小田急新宿駅に1日2回やって来る異色の列車
先日、小田急新型ロマンスカー50000形VSE車がプレス発表になり大変話題になりました。そのデザインなどは特にこれから注目されることでしょう。
さて、小田急ロマンスカーつながりというわけではないのですが、その新型ロマンスカーに引けをとらない外観をもつであろう異色の列車が1日2回、小田急新宿駅を発着しています。その列車はJR東海所有の371系と呼ばれる車両で、「あさぎり」2・3・6・7号で新宿~沼津間を小田急線・JR御殿場線経由で運転しています。小田急ロマンスカーシリーズでは20000形RSE車に相当する車両になります。
この車両、登場してもう10年以上経過するのですが、そのデザインは登場時と変わらず大変個性的であり、今でも目立つ存在になっています。


2枚とも 2004年10月23日 小田急新宿駅で筆者撮影
前面は球体を思わせる大胆なデザインであるとともに、側窓は肘掛の部分まである大変大きなガラスになっています。JR時刻表では371系使用列車に「JR東海ワイドビュー車両で運転」と記されていますが、まさに「ワイドビュー」と呼ぶのにふさわしい車両です。
さて、小田急RSE車と同じで中ほど2両はダブルデッカーで2階席はグリーン車となっているのですが、このダブルデッカー車も大変大胆なデザインになっています。その外観は、遠くから見るとあたかも2階席と1階席の側窓がつながってさらに大きな窓に見えるというデザインになっています。

371系ダブルデッカー車の特徴ある側窓
さてこの車両、小田急の新宿に乗り入れてくるだけあって、よくネタ話になるJRグループ会社間の兄弟げんかの話題にもなります。よく考えて見ますと小田急新宿を発車すると、車窓からはサザンテラスの下を走行するので分かりませんがJR東日本本社ビルの前を通っており、「JR東日本の線路を使わなくとも、そちらのお膝元まで来れる」という話になります。

このマークはJR東海所有車の証 小田急新宿で撮影
さて、この371系ですが特急「あさぎり」運転開始時に1編成製造されたのみで、その後今日まで増備はされていません。よって、検査入場時などは小田急20000形RSE車が代走します。
371系が走る御殿場線はかつては東海道本線の一部でした。この区間をその昔、超特急「つばめ」などが通ったそうなのですが、今から70年前の今日12月1日に丹那トンネルが開通し、現在の小田原・熱海経由のルートが本線となるとローカル線に格下げとなり、この区間に「御殿場線」という名称が付きました。
御殿場線の名称がついて70年を迎え、現在のこの区間の看板列車となった特急「あさぎり」が、これからも小田急新宿駅から御殿場線を走り沼津を結ぶ列車として、末長く活躍することを期待します。
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コメント
僕もこの車両を目当てに、去年の夏休み乗りに行きました。
Primera
投稿: primera | 2004.12.01 00:52
Primeraさん、コメントありがとうございます。
時刻表などでも371系を使用する列車は明記されています。小田急ロマンスカーシリーズとは違う、インパクトの強いデザインはある意味「乗ってみよう」と思わせるデザインであるように思います。
投稿: Kaz-T | 2004.12.02 20:40