名鉄のもう一つの地下鉄乗り入れ車 300系
名鉄では豊田線と地下鉄鶴舞線が直通運転を開始して30周年を迎えました。この時登場した100系もデビューから30周年を迎えたのですが、名鉄には地下鉄乗り入れ車がまだあります。300系と呼ばれる車両です。

この車両も地下鉄乗り入れ車 300系 2009年8月10日 犬山で筆者撮影
名鉄300系は2002年に導入された車両で、名古屋市内の上飯田から犬山を結ぶ小牧線に導入されました。
小牧線の始発駅であった上飯田駅は市電廃止後他の鉄道路線とは接続しないターミナルとなってしまい、直近の地下鉄名城線平安通駅まで約1キロを徒歩で連絡していたという大変不便な状況が強いられてきました。この交通の不連続を解消するため、平安通~上飯田~味鋺と結ぶ上飯田連絡線が建設されることになり、平安通~上飯田は名古屋市営地下鉄の上飯田線として、上飯田~味鋺は名鉄小牧線の地下化としてこの車両が導入された翌年の2003年4月に開業しました。現在では平安通~上飯田~犬山で直通運転がされています。

2009年8月10日 犬山で筆者撮影
小牧線の地下鉄乗り入れに備えて登場した300系は、100系に続いて20m4ドアの車体で登場しましたが、車内は一部転換クロスシートになっている部分があります。また名鉄では初のステンレス車体の車両となりました。300系はすでに必要本数が導入されたことからその後は増備されていませんが、車内の構造などはこの後登場した3300・3150系などに活かされています。

2009年8月10日 犬山で筆者撮影
300系は小牧線専用車となっていることから、運転区間は平安通~上飯田~小牧~犬山で運転されるのみになっており、犬山線はおろか本線系統で運転されることはありませんが、撮影したこの日は犬山周辺の日本ラインで花火大会が開催されることになっていたのですが、台風接近で中止になってしまったものの臨時の増発列車は運転され、このように300系が新鵜沼行きとして運転されました。本来であれば犬山橋などでの走行シーンの撮影をしてみたかったのですが、時間の関係などもありましたので、犬山で記録として撮影しました。
小牧線は地下鉄上飯田線との直通で大幅に利便性が向上しました。その立役者となった300系、乗車してみてはいかがでしょうか?
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