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2023.11.11

1519.【JR東日本・東急・東京メトロ・京王】ハチ公生誕100年記念入場券・乗車券

日本一有名な待ち合わせ場所の主、生誕から100年を迎えました。

 

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4社で発売された「ハチ公生誕100年 記念入場券・乗車券」

 

日本一有名な待ち合わせ場所、それは東京・渋谷駅前の「ハチ公広場」であるかと思います。渋谷のスクランブル交差点に隣接する広場には、いつでも待ち合わせをしている人が多く集まっています。この広場にある銅像は「忠犬ハチ公像」であり、この広場の主としてさらには渋谷のシンボルとして多くの人々に親しまれております。

 

銅像になり今も渋谷駅前に鎮座している「ハチ公」は、今から100年前の1923年に現在の秋田県大館市で生まれた秋田犬で、生後間もなく東京に送られ1924年より東京帝国大学農学部の教授であった上野英三郎博士に飼われ「ハチ」と名付けられました。上野博士は「ハチ」を大変よく可愛がり、出かける際は渋谷駅まで伴われていくことが多かったとのことです。しかし1925年に上野博士は仕事先で急逝します。「ハチ」はその後何度か飼い主が変わりましたが、それでも決まって夕方ごろに飼い主のもとから抜け出し渋谷駅に向かい、帰ってくることのない博士を駅前で待ち続けていたといいます。博士の死後から7年後に新聞の投書から人々に知られるようになり「ハチ公」と呼ばれ、そして1934年に「忠犬ハチ公像」が渋谷駅前に設置されました。銅像が設置された翌年の1935年に「ハチ」は亡くなり、人間さながらの葬儀が行われたとのことです。死後上野博士の墓所の隣に「ハチ」を祀る石祠が設けられ、また「ハチ」の遺骸は剥製になり東京・上野にある国立科学博物館で展示されているとのことです。

生前に製作され渋谷駅前に設置された「忠犬ハチ公像」は、第二次大戦中に金属供出のため撤去されてしまいましたが、戦後1948年に2代目の「忠犬ハチ公像」が再建・設置され、以降時代の流れとともに変りゆく渋谷の街並みと集う人々を眺めてきた銅像になります。

 

さてハチ公生誕100年を記念しまして、渋谷駅周辺では各種イベントが開催されました。これに合わせまして、渋谷駅に乗り入れる鉄道会社4社合同企画としてこのような記念きっぷが発売されました。発売開始日となった2023年11月11日は4社セットで発売され、翌日から各社で発売されました。自分は4社セットで入手できましたので、各社それぞれ発売されましたハチ公生誕100年記念きっぷを見ていきましょう。

 

 

JR東日本発行「ハチ公生誕100年記念入場券」

 

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 名称   :ハチ公生誕100年記念入場券
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2023年11月11日
 値段   :1,000円
 購入箇所:渋谷駅特設会場
 シリアルNo.:0692

 備考  :ポストカード付属
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渋谷駅は1885年の山手線開通と同時に開業しました。島式ホーム1面の駅でしたが、1940年に外回りホームが増設され2面ホームとなりました。時代が下り1996年に埼京線恵比寿延伸に伴い埼京線が走行する山手貨物線に渋谷駅ホームが設置され停車するようになりましたが、この時のホームは山手線ホームより品川方にずれた場所に設置されました。その後2001年には新たに設定された「湘南新宿ライン」も停車するようになり、今では「成田エクスプレス」などの特急列車も停車するようになりました。

さて、JR渋谷駅では駅周辺の再開発に合わせて大規模な駅改良工事が行われております。この改良工事に伴い埼京線・湘南新宿ラインのホームは新宿・池袋方に移転し山手線ホームと並ぶようになりました。そして山手線ホームについてもホーム拡幅により現在では島式ホームになっております。これら改良は線路切り替えを伴うもので、これまで何度か列車を運休させて切替工事が行われてきました。そして来週2023年11月18日と19日で山手線を内回り・外回りそれぞれ1日づつ渋谷駅を含む大崎~池袋で運休させて線路切り替え工事が行われます。一連の線路切り替え工事はこれで完了となりますが、この後も駅舎の新設など大きな工事が続きます。

 

JR東日本で発行されました「ハチ公生誕100年記念入場券」は、ハチ公生誕100年の記念ロゴとかつて山手線で運転されていたE231系500番代と現在の山手線で運転されているE235系、埼京線のE233系と湘南新宿ラインのE231系をあしらった渋谷駅のD型硬券入場券5枚がハチ公の物語や駅長のメッセージが記載された台紙にセットされています。また、JR東日本発売分ではポストカードが付属します。

 

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付属したポストカード

 

ハチ公生誕100年の記念ヘッドマークを着けた山手線E235系をあしらったポストカードになります。山手線において1編成このようなヘッドマークを着けた列車が運転されています。

 

 

東急発行「ハチ公生誕100年記念乗車券」

 

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 名称   :ハチ公生誕100年記念乗車券
 発行社局:東急電鉄
 発売日  :2023年11月11日
 値段   :1,000円
 購入箇所:渋谷駅特設会場
 シリアルNo.:0692
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東急の渋谷駅は東横線が1927年に開通、それ以前に玉川電気鉄道(のちの東急玉川線)が1907年に開通しています。玉川線は1969年に廃止となりますが、この路線を地下化した新玉川線(2000年に田園都市線となる)が1977年に開通しています。

 

