1359.【北陸鉄道】新型車両03系運行開始記念乗車券・記念入場券
本年2020年で運行を終了した東京メトロ日比谷線03系、その中から地方私鉄に譲渡され、かの地での活躍が始まっています。熊本電鉄、長野電鉄に続いて、石川県の北陸鉄道にも譲渡され活躍が始まりました。
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名称 :新型車両03系運行開始記念乗車券
発行社局:北陸鉄道
発売日 :2020年12月21日
値段 :360円
購入箇所:北陸鉄道Webサイト(Web販売)
シリアルNo.:0301
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名称 :新型車両03系記念入場券
発行社局:北陸鉄道
発売日 :2020年12月21日
値段 :各160円
購入箇所:北陸鉄道Webサイト(通信販売)
シリアルNo.:0301
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新たに東京メトロ03系の譲渡車の運行を開始したのは、北陸鉄道浅野川線になります。北陸新幹線金沢駅前の地下にある北鉄金沢駅から日本海沿いの内灘を結ぶ路線になります。2020年12月21日より運行を開始し、それに合わせて発売されました記念きっぷになります。発売日に北陸鉄道Webサイトにて通信販売も受け付けることになったことから、早速申し込みまして本日届きました。記念乗車券は内灘から北鉄金沢までの片道乗車券の硬券が03系をあしらったポストカードの台紙にセットされ、記念入場券は内灘及び北鉄金沢に停車中の姿をあしらったD型硬券になります。記念入場券は現地ではそれぞれの駅で発売となっているようです。
なおこれら記念きっぷにあしらわれている03系の姿は試運転中のもので、営業運転開始までにシルバーグレーから北陸鉄道のイメージカラーであるオレンジのラインに変更されています。ただ形式は03系とされ、車号は東京メトロ時代のままで就役しているようです。また営業運転開始に先立ち、2020年12月19日には内灘駅で公開イベントが開催されたとのことです。
北陸鉄道浅野川線で運転を開始した03系、この車両の導入でそれまで運行されていた8000系車両から1編成が引退を迎えることになりました。引退する編成の記念入場券も同時に発売されました。
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名称 :8903+8913号お別れ記念入場券
発行社局:北陸鉄道
発売日 :2020年12月21日
値段 :160円
購入箇所:北陸鉄道Webサイト(通信販売)
シリアルNo.:0401
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03系の導入により置き換えられることになった8000系8903編成の記念入場券も、内灘駅のD型硬券で発売されました。こちらも北陸鉄道Webサイトで入手しました。
これまで北陸鉄道浅野川線で運行されてきた8000系は1996年に導入された車両になります。京王井の頭線で運転された3000系を譲受し、前面部と側面帯を北陸鉄道のイメージカラーであるオレンジとした車両になります。この当時浅野川線では架線電圧を1500Vに昇圧が行われることになり、それに対応するために導入されました。種車の関係で3000系第1・第2編成からの改造で狭幅・片開ドアの8800番台と第3編成以降の広幅・両開きドア車からの改造である8900番台と区分されていました。2001年に北鉄金沢駅が地下移設となり、浅野川線の近代化に貢献して金沢の地で活躍してきました。井の頭線で30年以上運行され、北陸鉄道にやってきてからもいつの間にか20年以上が過ぎ、車齢も55年以上が過ぎました。このほど置き換えられた8903+8913編成は元京王井の頭線3000系第5編成で、北陸鉄道には他の8000系からは少し遅れて導入された車両になります。検査周期の関係と思われますが、最初に引退を迎え03系デビューを前にした2020年12月18日の運行が最後であったようで、この時ヘッドマークを着けて運行されたようです。その翌日にこの編成の撮影会が開催されたとのことです。
金沢の地で新たな活躍を始めた東京メトロ03系の譲渡車、それに合わせて徐々に姿を消すことになる京王3000系の譲渡車、2023年度までに03系に置き換えが完了するとのことで、北陸鉄道浅野川線でも世代交代が始まりました。