最近、あちらこちらと飛び廻っては記事をアップしている今日この頃ですが、本日は久々に地元の京王井の頭線ネタになります。
現在発売中の「鉄道ジャーナル 2005年5月号」で「電鉄 往年の名車をクローズアップ」という連載記事がありますが、今月号は井の頭線を走る3000系が記事になっています。
京王3000系の歴史は古く第1編成が1962年に入線し、翌1963年度の当時は「通勤車両日本一」を決めていた鉄道友の会ローレル賞受賞車両であります。その後第3編成から現在の広幅・両開きドアとなりその後改良を加えながら1988年まで増備が続いた車両です。
この車両の特徴はなんと言ってもステンレスの車体に、編成ごとに7色に色分けされた「レインボーカラー」で彩られた強化プラスチックを用いた湘南型デザインでしょう。その仕様から「ステンプラカー」という愛称もあり、親しまれている車両です。
現在では20m4ドアの1000系の増備が進んでいますが、それでも井の頭線のほぼ半数の14本が残っています。ただし、原型の湘南型マスクを持つ編成は昨年11月ですべて引退し、現在では、1995年ごろより1000系導入によりリニューアルが実施された編成しか残っていません。このリニューアルは全面が強化プラスチックから鋼鉄製のものに取り替えられ、パノラミックウィンドになり、車内も1000系なみに更新されています。

現在残っている3000系はすべてこのマスク 3772 2004年2月27日 高井戸で筆者撮影
3000系は登場時非冷房でしたが、第14編成より冷房車となり、またそれまでの車両も冷房化されました。その後の新製・改造の過程でクーラーが分散・集中が混在していたり、その後すべて集中式になるなど変化があり、その後冷房装置の更新などで、さらにバリエーションが発生しています。
現在残っている3000系の大多数はすべて集中クーラーですが、わずかに2編成第16・17編成の両先頭車に分散クーラーが残っています。

現在も残る数少ない分散クーラー車 3717 2004年11月14日 永福町で筆者撮影
この画像の第17編成と第16編成は、現在残る3000系の中では1975年入線の最古参車で、もう30年になります。井の頭線では昨年で、とりあえず未更新の3000系が淘汰されたことから、今後数年間は1000系の導入は無いと思われますが、現状では18.5m3ドアの3000系と20m4ドアの1000系が混在していて乗車位置が統一されていないという点があることから、そう遠くないうちに1000系の導入が再開されても不思議ではないように思えます。
さて、すでに廃車も出ている3000系ですが冷房付きステンレス車ということで、地方の鉄道に移り活躍しているものもあります。すでに北陸鉄道、岳南鉄道、上毛電鉄、松本電鉄と4社に譲渡されており、近年の大手私鉄中古車両では人気の車両になっています。

3000系譲渡第1号となった石川県を走る北陸鉄道浅野川線 画像の車両は第2編成からの改造で狭幅・片開きの車体 2004年9月23日 北陸鉄道浅野川線 蚊爪~粟ヶ崎で筆者撮影
今でも井の頭線を走る3000系、地方に第2の場を見つけ活躍する車両もいるこの「往年の名車」一族は、今もこれからもそれぞれの場所で活躍することでしょう。
当ブログでは昨年の井の頭線世代交代の記録としてマイフォトを公開しています。
こちらからどうぞ。
井の頭線の車両などについては、こちらのウェブサイトが参考になります。
パステルライン ~虹色の電車たち~
Go!go!井の頭線
当ブログと相互リンクを頂いている富士見ヶ丘跨線橋さんのブログも、井の頭線の話題豊富です。
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