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2005.12.03

ふれあい鉄道フェスティバル(2005)に行ってきました

今年も12月に入り最初の土曜日となった今日、JR東北線(宇都宮・高崎線)尾久駅にある尾久車両センターで「みんな集まれ!ふれあい鉄道フェスティバル」が開催されました。このイベントに行ってきました。

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尾久車両センター「ふれあい鉄道フェスティバル」で展示された「レインボー塗装機」EF65 1118とEF81 95 2005年12月3日 筆者撮影

上野から宇都宮線・高崎線の列車に乗って最初に停車する駅尾久は、上野を発着する列車の車両基地として尾久車両センターがあり、今でも「カシオペア」「北斗星」といったブルートレインなどが所属しています。

尾久車両センターで開催された「ふれあい鉄道フェスティバル」は毎年この時期の恒例行事にようで、人気の車両を揃えたイベントです。午後から別の都合がありましたので午前中に訪れました。開場10時に尾久に着いたのですが、この時点で入場待ちの長い列ができていましたが、その後はすんなりと入場できました。

さて、このイベントは今年も多くの車両が展示されました。まずは、会場入ってすぐに見えた115系です。

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展示された115系 この塗装は中央線用 2005年12月3日 筆者撮影

首都圏では数を減らしている115系ですが、横須賀色と呼ばれるこの塗装は中央線で今も見ることができます。

さて、尾久車両センターはブルートレインの車両基地です。客車や機関車が展示されていました。

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車内の見学も行なっていた24系客車「北斗星トマムスキー」のテールマーク表示 2005年12月3日 筆者撮影

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やはり展示された24系客車「北斗星」 2005年12月3日 筆者撮影

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「北斗星」編成に連結されていた食堂車「グランシャリオ」 2005年12月3日 筆者撮影

この食堂車では、事前申し込みで「北斗星」で味わえるディナーの食事体験もできたとの事です。
その華やかなブルートレインの隣には、こんな渋い客車も展示されていました。

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今もイベント用として残存している旧型客車 スハフ42他 2005年12月3日 筆者撮影

旧型客車の車内も休憩所として開放されていました。

さて、これら客車の前には機関車が連結されていました。

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旧型客車編成に「彗星」のヘッドマークをつけて連結して展示されたEF65 1118 2005年12月3日 筆者撮影

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「北斗星」のヘッドマークをつけて展示されたEF81 95 2005年12月3日 筆者撮影

これら2台の機関車は「レインボー塗装機」として人気がある機関車です。この塗装はかつて尾久に所属していたジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」の牽引指定機として、赤の車体に機関車の形式名を大きく表記したデザインとなっています。今回のイベントではこれら機関車の運転台見学も行なわれていました。

さて、2台のレインボー塗装機の脇には転車台があり、ここにはひときわ大勢の人が群がっていました。その転車台に載っていた機関車は、今も輝きを失っていないEF58 61が展示されていました。

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転車台に載っていたEF58 61 2005年12月3日 筆者撮影

数あるEF58型電気機関車の中でこの61号機は、当初からお召し列車の牽引機として他のEF58とは違った装備がなされています。JR東日本に現在でも車両として在籍しているEF58はこの61号機のみとなりました。この機関車が行くところ、必ず人が集まる人気の機関車です。昨年から1年以上もの間工場に入場していたそうですが、ようやく復帰し、美しい外観を披露していました。また、この転車台は時間で回転実演が行なわれたそうで、美しい姿のEF58 61を堪能した方も多いことでしょう。

転車台のEF58 61のすぐ近くにはやはり著名な機関車が展示されていました。

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「ゆうづる」のヘッドマークで展示されたDD51 842 2005年12月3日 筆者撮影

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DD51 842の反対側は「はくつる」のヘッドマークで展示 2005年12月3日 筆者撮影

やはりお召し列車牽引機のDD51 842が展示されました。さらにこんな機関車も展示されていました。

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流線型を採用した戦前の花形電気機関車 EF55 1 2005年12月3日 筆者撮影

戦前に当時流行した流線型の車体を持ったEF55です。デビュー当初はおそらく特急列車を牽引した花形機関車でしたが、流線型の前面は片側だけで常に方向転換が必要であったという不便なところがありました。EF55 1は1964年に廃車となり保存されていたのですが、1986年に車籍が復活し現在ではイベント列車で主に高崎地区で時折運転されます。準鉄道記念物に指定されている機関車でもあります。

今回のイベントでは、この外にも展示されていた車両がありました。まずは、ジョイフルトレイン「ニューなのはな」です。

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お座敷電車「ニューなのはな」 2005年12月3日 筆者撮影

千葉・幕張車両センターに配属され、お座敷車ではありますが、2人掛けのクロスシートにもなる設計になっています。

さて、先に紹介した115系ですが、湘南色のものも展示されていました。

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「湘南新宿ライン」の表示を掲出して展示された115系湘南色 2005年12月3日 筆者撮影

この塗装の115系はJR東日本では、高崎地区の上越線や両毛線などでしか見ることができなくなりました。

さらに、こんな珍車も展示されていました。

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配給車 クモル145・クル144 2005年12月3日 筆者撮影

