2007年度 グッドデザイン賞発表
今年もこの賞が発表されました。財団法人日本産業デザイン振興会が実施している「グッドデザイン賞」です。我が国唯一の総合的デザイン評価・推奨制度で、応募した中から「形の良さ」だけではなく、「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が認められたものに送られます。「グッドデザイン賞」を受賞した商品には「Gマーク」が付けられ、よくカタログや店頭などで目にすることも多いのではないかと思います。
さて、鉄道の世界においても毎年、「グッドデザイン賞」に選定される車両や駅などの施設があります。かつては当時の金賞も受賞したJR東日本209系電車や東海道新幹線700系、小田急ロマンスカー30000形「EXE」・50000形「VSE」、車両以外でもみなとみらい線の各駅やICカード乗車券Suicaなども受賞したグッドデザイン賞ですが、今年も鉄道関連で選定されました。
今年は、まずこの車両がグッドデザイン賞に選定されました。

グッドデザイン賞に選定された 東海道・山陽新幹線N700系 2007年6月16日 東京で筆者撮影
今年7月のダイヤ改正で運転を開始し、現在増備が進んでいる東海道・山陽新幹線のN700系が選定されました。
N700系は、これまでの700系をさらに改良して、東海道新幹線区間でのカーブでは車体を傾けて走行することができる機能を持ち、山陽新幹線区間では時速300kmで走行できる性能を持っています。また、車内設備も全席禁煙と喫煙ルーム、モバイル用コンセントを大量用意、多目的室・多目的トイレなど充実した内容などが評価されました。
日本の大動脈に登場したN700系、この車両では車両そのものだけではなくグリーン車設備も選定されており、さらに「2007年度グッドデザインBEST15」にも選ばれ、「グッドデザイン大賞」候補にもなっています。
今年度のグッドデザイン賞、この他にこの車両が選定されました。

グッドデザイン賞に選定された東京メトロ有楽町線の新型車10000系 2006年9月6日 東武東上線 川越市で筆者撮影
昨年、有楽町線に登場した東京メトロの新型車両10000系も選定されました。東京メトロ10000系は、来年開業する副都心線用車両として導入された東京メトロ初の新型車両となります。独特な前面形状と車体構造・車内のデザインなどが評価の対象となりました。
東京メトロ10000系は、来年開通する池袋から新宿三丁目を経由して渋谷を結ぶ副都心線の車両として、これからも増備が続くことになっています。
車両での選定はこの2車種ですが、このほかにもJR東日本で導入された新幹線の編成案内表示板及び列車到着を知らせる液晶表示器、また最近首都圏各駅改札付近に出現している列車の運行異常時の案内装置が選定されました。
今年選定された車両や施設は、いずれもデザインだけではなく「品質のよさ」や「バランスの良さ」など、客観的な目で優れていると評価されたものばかりです。
まだ活躍を始めてまもないこれら車両のこれからの活躍に、ぜひ注目してみようではないでしょうか。
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