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2005.11.08

世界初!ハイブリッド車両 実用化へ

さて、本日発表のJR東日本のリリースに、こんな記事がありました。

現在、環境負荷軽減を目指して試験中の「ハイブリッド車両」が実用化の運びになり、新型車が登場となるとのことです。

「ハイブリッド車両」とは、現在ディーゼルエンジンで駆動している気動車に対して、最新の排ガス対応エンジンに繋がった発電機で電気を発生しバッテリーに充電し、その電気でモーターを廻して駆動し、ブレーキ時はモーターを発電機にしてバッテリーに駆動用の電力として充電するという仕組みで、停車中はエンジンが停止します。制御方式は電車でお馴染みのインバータ制御になります。これで、従来の気動車より燃料消費を軽減し、合わせて排ガス対応エンジンによって排出ガス中の有害物質の排出削減も図れるとの事です。

この「ハイブリッド車両」、現在「NEトレイン」として試験が行われていますが、いよいよ実用化に向かうことになりました。
「ハイブリッド車両」の形式は「キハE200形」と命名され、2006年度末に3両新造し各種試験実施後、2007年夏より中央線小淵沢としなの鉄道(旧信越線)小諸を結ぶ小海線で運転を始めるとのことです。

クルマの世界ではトヨタの「プリウス」などでもうお馴染みになった「ハイブリッド車」が、鉄道にも登場します。JR線の最高地点を通り高原のさわやかな空気の中を走る小海線に投入される「ハイブリッド車」キハE200形は、環境負荷軽減を目指して最新の技術をもってデビューします。また、気動車とはいえ電気で走る車両となりますので、今後非電化のローカル線のイメージを大きく変える可能性もあります。
いずれにしましても、鉄道の未来にむけて楽しみな車両が登場するとともに、特にローカル線において鉄道復権の期待も膨らむ夢ある車両の登場が、今から楽しみになってきました。


参考記事 JR東日本HPリリース「営業車として、世界初のハイブリッド鉄道車両の導入」

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コメント

ハイブリット気動車は、環境にやさしいなぁ~。キハE200系気動車ていっても、軽油と回生ブレーキで発電するようです。
 JR東日本も苦労しただろう。

投稿: ユーブ | 2005.11.20 08:23

ユーブさん、コメントありがとうございます。

従来の気動車は、ディーゼルエンジンで駆動するものでしたが、ハイブリッド車は、エンジンで発電した電力を一旦バッテリーに充電して電気で走行します。
ディーゼルエンジンですので、排気ガスが出て大気汚染の原因物質を排出しているのが現実ですが、これの発生を抑えることができることから、環境にやさしい車両になるとともに、気動車の概念を変えるインパクトもあるように思います。

投稿: Kaz-T | 2005.11.20 22:19

この記事へのコメントは終了しました。

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