都内有数の繁華街に発展した渋谷、その開発の中心を担ったのは東急グループであり、今日でも東急グループの本拠地である渋谷、かつては駅に隣接して東急百貨店東横店があり、東口には映画館やプラネタリウムなどがあった東急文化会館、西口には109や駅から離れた場所に東急百貨店本店、Bunkamuraや東急ハンズなど多くの施設があり、渋谷の賑わいをけん引してきました。

そして今、渋谷は100年に一度といわれる再開発が各所で始まっており、東急グループもその中心を担い渋谷の街が変わり始めています。東口の東急文化会館はすでになく、その場所は「渋谷ヒカリエ」という複合高層ビルとなり2012年にオープンしています。そしてこの再開発や地下鉄副都心線との直通運転開始に伴い、東横線の渋谷駅は2013年に現在の地下駅に移転となり、その跡地はJR渋谷駅の埼京線・湘南新宿ラインホーム敷地になったほか、「渋谷スクランブルスクエア」や「渋谷ストリーム」という複合高層ビルがオープンしています。また渋谷駅に隣接していた東急百貨店東横店も建物の老朽化や再開発により閉店となり建物の解体が進んでいます。東急百貨店本店も再開発に伴い閉店となり、隣接するBunkamuraも一部施設を除き長期閉館となっています。東急ハンズについては、店舗は存続しているものの東急グループからは離れています。

  

東急で発売されました「ハチ公生誕100年記念乗車券」は、ハチ公生誕100年の記念ロゴとかつて玉川線で運転されていた低床電車200形、東横線など東急各路線で活躍しその風貌から「アオガエル」と呼ばれ一時期ハチ公広場にも車体が置かれていた先代の5000系、長きに渡り田園都市線を中心に活躍し2022年で引退した8500系、現在の最新型車両である2020系をあしらったD型硬券乗車券5枚がハチ公の物語や駅長のメッセージが記載された台紙にセットされています。なお、ハチ公の物語や駅長のメッセージの部分は各社共通となっています。

 

東急でもハチ公生誕100年のヘッドマークを着けた列車が運転されているとのことです。

 

 

東京メトロ発行「ハチ公生誕100年記念乗車券」

 

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 名称   :ハチ公生誕100年記念乗車券
 発行社局:東京地下鉄
 発売日  :2023年11月11日
 値段   :1,000円(4社セットでの発売額)
 購入箇所:渋谷駅特設会場
 シリアルNo.:0692

 備考  :大人用600円、小児用300円単体での発売あり

      4社セットでの発売時にのみペーパークラフト付属
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東京メトロは渋谷駅に銀座線・半蔵門線・副都心線が乗り入れております。銀座線の渋谷駅は東京高速鉄道として1938年に開通、半蔵門線は当時の営団地下鉄で1978年に開通、副都心線は2008年に開通しています。なお半蔵門線・副都心線の渋谷駅は共同駅として東急管理になっているため、東京メトロの渋谷駅は実質銀座線の渋谷駅のみとなります。

銀座線の渋谷駅は、渋谷特有の谷という地形であることから地上の高架線上に駅が設けられ、かつての東急百貨店東横店の西館3階にありましたが、再開発に伴う建て替えのため2020年に現在の東口広場上空の高架線に移転しています。
 
東京メトロで発売されました「ハチ公生誕100年記念乗車券」は、犬のイラストをあしらった東京メトロ24時間券の大人用・小児用券のセットとして、他社と共通のハチ公の物語や駅長のメッセージが記載された台紙にセットされています。なお一般発売では大人用・小児用バラでの発売も行われセットで購入すると台紙がついてくるという発売方法であったようです。また2023年11月11日に4社セットとして購入した場合にのみ、台紙とオリジナルのペーパークラフトが付属しました。

 

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4社セットで購入時に付属したペーパークラフト

 

ペーパークラフトは、銀座線開業時の1000形と現在の銀座線の車両1000系をあしらいました。

 

 

京王発行「ハチ公生誕100年記念乗車券」

 

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 名称   :ハチ公生誕100年記念乗車券
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2023年11月11日
 値段   :1,000円
 購入箇所:渋谷駅特設会場
 シリアルNo.:0692
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京王の渋谷駅は井の頭線の始発駅で1933年に帝都電鉄として開業、本年2023年で開業から90周年を迎えました。

井の頭線の渋谷駅はその後何度か建て替えが行われていますが、現在の駅は1998年に完成した駅改良工事により開業時から0.1キロ吉祥寺方に移転しており、その上は複合商業施設として「渋谷マークシティ」が2000年にオープンしています。

 

京王で発売されました「ハチ公生誕100年記念乗車券」は、ハチ公生誕100年の記念ロゴがついた「いのかしら おでかけきっぷ」(京王線新宿~明大前間と井の頭線全線の1日乗車券)とかつて井の頭線で運転されていた3000系、現在の車両である1000系をあしらったD型硬券乗車券3枚が、ハチ公の物語や駅長のメッセージが記載された台紙にセットされています。なおこれら硬券乗車券の地紋は、京王帝都電鉄時代の社紋となっています。
 

京王でもハチ公生誕100年のヘッドマークを着けた列車が井の頭線で運転されているとのことです。

 

 

