ホームドア導入へ 新4ドア中間車が導入された山手線E231系
JR東日本のオフィシャルサイトによりますと、ホーム上の安全性向上に向けて山手線の各駅にホームドアが導入されることになり、まず先行して目黒・恵比寿の両駅で今年夏に順次設置されることになりました。これに合わせて車両についても改造が行われるとともに、現在11両編成で7号車と10号車に組み込まれている2両の6ドア車を4ドア車に取り替えることも行われます。6ドア車サハE230に代わり4ドアのサハE231を組み込んだ編成が先月より運転を開始しています。本日出会うことができました。
6ドア車を4ドア車に取り換えられたヤテ551編成 2010年3月20日 大崎で筆者撮影
6ドア車の代わりに組み込まれた4ドア車、このうち7号車に組み込まれたサハE231はこれまでのE231系と同じような形態をしていますが、10号車に組み込まれた車両は独特な形態をしています。
10号車に組み込まれたサハE231-4600番代 サハE231-4651 2010年3月20日 大崎で筆者撮影
10号車に組み込まれた4ドアの新車は4600番代を名乗り、ドアの位置が従来の中間車と異なりこのようなスタイルをしています。またドアの構造もE233系に近い形態をしています。この配置はホームドア導入後の田端~田町で緊急時などで京浜東北線の列車が山手線を走行する場合があり、その際にE233系10両編成になった京浜東北線列車とドアピッチを合わせた結果このようなスタイルの車両になりました。
現在6ドア車を4ドア車に取り換えた編成は2編成のようですが、今後続々と組み込まれることになり6ドア車は外されていくことになります。なお、目黒・恵比寿に先行導入されるホームドアはまだ4ドアと6ドアが混在しているため7号車と10号車には未設置として、4ドア車に取り換えが完了後に設置されることになります。
E231系に統一されて早くも5年が過ぎようとしている山手線、今度はホームドア導入という改良に合わせて編成に変化が生じています。続々と導入されるであろう新4ドア車、これにより外される6ドア車はどうなるのか、いろいろと動向が気になる事態になってきたように思います。
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