祝 鉄道博物館開館! 国電カラー復活第二弾 秩父鉄道1000系
鉄道の日の今日は、さいたま大宮の地に「鉄道博物館」がオープンしました。これまで東京・神田にあった「交通博物館」を移設したものではありますが、鉄道に特化し収蔵物も充実された博物館として、今日は大勢の人が訪れ午前中で入場制限が行なわれたとのことです。
鉄道博物館開館を記念して大宮駅では記念Suicaが発売されました。これを求めに自宅を早朝に出発し初電で大宮に向かい現地には朝の5時40分ごろに到着、その時点で大変長い列になっておりまして、時間になり無事に買うことができたのですが、大宮だけで10000枚発売された記念Suicaは午前中で完売になりました。
さて記念Suicaを購入後は、鉄道博物館は大変な混雑になって身動きできないであろうと思われたことから、大宮より高崎線に乗車して、熊谷へ向かいました。羽生から熊谷を経由して三峰口を結ぶ秩父鉄道で、今日は「鉄道博物館」開館記念として、この路線で活躍している元国鉄・JR101系である1000系に往年の国電カラー第2弾として、京浜東北線の「スカイブルー」を復刻した編成が運転を始めました。この列車に乗車してきました。
京浜東北線の「スカイブルー」が再現された秩父鉄道1000系 2007年10月14日 寄居で筆者撮影
今年9月に第1弾として、中央線の「オレンジバーミリオン」が再現された秩父鉄道1000系、元国鉄・JR101系である車両ですが、今回は京浜東北線の「スカイブルー」が再現されました。京浜東北線に101系とは意外と感じるのですが、実際に1970年から1978年まで京浜東北線では101系が運転されていたとのことで、埼玉県内でも所縁のある外装が再現されました。
熊谷に到着しますと、すでに同駅留置線に停車中でしたので、まずは駅に隣接した駐車場から撮影してみました。
スカイブルーになった1000系、標準色車との並び 2枚とも2007年10月14日 熊谷で筆者撮影
この後、ホームに入りまして撮影してみました。
2007年10月14日 熊谷で撮影
やがてこの車両を使用した列車の出発時刻が近づきまして、ホームに入線してきました。
入換中の「スカイブルー」1000系 2007年10月14日 熊谷で筆者撮影
ホームに入線してきた「スカイブルー」の1000系、この編成にはヘッドマークがつけられていました。
スカイブルー1000系 三峰口方先頭1001号車 2007年10月14日 熊谷で筆者撮影
1001号に付けられたヘッドマーク
羽生方先頭1201号車 2007年10月14日 熊谷で筆者撮影
1201号車に付けられたヘッドマーク
今回付けられたヘッドマークは、三峰口方先頭が「鉄道博物館開館」、羽生方先頭が「REVIVAL COLOR」と書かれているものです。
すぐに出発時間になりましたので、乗車してみました。
さて、今日の「スカイブルー」1000系は熊谷~影森を1往復臨時急行として運転されました。秩父鉄道の急行は別途急行料金が必要な列車で、今日のこの列車に乗車するには急行券が必要でした。ロングシートの車両で急行料金とは、どこか納得できない面を感じさせますが、今日この列車に乗車するとこんな乗車証が貰えました。
本日の臨時急行に乗車された方に配布された記念乗車証 筆者所蔵
このリバイバルカラー企画は鉄道博物館開館に合わせたものになっています。今日はその開館日、そして「鉄道の日」でもあったことからこのような企画がなされたようです。なお、この列車の急行券自体は通常の「秩父路」号と同じ急行券でした。またこの列車が停車する各駅では、リバイバルカラー編成の記念入場券も「オレンジバーミリオン」「スカイブルー」と発売されました。
この列車に乗車して、終点の影森に着きました。到着後、折り返しまでの間、この駅で留置となります。
折り返しまで留置となる「スカイブルー」1000系 2枚とも2007年10月14日 影森で筆者撮影
乗車することができましたので、今度は走行シーンを撮影するために移動することになりました。