飼い主が急逝してからも帰ってくることのない主人を渋谷駅で待ち続けた「ハチ」、その後銅像になって有名な待ち合わせ場所の主として集う人々と変わりゆく渋谷の街並みを眺め続けた「忠犬ハチ公像」、若者の街となり流行の発信地ともなった渋谷のシンボルとして今日も多くの人々に親しまれています。100年に一度という再開発が進む渋谷の街の中心で、これからも「ハチ公」の物語は語り継がれていくことでしょう。

2022.12.04

1488.【JR東日本】東北新幹線八戸開業20周年記念入場券

JR東日本の新幹線各路線は、本年2022年でそれぞれ節目を迎え、新幹線イヤーとなりました。新幹線イヤー2022年の締めくくりとなる12月になり、この区間の開業から20周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :東北新幹線八戸開業20周年記念入場券
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年11月15日
 値段   :3,300円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:0305

 備考  :ピンバッジ2個セット(E5系はやぶさ+E2系はやて)付属

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本年12月1日で、東北新幹線の盛岡~八戸間の開業から20周年を迎えました。

 

東北新幹線は1982年に大宮~盛岡が開業しましたが、盛岡から先青森への開業は諸般の事情により延期となりました。青森県としては東北新幹線の延伸は悲願となりました。その後東北新幹線の青森延伸が決まり、2002年に盛岡から青森県内の八戸まで延伸開業することになりました。

八戸延伸に際して、八戸まで運転する列車は基本的にE2系による全席指定とし、新たな愛称として「はやて」と命名し運転を開始しました。途中に「いわて沼宮内」「二戸」駅も新幹線の駅として開業しました。この開業で八戸駅は一時期、青森方面への乗換駅として機能することになります。

八戸延伸から8年後の2010年、東北新幹線は青森市内の新青森駅まで全線開通、その翌年の2011年からE5系による「はやぶさ」が登場し、更にスピードアップが図られましたが、一方でE2系は八戸界隈からは定期運用では撤退し、「はやて」は早朝・夜間のごく一部の列車が運行されるのみになったという状況になりました。

 

東北新幹線八戸開業20周年を迎えて、このような記念入場券が発売されました。記念入場券は台紙デザインにE5系「はやぶさ」とE2系「はやて」をあしらい、盛岡・いわて沼宮内・二戸・八戸の硬券入場券がセットされE5系「はやぶさ」とE2系「はやて」 のピンバッジが付属しました。

 

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付属したピンバッジ

 

このピンバッジは、米由来(非食用)の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン」で製作されました。紙製の箱に収められました。

この記念入場券は駅での発売はなく、2022年11月15日にJR東日本商事が運営する「JRE MALL」内でJR東日本クロスステーションが出展している鉄道グッズを扱うショップ「GENERAL STORE RAILYARD」でWeb発売され、先日自宅に届きました。

 

東北新幹線が八戸まで延伸して20周年を迎えました。弊ブログでは20年前の八戸開業時に首都圏主要駅で発売されました記念Suicaを公開しております。この時の記念Suicaは大変人気で、並んだ思い出があります。あの日から早いもので20年の年月が流れました。

2022.11.24

1485.【JR東日本】鉄道開業150周年記念Suica

本年2022年で、わが国の鉄道開業から150年を迎えました。この間、わが国の発展に大きく貢献してきた鉄道ですが、鉄道により生み出されたものも多くあります。ここに鉄道開業150周年のメモリアルアイテムが入手できましたので、公開いたします。

 

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 名称   :鉄道開業150周年記念Suica
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年6月8日
 値段   :15,000円(送料別)
 購入箇所:JRE MALL 鉄道開業150周年記念Suica ショップ(Web販売)
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鉄道開業150年の歴史において多くのものが生み出されましたが、近年では主にJR東日本が発行しているICカード「Suica」が鉄道に乗車するだけでなく、駅ナカから街中のコンビニエンスストアなどの店舗等でも使用できる社会的インフラになりました。鉄道開業150周年に合わせて、記念Suicaが発売されました。

内容は、1号蒸気機関車・新幹線開業前に東京~大阪を結んだ特急「こだま」、現代のJR東日本新幹線車両をあしらった3枚のカードが、鉄道開業から間もない時期に描かれた錦絵を原画とする絵をあしらった木製の楯にセットされているという豪華仕様になります。

 

ここにセットされているSuicaは特殊なもので、いずれもチャージ金額0円でデポジットは無し、使用期限が2023年3月31日まででこれ以降残額があっても払い戻しはしない等、この記念カードに適用となる規約が制定されています。その旨、この記念Suicaに付属しました。

またこの記念Suicaについて、挨拶文とともに台紙楯の絵及びカードに使用された写真についての解説文もセットされております。

 

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記念Suica挨拶文

 

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台紙楯の絵及びSuicaに使用された写真の説明

 

また、この記念Suicaはこのような箱に入れられてきました。

 

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記念Suicaセットが納められた箱

 

こうして鉄道開業150周年を記念して発売されました記念Suicaになります。このカードは駅での発売はなくJRE MALLに開設された特設サイトで数量限定で発売されました。この他イベントなどでも発売されたようです。なお発売数は余裕があるようで、この記事作成時点でもまだ発売中のようです。セットの内容やカードの仕様などから、使用することよりも記念品として飾ることを目的としたアイテムになるかと思います。

 

鉄道150周年の記念アイテムとして発売されました記念Suica、この他にも記念入場券の発売があったほか、JRグループ全駅の硬券入場券セットが発売されました。この他にも各種アイテムが発売され中には、純金製の1号蒸気機関車の模型が1,000万円で発売されるなど多くの商品が発売されました。

