名古屋吊り掛け夏の陣2008 PARTⅡ 名鉄瀬戸線の6750系一次車に出会う
昨日訪れた名鉄瀬戸線、この路線では今となっては貴重になった吊り掛け駆動車が未だ健在です。6750系と呼ばれる車両ですが、このうち1次車と呼ばれる車両はそれ以降の編成とは外観が異なっています。これまで瀬戸線を訪れた時には、お目にかかることができなかったのですが、今回森下で栄町乗り入れ30周年祝賀列車を撮影している間に、この編成もやってきました。

運用に就いていた6750系一次車 2008年8月24日 森下で筆者撮影

2008年8月24日 森下で筆者撮影
6750系の一次車は二次車とは外観が異なり、そのスタイルは6600系と同じ車体になります。このため名鉄内でも2次車と区別するため、6650系と称されることがあります。(この日尾張旭検車区のイベント会場で展示されていた瀬戸線の歴史パネル、あるいは2005年発行の瀬戸線開業100周年記念乗車券にも同様の記載があります。)また、一次車は2両編成2本で登場しており、運用上はこの2本をつなげた4両編成で運転されています。
ようやく出会うことができた6750系一次車、この車両もまもなくデビューする4000系に置き換えられると思われますので、このように撮影できて何よりです。これからの去就が気になります。
さて運用に就いていたことがわかった6750系一次車、乗車してみることにしまして、尾張旭の4000系イベントの帰りに尾張旭折り返しになった普通栄町行きに乗車してみました。

2008年8月24日 尾張旭で筆者撮影
今回の尾張旭のイベント会場の往復で吊り掛け車に乗車したという、今のご時世では大変贅沢な瀬戸線乗車記になりました。しかも往復で異なる車体の6750系に乗車できたという点で、特にこの一次車はもう乗車できる機会は無いのではと思います。

終点栄町に到着した6750系一次車 折り返しは急行尾張瀬戸行き 2008年8月24日 筆者撮影
栄町に到着した6750系一次車、その折り返しは急行となりました。今回の瀬戸線吊り掛け車乗車はいずれも普通でしたので、優等列車に就いた吊り掛けにも乗車してみようと思いまして、再びこの6750系一次車に乗車、このあとの行程の関係もあって大曽根まで乗車してみました。
今から30年前に悲願だった名古屋市街地の中心栄町に乗り入れた名鉄瀬戸線、地下トンネル内に響く吊り掛けの重低音を、そして東大手を出て高架線を高速で走行する吊り掛け音に浸ってきました。

2008年8月24日 大曽根で筆者撮影(後追い)
瀬戸線に実に30年ぶりとなる新造車4000系が間もなくデビューしますが、その一方で従来車は姿を消すとされています。この路線は他の名鉄線とは線路はつながっておらず、また尾張旭検車区には車体を塗装する設備はないことから、ステンレス車体の4000系に全編成が置き換えられることになると思われ、6000系については本線系統に復帰すると思われ、6600系についてももしかすると支線系統に転用が考えられますが、吊り掛け車である6750系については、車体は一次車こそ1986年製の車体で、二次車は平成になってからの製造ではありますが、いずれも足回りは旧品であることから真っ先に置き換えられると思われ、特にこの一次車はその先鋒といってもよいでしょう。
栄町乗り入れ30周年という節目で、瀬戸線にも世代交代が訪れこの吊り掛け車は、引退の日が近づいてきました。今でしたらまだ数編成が運用に就いていますので、吊り掛けの独特な重低音を堪能しに名鉄瀬戸線を訪れてみてはいかがでしょうか?
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