« 終焉近づく 183系房総特急 | トップページ | さよなら 京急700形 »

2005.11.21

潮騒めぐる 銚子電鉄

今日は、まもなく特急から撤退する183系に乗車して、銚子まで行ってきました。
その銚子からは「銚子電鉄」という電車が出ています。この電車にも乗ってきました。

IMG_3289
出発する銚子電鉄デハ1001 2005年11月21日 銚子で筆者撮影

銚子電鉄は、JR銚子駅2番線ホームの先端から漁港の町外川を結ぶ全長6.4キロの路線です。
銚子の観光地を巡る路線として、観光客を乗せて走る銚子の名物ともいえる鉄道です。

まずは、終点の外川まで乗車してみました。

IMG_3290
唯一行き違いができる笠上黒生ですれ違ったデハ701 2005年11月21日 筆者撮影

銚子電鉄は通常1両編成ワンマン運転の路線です。途中の笠上黒生(かさがみくろばえ)で上下列車が交換します。そして、犬吠埼灯台を見ながら潮騒が聞こえてくる風景の中を走り、終点の外川に到着しました。

IMG_3293
銚子電鉄の終点 外川駅 2005年11月21日 筆者撮影

その昔、NHKの連続テレビ小説「澪つくし」の舞台になったという外川駅は、今もそのままの姿で残っています。その外川にこんな車両が留置されていました。

IMG_3292
銚子電鉄のトロッコ型車両 ユ101 2005年11月21日 外川で筆者撮影

この車両は、その当時のTVドラマにちなんで「澪つくし」号と呼ばれるトロッコ型車両です。今はシーズンオフのため運転されませんが、一般列車に連結されて運転されるそうです。

さて、外川から一旦銚子に戻ったのち、車庫のある仲ノ町に行ってみました。

IMG_3301
銚子に停車中のデハ701 2005年11月21日 筆者撮影

IMG_3306
仲ノ町車庫に留置中のデハ702 2005年11月21日 筆者撮影

IMG_3317
デハ700形は前後でスタイルが異なる デハ1001との並び 2005年11月21日 仲ノ町で筆者撮影

さて銚子電鉄には、我が国で最も小型といわれる電気機関車が存在しています。デキ3と呼ばれる機関車で、ドイツで80年以上も前に製造されたという、今となっては貴重な機関車です。仲ノ町駅ホームから撮影できる位置に停車していました。

IMG_3314
銚子電鉄名物 日本一小型といわれる電気機関車 デキ3 2005年11月21日 仲ノ町で筆者撮影

仲ノ町から、再び銚子電鉄に乗車して、沿線各所で撮影してみました。

IMG_3320
デハ1001 2005年11月21日 笠上黒生で筆者撮影

現在、銚子電鉄の主力車両として2両存在しているデハ1000形は、元営団地下鉄銀座線の2000形の譲受車です。単行運転できるように改造された他、パンタグラフが取り付けられ(銀座線は第3線軌条から集電)台車も履き替えられました。外見も変わってしまいましたが、走行時に鳴らす汽笛が銀座線時代渋谷でよく聞いた独特な音色が健在でした。

IMG_3321
笠上黒生での交換風景 2005年11月21日 筆者撮影

IMG_3322
切通しの中の駅 本銚子 2005年11月21日 筆者撮影

このあと、まだ時間があったので、犬吠に行ってみました。

IMG_3328
犬吠駅 2005年11月21日 筆者撮影

犬吠駅は「犬吠埼灯台」や「地球の丸く見える丘公園」の最寄り駅として、観光客が利用する駅です。駅舎もポルトガル風の建物になり、関東の駅百選にも選定されました。
その駅前には、廃車となった電車の車体を利用したレストラン「かふぇ・ど・えがお」があります。