 

こうして鉄道開業150周年を迎えました。この150年の歴史の中で島嶼を除く日本各地に路線網を築き、新幹線を登場させるというところまで発展させてきました。次の節目は2072年の鉄道200周年になるかと思います。今から50年後の姿をここに予想してみたいのですが、おそらくその時代になれば中央リニア新幹線が東京~大阪間開業していると思われ、北海道新幹線の新函館北斗~札幌、北陸新幹線の金沢~大阪、西九州新幹線の新鳥栖~武雄温泉は開通していることでしょう。またこの時代になれば無人運転が当たり前となり車掌や運転士といった方はいなくなり、駅でも駅係員と呼ばれる方もほぼいなくなるのではないかと思います。更に乗車券類については2次元バーコードによるものからチケットレスという時代になるかと思われ、その時代で果たして今日のような記念乗車券類というのが存在しているのかという気がいたします。一方で地方路線を中心に、その時代まで存続できているのかと危惧する点もあります。他にもその時代に「鉄道趣味という文化」がどうなっているのか、気になる点ではないかと思います。

 

鉄道開業150周年を迎えた2022年、これを記念するアイテムになります。

2022.11.19

1483.【JR東日本】上越新幹線開業40周年記念入場券

2022年は各路線で節目を迎え、新幹線イヤーとなっているJR東日本の新幹線各路線。11月に入りまして、この新幹線の開業から40周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :上越新幹線開業40周年記念入場券
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年10月14日
 値段   :3,250円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:0600

 備考  :ふるさとチャイムCD及び記念ICカードケース  付属

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本年11月で節目を迎えた新幹線は上越新幹線で1982年11月15日に大宮~新潟間が開業、それから40周年を迎えました。

 

当初は東北新幹線と同時に開業を予定していた上越新幹線でしたが、約5カ月遅れて開業しました。開業が遅れた理由として、上越新幹線は日本列島を縦貫する山岳地帯に当時世界最長を誇った大清水トンネルを始めとした長大トンネルが設けられましたが、これらトンネル工事において湧水の噴出など難工事となり遅れたことがその要因となりました。上越新幹線開業時には当時の国鉄で全国規模に及ぶダイヤ改正が行われました。上越新幹線開業時は200系を導入し速達タイプの列車を「あさひ」号、各駅停車タイプの列車を「とき」号として運転されました。

その後の変遷ですが、1985年に上野1991年に東京まで開業しました。JR発足後に越後湯沢駅から分岐する保守基地線の終点付近に駅を設けスキー場と直結したガーラ湯沢駅が1990年に開業し、現在もスキーシーズンにガーラ湯沢へ運転されています。1997年になりますと新潟まで運行される列車は「あさひ」に統一され「とき」の愛称は使用しなくなり、合わせて高崎・越後湯沢(冬季はガーラ湯沢)行きの途中駅までの列車を「たにがわ」号として運転されるようになりましたが、2002年に「あさひ」号の愛称で運転されていた新潟行き列車は「とき」号と変更し現在に至っています。2004年には熊谷~高崎間に本庄早稲田駅が開業しました。2016年にはE3系車両を使用し車内で現代美術を展示する現美新幹線」が越後湯沢~新潟間で運転されましたが2020年で運転が終了となりました。そして本年で開業から40周年を迎えました。

 

上越新幹線開業40周年を迎えて、このような記念入場券が発売されました。記念入場券は台紙デザインに200系「あさひ」号をあしらい、開業日の速達タイプの「あさひ301号」の停車駅であった大宮・高崎・長岡・新潟の硬券入場券がセットされ、200系運行時の車内案内放送前に流れた「ふるさとチャイム」の上越新幹線各駅を収めたCDと200系の側面をあしらったICカードケースが付属しました。

 

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付属した「ふるさとチャイム」CDとICカードケース

 

これら記念入場券は駅での発売はなく、2022年10月14日にJR東日本商事が運営する「JRE MALL」内でJR東日本クロスステーションが出展している鉄道グッズを扱うショップ「GENERAL STORE RAILYARD」でWeb発売され、本日自宅に届きました。

 

開業から40周年を迎えた上越新幹線、開業時から活躍した200系はリニューアルされたものの2013年で定期運行は終了、上越新幹線でも運行されたオール2階建て車両Maxも昨年2021年で運行を終了しています。現在ではE2系とE7系で運転されていますが、E2系については来年2023年3月頃に実施されるダイヤ改正で上越新幹線からは撤退予定とのことです。

 

今から40年前に開業した上越新幹線、この新幹線の開業で東京から新潟までの所要時間がほぼ半減され本州の日本海側に大きなインパクトをもたらし、当時の地元の熱狂は想像以上のものがあったと感じております。また、長大トンネルとともに名だたる豪雪地帯を走行するため線路内に設けたスプリンクラーにより雪を解かすという設備も設置され、今日まで「雪に強い新幹線」という高い評価と信頼を得ています。私自身にとりましても、父親が新潟出身であったことからこの新幹線の開業は思い出深く、更に父の親戚筋の知り合いに国鉄職員であった方がいらしたようでそのつてで当時新潟で発売された開業記念入場券を頂くことができ、弊ブログにて公開しております。

あの日から40年が過ぎ、今日も多くの人々を乗せて運転されております。

2022.10.14

1471.【JR東日本】開業150周年記念入場券

本年2022年も10月14日「鉄道の日」となりました。本年は鉄道開業150周年という節目になります。この節目を記念しまして、JR東日本で記念入場券の発売がありました。

