横浜市営地下鉄「はまりんフェスタ2006」に行ってきました
12月の穏やかな天候になった今日は、横浜市営地下鉄新羽車両基地で毎年恒例のイベント「はまりんフェスタ」が開催されました。このイベントに行ってきました。

イベント会場で展示された1000形と2000形 両車は、このイベントを最後に引退する 2006年12月16日 新羽車両基地「はまりんフェスタ」会場で筆者撮影
今日は寝坊してしまいまして、新羽車両基地に着いたのが12時ごろで、この会場限定のパスネットはすでに売り切れで、車両展示会場へ入るために長い列ができていました。なんとかこの列に並びましたが、自分の数人後で一旦の入場規制がかけられてしまった状況で、危ないところでした。
さて、新羽車両基地は北新横浜駅から歩いて数分のところにある車両基地で、車両検修場などは高架上の2階にあります。狭い階段を登りますと、まずは検修場になります。

検修場で並んだ車両 手前から3000S形・3000R形・1000形第1編成
この前を通り抜けますと屋外の車両展示になります。

屋外の展示場で並べて展示された1000形第14編成・2000形第16編成
今回のイベントは、横浜市営地下鉄で活躍してきた1000形・2000形が引退することになり、その記念として開催されました。今日は、1000形・2000形ともさよなら運転が行なわれ、それぞれの出発駅と、到着駅の新羽ではセレモニーが開催されました。その後、車両基地での今回の展示となりました。

今回のイベントを最後に引退する1000形(左)と2000形(右)
それぞれも撮影しました。

さよなら運転ヘッドマークをつけて展示された1000形第14編成
1000形は1972年の横浜市営地下鉄開業当初からの車両で、登場時は3両編成であったのが、路線延伸による輸送力増強で6両編成になりました。その後1989年に車体更新と冷房化が行なわれました。その後も路線延伸により活躍してきましたが、寄る年波には勝てず今回で引退となりました。

さよなら運転ヘッドマークをつけて展示された2000形第16編成
2000形は1985年の横浜~新横浜・上永谷~舞岡開業時に導入された車両です。チョッパー制御を採用した省エネ車で、初めて冷房装置が付きました。当時、東京の地下鉄の車両ではまだ冷房車が無く、関東の地下鉄車両として初の冷房車となりました。また製造等当初、メーカーでたまたま山手線用205系初期の4編成の完成検査に訪れていた当時の国鉄車両技師が、この車両を見て以後の205系を1段下降窓に変更した、という逸話もあるそうです。その後活躍してきましたが、この車両も1000形と同時に車令にして20年そこそこで引退することになりました。これは、今後横浜市営地下鉄ではホームドア設置とATOによるワンマン運転が実施されることになり、それに対応できないためです。2000形については、台車や一部電装品などを再利用して3000S形に生まれ変わります。
今回引退する車両を撮影後、再び検修場に戻ってここに停車していた車両を撮影しました。

現在の横浜市営地下鉄で活躍している新型車 3000R形(左)・3000S形(右)