9月から運転されている「オレンジバーミリオン」の1000系は今日まで、土・休日ダイヤでは固定運用になります。そこで、オレンジとブルーが並ぶところを狙おうとするわけですが、往路の影森行きでは途中の黒谷で並びました。ここでは上り羽生行き各停がオレンジであったほか、待避していた三峰口行き各停も1000系であったという状況で、1000系が3本並んだことになり、多くの人が撮影に訪れていました。では、上り熊谷行きでは、オレンジバーミリオンはどこで並ぶか、ということで事前に調べました結果、波久礼ですれ違うということがわかりましたので、そこに向かいました。そして、狙ったとおり列車はやってきました。
三峰口行き「オレンジバーミリオン」塗装車と行き違う「スカイブルー」臨時急行の1000系 2007年10月14日 波久礼で筆者撮影
2007年10月14日 波久礼で筆者撮影
波久礼でこのように撮影できましたが、行き違ったオレンジバーミリオンの1000系にも、同種のヘッドマークがついていましたので、帰る途中でオレンジバーミリオンの1000系も撮影してみることにしました。
オレンジバーミリオンの1211号車 2007年10月14日 秩父で筆者撮影
1211号車のヘッドマーク
オレンジバーミリオン 三峰口方先頭1011号車 2007年10月14日 秩父で筆者撮影
1011号車のヘッドマーク
オレンジの編成も、色違いデザインのヘッドマークが付けられていました。
今日は、埼玉県で鉄道博物館がオープンして大変多くの人が訪れました。これに合わせてリバイバルカラー第2弾が登場した秩父鉄道にも多くの人が訪れました。
秩父鉄道1000系では今後リバイバルカラー第3弾として、今度は総武線などの「カナリアイエロー」が再現された編成が、11月24日から運転を開始することになっています。そのときも初日は今回と同じように臨時急行としての運転が予定されているとのことです。
第2弾が登場してますます盛り上がる秩父鉄道1000系、元国鉄・JR101系のリバイバル国電塗装、これからも注目を集めそうで、こうなってきますと標準塗装車も含めた揃い踏みを見てみたい気もします。まだまだ秩父鉄道からは目が離せません
関連記事 国電カラー復活第一弾 秩父鉄道1000系(2007年9月8日)
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コメント
こんばんは。おとといはお疲れ様でした。またTBありがとうございます。こちらからもTBをさせていただきました。
さていよいよ登場したスカイブルー塗装ですが、私のblogでも書いたとおり、子供の頃京浜東北線にいた101系に乗ったことがあります。昭和50年代初頭ですから、そろそろ京浜東北線からは離れる時期だったと思いますが、当時の京浜東北線の主力だった103系とは明らかに異なる顔つきで容易に区別することができました。また冷房を積んだ車両も出始めた頃だったので、クーラー設備がなかった101系が来るとあまりうれしくはなかったですね。でも子供だったこともあって写真に撮ることができないのは残念でした。今だったら確実にカメラを持っていったことと思いますが、まあこれも仕方がないですね。
次回来月はカナリア色ですので、こちらも楽しみです。
投稿: mattoh | 2007.10.16 22:45
mattohさん、コメントとトラックバックをありがとうございます。また、この日はお疲れ様でした。
101系と言いますと、自分は中央線に近いところで生まれ育ったもので、「オレンジバーミリオン」か「カナリヤイエロー」という印象があり、「スカイブルー」塗装の印象はないのですが、かつて存在していたとのことでその当時の姿が再現されたということなのでしょう。
今となっては、この秩父鉄道に譲渡された車両しか稼動できるものはない国鉄・JR101系、次は「カナリアイエロー」の登場で、これもまた運転開始が楽しみです。
投稿: Kaz-T | 2007.10.16 23:18