 

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 名称   :開業150周年記念入場券 新橋駅版
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年9月5日
 値段   :3,200円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:1439

 備考  :記念豆皿 付属

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開業150周年記念入場券 新橋駅版

 

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 名称   :開業150周年記念入場券 横浜駅版
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年9月5日
 値段   :3,200円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:0738

 備考  :記念豆皿 付属

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開業150周年記念入場券 横浜駅版

 

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我が国の鉄道は、今から150年前の1872年10月14日(現在使用されている太陽暦による日付)に新橋~横浜間の開業から始まりました。開業時の新橋駅は現在の高層ビルが立ち並ぶ汐留にあり、ここから汽車が出発しました。かつての新橋駅の跡地には「旧新橋停車場鉄道展示室」が設けられ、当時の駅舎が復元されています。また横浜駅は現在の桜木町駅になり、この駅にも「旧横濱鉄道歴史展示」として蒸気機関車などの展示があります。開業時の1号機関車はさいたま大宮にある「鉄道博物館」で保存・展示されています。

 

鉄道開業150周年を迎え、JR東日本にて発売されました記念入場券になります。駅での発売はなくJR東日本商事が運営する「JRE MALL」内でJR東日本クロスステーションが出展している鉄道グッズを扱うショップ「GENERAL STORE RAILYARD」でWeb発売され、鉄道開業150周年を迎えた本日自宅に届きました。内容は新橋駅版と横浜駅版と2種類あり、開業時の1号機関車と新橋及び横浜の開業時の絵図などをあしらい、新橋・横浜・桜木町の各駅のD型硬券入場券がそれぞれセットされています。また、この記念入場券には、開業時の絵図をモチーフとした豆皿が付属しました。

 

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付属した豆皿 左)新橋駅版 右)横浜駅版

 

新橋駅版・横浜駅版でデザインが異なる豆皿が桐箱に入って付属しました。

 

鉄道開業から150年がすぎました。明治からの近代日本の発展とともに鉄道は路線網を発展され、1964年には世界に冠たる新幹線を誕生させるなど我が国日本は鉄道が充実した国となりました。人々の生活にも深くかかわっていることはここで記述するまでもないことではないことかと思います。

鉄道150周年を記念しまして、JRグループを問わず私鉄各社などでも記念するイベントなどが開催されています。

 

150年の歴史を歩んだ日本の鉄道、次の50年先の未来へ今まさに出発したところであるかと思います。

2022.10.02

1469.【JR東日本】北陸新幹線(高崎~長野)開業25周年記念入場券

2022年は各路線で節目を迎え、新幹線イヤーとなっているJR東日本の新幹線各路線。10月になりまして、この新幹線の開業から25周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :北陸新幹線(高崎~長野)開業25周年記念入場券(E2系セット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年9月7日
 値段   :2,900円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:信州まーけっと(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:0987

 備考  :記念DVD 長野新幹線車両センター E7系運転席展望映像 車輪添削 付属

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北陸新幹線(高崎~長野)開業25周年記念入場券(E2系セット)

 

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 名称   :北陸新幹線(高崎~長野)開業25周年記念入場券(E7系セット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年9月7日
 値段   :3,200円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:信州まーけっと(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:1442

 備考  :記念DVD 長野新幹線車両センター E7系運転席展望映像 車両洗浄 付属

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北陸新幹線(高崎~長野)開業25周年記念入場券(E7系セット)

 

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本年10月で節目を迎えた新幹線は北陸新幹線で1997年10月1日に高崎~長野間が開業、それから25周年を迎えました。開業時は長野までであったことから「長野行新幹線」等の名称で案内されていました。翌1998年に長野で冬季オリンピックが開催され、観客輸送に活躍しました。

開業時はE2系を導入し「あさま」号として運転されました。その後2015年に長野~金沢が開業し、その前年に現在の北陸新幹線で運転されているE7系が登場、その後E2系は北陸新幹線からは引退し現在ではE7系及び同系車でJR西日本保有のW7系で運転されています。なお「あさま」号の愛称については現在でも、東京~長野間で運転される列車で使用されています。

 

北陸新幹線高崎~長野開業25周年を迎えて、このような記念入場券が発売されました。記念入場券は台紙デザインにE2系とE7系をあしらった2種類発売され、E2系セットでは開くとE2系が立体的に現れる台紙に高崎・安中榛名駅の硬券入場券がセット、E7系セットではE7系をあしらった台紙に軽井沢・佐久平・上田・長野駅の硬券入場券がセットされ、それぞれ長野新幹線車両車両センターでの車輪転削や洗浄機の通過シーンなどを収めたDVDが付属しました。これら記念入場券は駅での発売はなく、開業25周年を前にした2022年9月7日にJR東日本商事が運営する「JRE MALL」内で、長野県内の特産物等を扱うショップ「信州まーけっと」でWeb発売され、10月に入りまして自宅に届きました。

 

いまから25年前の新幹線開業で、東京から長野へは大幅な時間短縮が図られました。今日も多くの方々を乗せて信州へ運転されております。

2022.09.11

1465.【JR東日本】山形新幹線開業30周年記念入場券

新幹線イヤーとなっているJR東日本の新幹線各路線、この新幹線の開業から30周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :山形新幹線開業30周年記念入場券(E3系シルバーメタリックセット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年7月1日
 値段   :3,280円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:3277

