗車券の箱を置いて楽しめるようにもなっています。

 

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台紙(表面)

 

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台紙に記念きっぷの箱を置いた状態

 

空港線開業と同時に運転を開始した2200系、名鉄特急の主力車両として運転されている車両。自分は空港線が開業した日に特急で運転されてた2200系に早速乗車し、その後名鉄を訪れた際も名古屋本線や犬山線などの特急で乗車したことがあります。デビューから早くも20年が過ぎました。

2025.02.28

1580.【新京成】新京成電鉄 全駅COMPLETE入場券

吸収合併目前、新京成電鉄として最後となる企画・記念きっぷが発売されました。

 

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 名称   :新京成電鉄 全駅COMPLETE入場券
 発行社局:新京成電鉄
 発売日  :2025年2月28日(先行発売2025年2月16日)
 値段   :5,000円
 購入箇所:新津田沼駅先行発売会場(イオンモール津田沼店新京成側アトリウム2階 )
 シリアルNo.:0229
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京成電鉄に吸収合併を控えている新京成電鉄、同社において最後の企画として発売されました記念きっぷになります。全駅コンプリート入場券と銘打って発売され、新京成線全24駅(京成津田沼駅含む)の硬券入場券と、カード型の新京成線1日乗車券(新京成車両ラインナップをあしらったカードの裏面が1日乗車券)、松戸及び新津田沼から170円区間の硬券乗車券が80000形を表紙とし、内面はピンク色をまとった現有新京成車両の写真をあしらった台紙にセットされているという豪華仕様となります。

この記念きっぷは2025年2月16日に先行発売会が新津田沼駅隣接のイオンモール内にて開催され、自分はこの会場で入手しました。新京成最後の企画とあって大勢の人が訪れました。その後本日2025年2月28日より新京成線全駅(京成津田沼駅を除く)で発売されました。

 

1947年に新津田沼~薬円台の開業から始まった新京成電鉄、戦前まで陸軍鉄道連隊の演習線の払い下げを受け開通しました。小金牧あるいは習志野原と呼ばれた台地にカーブの多い路線で松戸から津田沼を結びました。戦後の高度成長の時代には沿線に大規模団地や住宅開発が進み利用客が伸び輸送力も増強され、開業時は京成電鉄からの払い下げ車両から独自の車両を導入するに至り、更にはどこの大手私鉄に先駆けてVVVFインバータ制御車を登場させました。

78年の歴史を歩んできた新京成電鉄は、本年2025年4月1日をもって親会社の京成電鉄に吸収合併されます。この記念きっぷ購入後新京成線に乗車してみましたが、駅の案内表示等の一部が京成電鉄仕様のものに取替が始まっており、車両についても新京成電鉄のピンク色のロゴはすでに外されている他、8800形等では新京成電鉄の社紋が省略された車号板に取替えられた車両もありました。またドアステッカーには新京成電鉄のツバメのキャラクターはなく京成電鉄のパンダの絵柄のものになっておりました。すでに京成電鉄への移行が始まっているようです。

 

また先日より新京成電鉄各駅やWebサイトにおいて、京成松戸線に変わることを伝えるポスターや特設サイトが出現しています。

 

いよいよ歴史的な転換点を迎える新京成線、京成電鉄に吸収合併後は松戸線として今後も運転されることになります。新京成電鉄最後となる記念きっぷになります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。