1000形の置き換え用に導入された3000R形

2000形の台車・電装品等を再利用して登場した3000S形
これからも活躍が期待される3000系列の隣には、ここにも1000形が展示されていました。

検修庫内で展示されていた1000形 第1編成
展示されていた1000形は、横浜市営地下鉄開業当初から活躍した第1編成です。すでに運用を離脱しています。

1000形第1編成では運転台見学が行なわれていた
この1000形第1編成では運転台の見学が行なわれていましてこれも長い列ができていましたが、自分が撮影している時はもう時間の都合で締め切りの状態でした。また、この1000形第1編成は3両編成になっていました。近くにいた横浜市営地下鉄の方にお伺いしたところ、「今後どうするのかはわからない。」という返事でしたが、おそらくは横浜に初めて走った地下鉄車両ということで、保存ということが予定されているのではないかと感じました。
こうして、イベント会場を後にしましたが、今回のイベントは横浜市営地下鉄で活躍してきた1000形・2000形が引退するということで、大変多くの人が集まったのではないかと思います。これまで注目度が低かった横浜市営地下鉄でしたが、やはり引退ということで注目が集まりました。世代交代を進め、時代が変わろうとしています。
1972年ミナト横浜に開業した地下鉄は、その後路線を延ばし郊外の丘から横浜中心部を結ぶ路線として、また接続する各路線へのフィーダー路線としても発展してきました。その路線で通勤・通学輸送に活躍してきた1000形と2000形、地味ながら多くの人がこれら車両の最後の姿を見に訪れました。
世代交代が完了する横浜市営地下鉄の、これからの発展を祈念するとともに、これまで活躍してきた1000形・2000形を称えようではないかと思います。
画像はすべて2006年12月16日 新羽車両基地「はまりんフェスタ2006」会場で筆者撮影
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コメント
こんにちは。
残念ながら「はまりんフェスタ2006」の車両展示会場への行列には並べなかったおつきさまです。
12時40分過ぎでしたが、行列もかなり伸びていたので時間内に車両展示会場まで案内できないと判断され、打ち切りとされたようです。
#1000形、2000形の最終ということで、会場内で写真撮影されている方の滞留時間が予想以上に長かったようですね。
もしかしたら、その後の状況によっては入れたのかも知れませんけど、私は、みなとみらい線の一日乗車券購入に切り替えました。
幸い2000形のさようなら運転には乗車できましたし、1000形が最後の力走をしている所も見られました。
車両展示会場の雰囲気はここでわかりましたので、良かったです。
投稿 おつきさま | 2006.12.17 00:54
おはようございます。
ちょっと病気にヤラれまして・・
絶対に行きたかったのに、行けませんでした。(涙)
イベントの様子がとてもよくわかって嬉しいです。
まだ第一編成も残してあったことにホッとしました。
市電保存館などにでも、1000形、2000形とも
保存してほしい限りです。
以前に金沢区のゴミ処理場で発見した1000形ネタですが
またTBさせていただきました。
投稿 nohito | 2006.12.17 08:31
コメントいただきまして、ありがとうございます。
おつきさまさん>
1000形・2000形の記念列車にご乗車されたとのことですが、この列車の乗車に必要な1日券は平日の発売でしたので、購入は断念せざるを得ませんでした。当日も寝坊してしまい、何とか会場に入ることができたという状況です。横浜市営地下鉄のイベントでこれだけ多くの人が訪れたことは、今まで無かったのかもしれません。しかし、これも1000形・2000形が引退するということで、最後の姿を見に訪れようとしたと感じられます。
nohitoさん>
トラックバックもいただきまして、ありがとうございます。
当日、体調を崩されていたとは残念でしたね。特に1000形・2000形が最後のあったことを考えますと、なおさらではないかと思います。
この日は大勢の人が訪れ、1000形・2000形最後の姿を撮影していました。地味ではあっても、横浜市民に親しまれた車両であったのではないかと思います。1000形の第1編成も3両編成で残されていましたので、横浜市営地下鉄開業当初の第1号編成として今後保存されるのであろうと思っており、期待しています。
金沢区の清掃工場に保存されている1041、機会があれば訪れてみたいものです。
投稿 Kaz-T | 2006.12.17 21:56
こんばんは。TBありがとうございます。
午前中に東武の5050系のお別れ乗車を見た関係で、会場に到着したのが1時半過ぎでした。会場に着くや否や、怒声が聞こえていたのは正直驚きでしたが、相当数の来場者が来たようですね。
私も危うく見学を断念しなければいけないところでしたが、なんだかんだいって無事に見学することができました。派手な車両ではありませんでしたが、通常の姿をもっと写真に収めたかったですね。
投稿 mattoh | 2006.12.18 21:41
mattohさん、コメントありがとうございます。同日の東武5050系引退イベントを見てからの参加、お疲れ様でした。
私も、このイベントは寝坊してしまい出遅れてしまいまして、会場に着いたのが昼頃で、すでに車両見学の方は長い行列ができていました。また記念パスネットはすでに一般分は完売でした。(これはその日のうちにとあるお店で購入しました)その後車両基地に入る列に並びましたが、数人あとでしたらもう入場できないあやういところでした。
横浜市営地下鉄はどうしても注目されることが少なく、イベントも毎年開催されているようですが、例年ですと家族向けのほのぼのとした印象があったのですが、今回ばかりは1000形・2000形の最後ということもあって、大勢の人が訪れたのではと思います。
横浜市民に親しまれた車両が相次いで引退したということで、横浜市営地下鉄は世代交代が完了しましたが、確かに今にして思えばもっと撮影していればと思うのは私も同じです。
投稿 Kaz-T | 2006.12.18 23:00
こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに金曜日の発売でしたから、1日乗車券の購入は難しかったかも知れません。
私もあきらめ半分で仕事を終えてから上大岡駅に行ったら2000形の記念乗車券がまだ残っていたので、偶然購入できた訳ですし。
今回は横浜市営地下鉄としても一つの区切りとしてとらえていたようで、1000形、2000形引退に伴い行き先表示の方向幕廃止、16日付で自動券売機発売きっぷの色を長年親しまれていた緑色からピンク色(それもはまりんの絵柄)に変更、など力を入れていたように思います。
1000形、2000形をホーム越しとは言え上永谷、関内、新羽の3駅で並ぶように工夫したダイヤ構成など結構苦労されたように見えました。
私も通勤で使っていますので、今思えばもっと記録に残しておけば良かったと反省することしきりですが、残った3000形シリーズでホームドア対応、ワンマン運転となるようなので、今後も応援していきたいと思います。
#手前味噌ではありますが、私のブログ記事からトラックバックを送らせて頂きました。
投稿 おつきさま | 2006.12.20 02:04
おつきさまさん、重ねましてのコメントをまたトラックバックも頂きまして、ありがとうございます。
当日でしたら何とか乗車券が購入できたのですか、やはり地元にお住まいに方の強みですね。またイベント列車でも並びが見られたとは、これは惜しいことをしてしまいました。
確かに、開業当初からの1000形と新横浜開業時に導入された2000形と相次いでの引退は、横浜市営地下鉄にとって節目であることに異論はありません。きっぷの地紋もはまりん柄にするなど、地味ながらこれからも横浜市民に親しまれる地下鉄を目指そうとしているのではないかと感じます。3000系列に統一された横浜市営地下鉄ですが、今後はホームドア設置・ワンマン化、さらには建設中の4号線「グリーンライン」の開業と、まだまだ節目となる事柄が控えている状況ですので、まずは今回のイベントで引退した1000形・2000形の活躍を労い称えようかと思います。
投稿 Kaz-T | 2006.12.21 01:25