 備考  :記念DVD 山形車両センター E3系洗浄線入線・「とれいゆ」車内 付属

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山形新幹線開業30周年記念入場券(E3系シルバーメタリックセット)

 

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 名称   :山形新幹線開業30周年記念入場券(E3系新塗装セット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年7月1日
 値段   :3,280円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:0104

 備考  :記念DVD 山形車両センター E3系車輪研削・分割併合装置・車内 付属

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山形新幹線開業30周年記念入場券(E3系新塗装セット)

 

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東北新幹線開業から約10年後の1992年、山形新幹線が開業しました。新幹線開業後、山形へは福島駅での乗り換えが強いられるようになりましたが、乗り換えの解消による所要時間短縮を図るため、在来線の奥羽本線福島~山形間を新幹線と同じ1435mmに改軌して、新幹線が在来線へ直通する形で山形へ新幹線が開通することになりました。路線名は山形新幹線で列車の愛称はかつて上野から奥羽本線へ走行していた特急列車の愛称「つばさ」が引き継がれました。開業時から東京~福島で東北新幹線列車に併結運転で直通し、車両は在来線規格の車体をもつ400系が登場、山形へ運転を開始しました。

山形新幹線は1999年に山形から新庄へ延伸し、同時に現在使用されているE3系が登場しました。開業時の400系はその後E3系に置き換えられ2010年で運転を終了しました。2014年になりますと、車両の外装をシルバーメタリックから現在の山形県の県鳥である「おしどり」をモチーフにしたものに変更が始まり2016年で変更が完了しています。この時山形新幹線区間の福島~新庄間に車内に「足湯」を設けた「とれいゆ つばさ」という車両も登場し運転されましたが、2022年で運転を終了しました。

 

山形新幹線開業30周年を迎えて、このような記念入場券が発売されました。記念入場券は台紙デザインにE3系「シルバーメタリック」と「新塗装」と2種類発売され福島~山形間の山形新幹線各駅の硬券入場券がセットされ、それぞれ山形車両車両センターでの検査や洗浄機の通過シーンなどを収めたDVDが付属しました。これら記念入場券は駅での発売はなく、開業から30周年を迎えた2022年7月1日にJR東日本商事が運営する「JRE MALL」内でJR東日本クロスステーションが出展している鉄道グッズを扱うショップ「GENERAL STORE RAILYARD」でWeb発売され、9月に入りまして自宅に届きました。

 

開業から30周年を迎えた山形新幹線ですが、現在のE3系に代わる新型車両E8系が2024年に登場予定とされています。また福島駅構内について、現在山形新幹線から東北新幹線へ乗り入れる際に発生する交差支障を解消するため、新たな連絡線の建設が進められており2026年完成予定とのことです。

 

今から30年前、在来線に直通する画期的な新幹線として開業した山形新幹線、今日も多くの人々を乗せて運転されております。

1464.【JR東日本】東北新幹線開業40周年記念入場券

本年、2022年はJR東日本新幹線イヤーとなっております。東京から北へ5方面に伸びる新幹線が節目を迎えています。まずは、北へ向かう大動脈となった新幹線が開業から40周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :東北新幹線開業40周年記念入場券(200系セット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年6月23日
 値段   :3,200円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:1031

 備考  :記念DVD 新幹線総合車両センター E5系車体洗浄装置通過シーン 付属

       大宮・小山・宇都宮・那須塩原の各駅入場券がセット

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東北新幹線開業40周年記念入場券(200系セット)

 

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 名称   :東北新幹線開業40周年記念入場券(E5系セット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年6月23日
 値段   :3,380円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:1299

 備考  :記念DVD 新幹線総合車両センター E5系車輪研削・分割併合装置・車内 付属

       新白河・郡山・福島・白石蔵王・仙台の各駅入場券がセット

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東北新幹線開業40周年記念入場券(E5系セット)

 

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 名称   :東北新幹線開業40周年記念入場券(E2系セット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2022年6月23日
 値段   :3,200円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:1807

 備考  :記念DVD 新幹線総合車両センター 入庫・出庫・車両入換風景 付属

       古川・一ノ関・北上・盛岡の各駅入場券がセット

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東北新幹線開業40周年記念入場券(E2系セット)

 

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北へ向かう大動脈となった東北新幹線、今から40年前の1982年6月23日に、大宮~盛岡間が開業しました。この時点で大宮以南ではまだ用地買収等の遅れなどがあったことから大宮始発で開業し、上野~大宮間は「新幹線リレー」号という列車でアクセスしました。開業時の車両は200系で、東海道新幹線0系譲りの前頭部をしていますが外装は緑とアイボリーのツートンをまとい、北に向かう新幹線車両として華々しく運転を開始しました。列車名は速達タイプが「やまびこ」、各駅停車タイプが「あおば」と命名されましたが、その後「あおば」の名称は使用しなくなり、那須塩原・郡山までの近距離運転の列車が「なすの」という名称で運転されています。

東北新幹線はその後1985年に上野~大宮間が開業1991年に東京~上野間が開業し東京から乗車できるようになりました。盛岡から先については2002年に盛岡~八戸間が開業、そして2010年に八戸~新青森間が開業し、全線開通となりました。この間車両については、1997年にはE2系が東北新幹線でも運転を開始し、2002年の八戸延伸時にはE2系を使用した八戸まで運転する列車に「はやて」という愛称の列車が登場しました。そして、2011年に現在の東北新幹線の主力車両となったE5系が登場、この車両を使用し最高時速300km、後に320km/h走行する速達タイプの列車「はやぶさ」の運転も開始し、北への大動脈を担い40周年の佳節をむかえることになりました。

