1395.【えちごトキ鉄】国鉄形観光急行運行開始記念乗車券・急行券
2015年の北陸新幹線開業に伴い並行在来線の新潟県内の路線を運営しているえちごトキめき鉄道、新たな観光列車の運行が開始されました。
========================
名称 :国鉄形観光急行運行開始記念乗車券
発行社局:えちごトキめき鉄道
発売日 :2021年7月4日
値段 :各900円
購入箇所:上越妙高駅
シリアルNo.:2731(Aタイプ)
2728(Bタイプ)
========================
記念乗車券(左:Aタイプ、右:Bタイプ)
記念乗車券裏面(左:Aタイプ、右:Bタイプ)
========================
名称 :国鉄形観光急行運行開始記念急行券
発行社局:えちごトキめき鉄道
発売日 :2021年7月4日
値段 :各500円
購入箇所:上越妙高駅
シリアルNo.:2743(Aタイプ)
2734(Bタイプ)
========================
記念急行券(左:Aタイプ、右:Bタイプ)
記念急行券裏面(左:Aタイプ、右:Bタイプ)
えちごトキめき鉄道で新たに運行を開始した観光列車は、国鉄形車両を使用した往年の急行列車を再現した列車になります。JR西日本で2021年3月まで主に七尾線等で運転されていた413系3両編成と、この路線で413系に混じって運行されていた急行型電車生き残りといえるクハ455-701を譲り受け、外装を交直流国鉄急行色として、413系のMcMユニットにクハ455-701と連結した3両編成で、旧北陸本線であった日本海ひすいラインの直江津~糸魚川・市振間で急行列車として2021年7月4日より運行を開始しました。
なお413系のクハ412も譲受しましたがこの車両は運行はせず、急行色となって直江津駅構内にオープンした「直江津D51レールパーク」で展示されているとのことです。
413系は国鉄時代末期に急行型電車であった471系等の台車や電装品・空調装置等の機器を使用し、車体を2ドアセミクロスシートとした車両になりますので、この形式が急行として運行された実績もなければこの外装をまとったこともありませんでしたが、国鉄時代の急行列車の雰囲気を可能な限り再現するためにこの外装になりました。なお台車や電装品等は急行型車両のものですので、走行音は当時のものが再現されています。
観光急行列車運行開始を記念してこのように記念乗車券・記念急行券が発売されました。それぞれ2種類ずつ短冊式で発売されました。
現在のえちごトキめき鉄道の社長は、かつて千葉県のいすみ鉄道で社長を務められていたことがあり、その時代にやはりJR西日本の大糸線で運行されていた気動車キハ52を譲り受け、いすみ鉄道線において観光急行の運行を始めたという実績があります。この地でも同様な取り組みが行われることになり、観光列車ではありますが急行列車の運行を開始しました。沿線地域の活性化にむけて、えちごトキめき鉄道の新たな取り組みが始まりました。