IMG_3329
犬吠駅前にある「かふぇ・ど・えがお」 2005年11月21日 筆者撮影

今日は定休日であったようで、営業はしていませんでした。

さて、観光客が多く利用する駅だけに駅構内には売店があります。その売店で、銚子電鉄に今となっては欠かせない商品が売っています。名物「銚電のぬれ煎餅」です。

IMG_3330
名物「銚電のぬれ煎餅」

銚子電鉄もご多分に漏れず、年々利用客が減り存亡の危機であるといわれています。このぬれ煎餅は副業で始めたものですが、今では鉄道の収入を上回る売上があり、銚子電鉄を支えているといっても過言ではないものになりました。JR駅売店や高速道路のSA・PAなどでも販売している名物となっています。今回は1日乗車券で廻ったのですが、この1日乗車券に犬吠駅売店でぬれ煎餅1枚の引換券がついており、賞味することができました。

IMG_3331
犬吠駅に到着した銚子行きデハ1001 2005年11月21日 筆者撮影

こうして、銚子電鉄に乗車してきたのですが、銚子の名物鉄道ということで、犬吠まで観光客が乗っていました。また地域の足としても利用されています。近年、イメージアップのため立て替えられた駅舎を持つ駅もありますが、やはり経営が苦しいようで一部荒れているものもありました。

1両編成の電車がトコトコと走る銚子電鉄は、潮騒が感じられるのんびりとした空気の中を走ります。ぬれ煎餅など多くの名産品を販売して懸命に頑張っている銚子電鉄が、いつまでも走り続ける事を願うのは、私だけではないでしょう。

|

« 終焉近づく 183系房総特急 | トップページ | さよなら 京急700形 »

シリーズ銚子電鉄(支援!)」カテゴリの記事

コメント

銚子電鉄、懐かしいです!
これに乗るのを目的に息子を妊娠している時に女友達と犬吠崎へ温泉に入りに行きました。
700形に乗りたくてせっかく来た1001を見送って20分、ホームで醤油の匂いに包まれてまったりしたり。
デキのピンバッジや、レール文鎮など、面白いグッズも売っていましたよねー!?
犬吠駅でグッズを購入した時、使われていた土産袋が、菓子か何かの包装紙を裏返しにして糊付け成形され、銚子電鉄のスタンプを押した手作りの物だったことに、かなり感動した事を忘れられません!

最近NHK教育の小学生向け道徳番組「さわやか3組」の中で取り上げられていて、息子がとっても喜んで見ていました。(銚子が舞台のお話なのです)こどもたちが銚子電鉄に乗って古いと言ったら「電鉄の悪口を言うな」とオジサンに怒られ、その後駅員さんや地域の色んな人に触れ合って、銚子電鉄の良さを再発見して行く~といった内容なのですが、息子が何度もデンテツ!デンテツ!と騒ぐので録画して繰り返し見ていた所、Kaz-Tさんのタイムリーなブログ…息子も大喜びです!

投稿: なな☆ | 2005.11.26 17:38

なな☆さん、コメントありがとうございます。

銚子電鉄にそんな思い出があったのですか。お楽しみいただけましたでしょうか?

NHK教育TVの道徳番組、懐かしいですね。その題材に銚子電鉄が登場しているとは、まず見ることがない番組だけに初耳でした。今回の銚子電鉄乗車は、まもなく終焉を迎える183系に乗車して銚子に行ったことから、合わせて乗車したものです。

確かに銚子電鉄の車両は古いものが多く、それだけにその子供たちのセリフは見たままということのなるのでしょうけれども、その古さなどから発せられる味わいを発見して大人になっていくというのは、今の子供たちには必要なことなのかもしれません。

おそらくなな☆さんが、乗車された時から銚子電鉄はほとんど変わってはいないと思われます。今度はご家族で訪れてみてはいかがでしょうか?

投稿: Kaz-T | 2005.11.27 21:58

この記事へのコメントは終了しました。

« 終焉近づく 183系房総特急 | トップページ | さよなら 京急700形 »