 

東北新幹線開業40周年を迎えて、このような記念入場券が発売されました。記念入場券は3種類発売され東北新幹線で活躍した代表的車両である200系・E2系・E5系をあしらった台紙に、200系セットでは大宮~那須塩原間各駅、E5系セットでは新白河~仙台間各駅、E2系セットでは古川・一ノ関・北上・盛岡の各駅の硬券入場券がセットされ、それぞれ宮城県にあるJR東日本の新幹線車両の検査などを行う新幹線総合車両センターでの検査や洗浄機の通過シーンなどを収めたDVDが付属しました。これら記念入場券は駅での発売はなく、開業から40周年を迎えた2022年6月23日にJR東日本商事が運営する「JRE MALL」内でJR東日本クロスステーションが出展している鉄道グッズを扱うショップ「GENERAL STORE RAILYARD」でWeb発売され、9月に入りまして自宅に届きました。

 

開業40周年を迎えた東北新幹線、開業時から運転された200系は全車両引退して時が過ぎており、E2系も数を減らしてきており今ではE5系が主力になっています。一方で東北地方ではここ数年地震災害が頻発している印象があり、2011年3月に発生した東日本大震災はもとよりこの前後でも大きな地震が発生し、高架橋などの施設が破損し運行不能となる状況がしばしば発生しており、本年2022年にも3月に東北地方で地震が発生しこの時は走行している列車が脱線するという大変大きな被害が発生しました。地震災害が連続して発生している状況ですが、そのたびに復活し東北地方への大動脈を担っているという今の東北新幹線になります。開業40周年を記念して、E2系に200系の外装を再現した車両が登場し運転されております。

 

今から40年前、東北に向かう大動脈として開業した東北新幹線、今日も多くの人々を乗せて運転されております。

2021.10.01

1408.【JR東日本】Maxありがとう記念入場券

東北・上越新幹線で活躍したオール2階建て車両、本日2021年10月1日をもって定期運行終了となりました。

 

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 名称   :Maxありがとう記念入場券 上越新幹線(越後湯沢~新潟)セット
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2021年9月3日
 値段   :2,650円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:0341

 備考  :記念DVD 上越新幹線E4系運転台展望(新潟駅~新潟新幹線車両センター)付属

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Maxありがとう記念入場券 上越新幹線(新潟~越後湯沢)セット

 

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 名称   :Maxありがとう記念入場券 上越新幹線(東京~上毛高原)セット
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2021年9月3日
 値段   :2,870円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:0880

 備考  :記念DVD 上越新幹線E4系運転台展望(東京駅~東京新幹線車両センター)付属

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Maxありがとう記念入場券 上越新幹線(東京~上毛高原)セット

 

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 名称   :Maxありがとう記念入場券 東北新幹線セット
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2021年9月3日
 値段   :2,420円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:0494

 備考  :記念DVD 上越新幹線E4系運転台展望(東京新幹線車両センター洗浄線)付属

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Maxありがとう記念入場券 東北新幹線セット

 

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2021年10月1日を最後に運行を終了した車両は、上越新幹線でMaxとき・Maxたにがわで運行されてきたE4系になります。E4系は1997年にE1系に続く2代目のオール2階建て車両として登場、E1系と同様にMaxと呼ばれこの車両を使用する列車にはMaxと冠された列車名で運行されました。E4系は8両編成になりますが自動解結機構を備えていることから分割併合が可能な仕様となっており、E4系が重連となった16両編成では高速列車として世界一の定員を誇りました。まずは黄色帯で東北新幹線でデビュー、2001年からは上越新幹線でも運転を開始しました。首都圏における通勤圏の拡大により新幹線通勤の需要が増え、一方で東京駅や東京~大宮間の線路容量の逼迫から1列車当たりの輸送力を確保することにつながりました。1999年には東北新幹線東京~福島間で山形新幹線と併結するMaxやまびことしても運転され、この区間でオール2階建ての巨体と新在直通用の小型車両が連結走行していた時代もありました。

その後東北新幹線では高速化が進んだことから、E4系が定期走行することは困難になり2012年に東北新幹線からは撤退し以降は上越新幹線でのみ運行されるようになりました。2012年になりますと上越新幹線専用となったことや新潟県でデスティネーションキャンペーンに合わせて外観が黄色帯から朱鷺色に変更になり、合わせて側面のロゴにも羽ばたく朱鷺が描かれたものに変わりました。

上越新幹線で運転されてきたMaxE4系でしたが、経年による老朽化やその車体構造がゆえバリアフリーに対応することが困難になってきたことからE7系に置き換えられることになり姿を消していきました。当初は2020年度末で引退の予定であったところ、2019年10月に発生した台風により北陸新幹線長野新幹線車両センターに留置中であったE7系10編成(JR西日本保有W7系を含む)が冠水被害で水没し修復不能となったことから、E4系はE7系が揃うまで延命することになり活躍の期間が伸びましたが、E7系が必要本数揃ったことから本日2021年10月1日の運行をもって定期運行を終了することになりました。

 

