京成創業100周年 リバイバルカラー「赤電」
今年6月で創業100周年を迎えた京成電鉄では、現在各種記念行事が開催されておりその一環として、かつての車両の外装を再現した列車が登場しています。6月に登場した「青電」に続いて、今度は「赤電」塗装が再現された列車が登場しました。本日は夜勤明けであったものでその帰りに京成線を訪れ出会うことができました。
かつての「赤電」塗装が再現された3300形 3324F 2009年8月28日 柴又で筆者撮影
今回再現された「赤電」塗装は、1959年に登場した3050形に初めて施された塗装になります。3050形は都営浅草線に乗り入れるためレールの幅を1372mmから1435mmに改軌を行った際に登場した車両になります。この前段で登場していた旧3000形から3300形までの鋼製車に施されていた外装でした。その後この塗装は1980年までに「ファイヤーオレンジ」に変更されてしまい、姿を消しました。なお、この外装はその後2回再現されたことがあり、1回目は1994年に改軌35周年を記念して当時残存していた3050形1編成再現され、2回目はまだ記憶に新しい2007年にかつて存在していた特急「開運号」のリバイバル運転に合わせてこの列車に使用されていた3298Fに施されて以来、2年ぶり三たびこの外装が再現されたことになります。
今回「赤電」塗装が再現された車両は3300形の3324Fで、登場時にまとっていた外装になります。
さて、「赤電」塗装が再現された3300形ですが、本日は朝時間帯で上野~金町を折り返す運用でした。夜勤明けの会社帰りではありましたが、手持ちのカメラで撮影してみました。
2009年8月28日 京成高砂で筆者撮影
2009年8月28日 千住大橋で筆者撮影
2009年8月28日 堀切菖蒲園で筆者撮影
平日の朝時間帯でしたが、まず訪れた京成高砂では狭いホームの先端でこの編成を撮影しようとしていた方を見かけました。
3300形再現された「赤電」カラー、やはり京成の旧3000形列のうち3300形までの車両には、この外装が一番あっているように思います。
「青電」に続いて懐かしい「赤電」カラーも登場した京成創業100周年の記念列車、来月には1980年代ごろの外装であった「ファイアーオレンジ」を再現した車両が登場することになっています。リバイバルカラー編成は、昼間は金町線か千葉・千原線の運用に就くぐらいで、本線で見ることは朝・夕時間帯を狙わなければお目にかかれない状況ですが、100年の歴史を歩んできた京成電鉄の一時代を再現した「赤電」塗装、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?
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京成創業100周年 リバイバルカラー「青電」(2009年7月4日)
リバイバルカラー 京成赤電(2007年1月17日) ※この記事は2007年1月に行われた「リバイバル開運号」運転に合わせて「赤電」塗装が再現された3298Fについて掲載しています。
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コメント
この塗装は懐かしいですね!
私が小学生だった昭和40年代前半…夏休みに九十九里海岸の国民宿舎へ行くのに成田まで…行き、その先バスで…!
京成上野で乗車して、最近あまり耳にしない京成のCMソング!当時はニッポン放送から
♪ブンブン京成!♪ブンブン京成!走る進む…明日へ向かう…、流れていて、京成に乗る度にデカイ声で歌いました(笑)!
谷津遊園や船橋ヘルスセンター!へ両親に連れられ…
親父に改軌の話を何度も聞かされました!
京成、ノスタルジックで好きです!
投稿: 準急豊島園 | 2009.08.29 01:06
こんにちは。
本日早朝の部のみ赤電初撮影してきました。75~B55運用でしたので高砂の下り進入まで活動して終了しました。金町運用が1往復でしたので次回はじっくりと撮影してみたいですね。
投稿: nagasou | 2009.08.29 14:26
コメントいただきまして、ありがとうございます。
準急豊島園さん>
京成のかつての塗装であった「赤電」、今回復活しました。その当時をご存じの方にとっては懐かしい姿ではないかと思います。また3300形までの旧3000系列車に最も似合っているのがこの「赤電」塗装であると思います。更新により前面の形状が変わった部分もありますが、十分にその当時を思い起こすことができると感じます。
nagasouさん>
トラックバックもいただきまして、ありがとうございます。
「青電」に続いて復活した「赤電」、やはり3300形4連のため運用は限られます。おっしゃる通りで朝時間帯であれば見る機会は多いと思いますが、昼間で特に金町線運用に入るかはその時の運にもよりますので、うまくはいかないと思います。しかし、また追っかけ甲斐がある編成が登場したと思います。
投稿: Kaz-T | 2009.08.30 14:52