なんとも奇妙な車両ですが、この車両は「配給車」と呼ばれ、かつては工場から電車区などへ部品の配達や修理品の引き取りを行う為に運転されていました。車輪やクーラーなどの大型の部品を運ぶためトラックの荷台のような構造になっています。現在では駅設備工事の資材運搬用として使われているそうです。この配給車クモル145・クル144は101系電車の廃車発生品を利用して作られた車両で、ある意味貴重な車両ではないかと思います。

「ふれあい鉄道フェスティバル」で展示された車両は以上ですが、イベント会場から見える位置に「夢空間」客車が留置されていましたので、あわせて撮影してみました。

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尾久車両センターに留置されていた「夢空間」客車 2枚とも2005年12月3日 「ふれあい鉄道フェスティバル」会場から筆者撮影

このあとは、会場を出る前にヘッドマークの展示がありましたので、こちらも見てきました。

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展示されたヘッドマーク 2枚とも2005年12月3日 筆者撮影

こうして、11時40分ごろに会場を後にしました。このイベントでは、このほかに車両のジャッキアップ実演やレール削正車やレール溶接の実演や、お子様向けに線路の保守点検を行なう「レールスター」と呼ばれる車両や高所作業車の体験乗車、さらにはおなじみの鉄道部品・グッズ・駅弁の販売などがありました。

今回のイベントは、内容盛りだくさんであるとともに展示車両も豪華な顔ぶれとなったことから、大勢の方が訪れ大盛況でした。大勢の人が訪れたことから撮影に難儀する場面もありましたが、それだけこのイベントは注目されたといっても良いでしょう。

上野から一つ目の地味な駅尾久が活気付いた1日でしたが、普段は上野を発着する長距離列車の基地として今もその役割は変わらない尾久車両センターのイベントとして、これからも継続しての開催を願いたいところです。


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コメント

Kaz-Tさん、はじめまして。TBありがとうございます。
ココフラッシュより、こちらのブログをよく見ております。
保守車両を主に(会場内の消防車も)撮影しました。
また機会があれば、こういうイベントに行ってみたいです。

投稿: ののンパス | 2005.12.04 01:18

大学時代、鉄道研究会へここの客車整備のバイトが割り当てられていました。泊まり勤務だったので私は体験することができませんでしたが、今思えばやっておけば良かったと思います。当時は急行寝台も健在で、オハネ11や東日本では特徴的なスハネ16などが尾久にズラッと並んでいました。今でもここは地味な車両がたくさんいるので渋さを好む年頃になった現在は大変好きな場所になりました。

投稿: SATO | 2005.12.04 08:43

子供が電車好きなので、初めて連れて行きました。
私自身は、電車の事に詳しくないのですが、楽しいイベントでした。
他の場所で行われるこうしたイベントにも行ってみたいと思うようになりました。

投稿: bunkasaba | 2005.12.04 22:07

コメントいただきまして、ありがとうございます。

ののンパスさん>
こちらこそ、初めまして。常日頃弊ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
内容盛りだくさんのイベントだった尾久のイベントですが、鉄道に触れ合える絶好の機会です。ぜひ、このようなイベントに足を運ばれることをお勧めいたします。

SATOさん>
大学のアルバイトで尾久車両基地の客車整備の仕事があったのですか。確かに今思いますと惜しいことをしましたね。
しか上野発の長距離列車を受け持つ尾久車両センターは、配属されている車両は変わっても、主に北に向かう「カシオペア」や「北斗星」といった華やかなブルートレインの所属基地になっており、その役割は変わっていないように思います。

bunkasabaさん>
このイベントは「ふれあい鉄道フェスティバル」ということで、お子様連れの方を多く見かけました。華やかなブルートレインとともに、人気の機関車をそろえた充実した内容であったと思います。
鉄道イベントは結構各地で開催されています。機会がありました時は、またお出かけになってみるのもよいかと思います。
お子様にとっても良い思い出になることでしょう。

投稿: Kaz-T | 2005.12.04 22:53

しかし客車って、何とも言えずいい雰囲気ですなぁ

子供の頃に乗ったことがありますが、今でもどこかで
乗れるのでしょうか?(関東近辺で)

投稿: 生協の白右 | 2005.12.05 16:39

生協の白右さん、コメントありがとうございます。

私も旧型客車は、父の実家へ行くのに磐越西線で乗車した記憶があります。もう20年以上前のことです。
この旧型客車は高崎支社所属で定期運用はありませんが、イベント列車で時折運転されるそうです。

現在、関東近県において客車列車に乗車することはかなり困難になってきました。ブルートレインを除きますと、SL列車で秩父鉄道や真岡鉄道があげられますが、(いずれも弊ブログの過去記事があります)秩父鉄道は12系、真岡鉄道は50系です。また少々遠くはなりますが、同じくSL列車が走る静岡県の大井川鉄道では旧型客車が使用されているようです。これらSL列車もまもなくシーズンオフになり、来年の春まで待たなければならないと思います。
それ以外となりますと、関東近県では少なくとも定期列車で客車列車はもうブルートレインに求めなければならないようです。

投稿: Kaz-T | 2005.12.06 01:20

この記事へのコメントは終了しました。

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