定期運行終了に伴い、各種キャンペーンが行われ合わせて各種グッズの発売が行われました。そしてこのような記念入場券も発売されました。

記念入場券は3種類発売され、新潟県内の上越新幹線各駅の硬券入場券のセット、東京~上毛高原間の上越新幹線(東京~大宮間の東北新幹線を含む)各駅の硬券入場券のセット、東北新幹線で運行されていた当時の行先であった駅(那須塩原・郡山・仙台・盛岡)の硬券入場券のセットがE4系をあしらった台紙にセットされ、それぞれE4系の運転台から見た車両センターへ入庫する展望及び洗浄機を通過するシーンを収めたDVDが付属しました。これら記念入場券は駅での発売はなく、2021年9月3日にJR東日本商事が運営する「JRE MALL」内でJR東日本クロスステーションが出展している鉄道グッズを扱うショップ「GENERAL STORE RAILYARD」でWeb発売され、E4系が運行を終了した本日2021年10月1日に自宅に届きました。

 

東北・上越新幹線で活躍したオール2階建て車両E4系Max、この車両の引退で国鉄時代に東海道・山陽新幹線に当時食堂車・グリーン車として登場した2階建て新幹線車両は終焉を迎えることになります。2階席からは通常の車両よりも高い視線で流れる車窓を楽しめた2階建て新幹線車両、定期運行を終了しました。今後は引退記念のツアーイベントが開催されるそうで、このイベントをもって姿を消します。多くの人々に思い出を残して引退することになりました。

2021.03.26

1381.【JR東日本】メモリアル185記念入場券(湘南ライナーセット)

先日定期運用を終了した185系、メモリアル185記念入場券、経年により実施されたリニューアルは、東海道線で運転されている185系にも及んできました。

 

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 名称   :メモリアル185記念入場券(湘南ライナーセット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2021年3月1日
 値段   :2,780円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:1992

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185系のリニューアルは、1999年からは東海道線「踊り子」号などで運転されていた田町電車区所属の車両にも実施されるようになりました。リニューアル後は、東海道線の伝統カラーである湘南色をあしらったブロック塗装になりました。この外装で運転されましたが2012年頃から再び登場時の緑ストライプ塗装に変更されたことから、この外装は姿を消しました。

 

さて、この記念入場券は「湘南ライナーセット」となっています。「湘南ライナー」とは、東海道線で朝の上り及び夜間の下りで運転された定員制の列車になります。もとはラッシュ時間帯に回送運転を行っていた特急車両を着席料金を徴収して運転されたのが始まりで、東海道線方面にはまだ国鉄時代であった1986年11月から運転を開始しました。それまでこの車両の特性から通勤時間帯等で普通列車の運用に就くこともありましたが、「湘南ライナー」としてこの車両の設備を活かしてラッシュ時間帯の東海道線で活躍をしました。「湘南ライナー」は大変好評で増発され、一部列車は貨物線を経由する列車も登場、ついには藤沢・茅ケ崎駅には貨物線にも「湘南ライナー」用ホームが設置され、湘南地域から東京へ着席サービスを提供しました。また新宿発着となる「湘南新宿ライナー」という列車も登場し、この列車は2001年12月から朝の上りは「おはようライナー新宿」夜間の下りは「ホームライナー小田原」として運転され、車両も185系だけでなく183系等の特急型車両や湘南ライナーに特化したオール2階建て車両215系も登場し、ラッシュ時間帯で活躍しました。何せ朝時間帯の上り列車には「ライナーセット券」も設定され、これは月末に翌月分が発売され数が限られていたことからプラチナチケットとなっていました。約35年間運転されてきた「湘南ライナー」も2021年3月のダイヤ改正前日で運転を終了し、改正後は特急「湘南」として運転されています。

 

「湘南ライナーセット」で発売されたメモリアル185記念入場券は、リニューアル後の外装をあしらった台紙に、「湘南ライナー」の主要停車駅であった東京・品川・藤沢・茅ケ崎・平塚・小田原の硬券入場券がセットされ、付属する方向幕プレートは表は「湘南ライナー」の表示、裏面は「湘南ライナー」を始めとした185系が使用された列車のヘッドマークがあしらわれています。「湘南ライナー」にはセーラー帽をかぶったカモメのイラストマークが設定されました。そのほかあしらわれているヘッドマークについてについてですが、185系はこの頃になりますと臨時列車等にも多く使用されるようになり、ここにあしらわれている「はまかいじ」は横浜から中央線甲府・信州方面へ土休日に運転された列車で、横浜は京浜東北線ホームに発着し東神奈川から横浜線経由で運転された特急になります。京浜東北線を走行するため「はまかいじ」に充当される185系にはATCが設置されました。「はまかいじ」は2019年1月で運転を終了、これは利用が減ったと合わせて京浜東北線横浜駅にホームドアが設置されたこともその要因となりました。さらに「修学旅行」というヘッドマークもあしらわれていますが、神奈川県内の各駅から日光へ修学旅行の団体貸切列車としても運転されたとのことで、神奈川県内の子供たちの思い出も乗せて走った185系であったのではないかと思います。

 

先日2021年3月13日ダイヤ改正の前日で定期運用を離脱した185系、この前後から各種イベントやグッズが発売され、ここに公開しました記念入場券もその一つになります。また定期運用終了後に185系所縁の駅を巡るスマートフォンを使用したスタンプラリーも開催されました。

 

実に40年にもわたり、首都圏で伊豆へ北関東へ広範囲で活躍した特急型電車であった185系、多くの人々に思い出を残しました。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。