「匠の道」電車 常磐線を行く
現在JR東日本水戸支社では、東北線(宇都宮線)小山から常磐線友部を結ぶ水戸線のキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンは「匠の道 水戸線をゆく」と名づけられ、この沿線の「駅からハイキング」企画や水戸線各駅で「クイズラリー」が実施され、「クイズラリー」ではポイントになっている駅のクイズ答えると、抽選で水戸線沿線の特産品などがプレゼントされるとのことです。
この水戸線キャンペーンに「匠の道」というキャッチコピーが付いた理由は、この沿線には絹織物で有名な結城や、焼き物で有名な笠間などを通ることから、このようなコピーが付きました。
さて、このキャンペーンの宣伝のため、水戸支社所属の415系に「匠の道」のラッピング車が登場しています。この車両は水戸線だけではなく、常磐線でも運行され上野までやってきます。
そして本日、常磐線でこの車両に遭遇しました。
「匠の道」ラッピングの415系 全景 2005年4月10日 松戸で筆者撮影
ラッピング部分のクローズアップ 2005年4月10日 松戸で筆者撮影
本日自分が確認した「匠の道」のラッピングがされた車両は、いずれも4両編成で2編成確認しました。
このラッピング車両ですが常磐線の415系の運用は複雑で、この画像では4+4の8両編成前4両が「匠の道」でしたが、場合によっては12両編成4+4+4あるいは15両編成7+4+4の中間の4両の場合ありえることから、撮影などには難儀しそうです。
ところで常磐線の415系ですが、すでにこれに代わる新型車E531系が入線して試運転が始まっているそうです。E531系の営業運転が始まりますと、415系のうち鋼製車体のものは淘汰されることでしょう。415系の中にこれ以前の403系も混じっていますが、これも真っ先に淘汰されることは容易に想像できます。また、415系には211系タイプのステンレス車体のものも存在していますが、水戸線や常磐線水戸以遠のローカル用に残るのみで、上野口に姿を見せることはなくなると思われます。
今が置き換え前夜の状況とも言える常磐線の403・415系を記録・撮影できるのは、今がチャンスといったところでしょうか。
この「匠の道」ラッピングは、置き換え前を飾る姿なのかもしれません。
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