カテゴリー「特集:京王れーるランドの展示車両」の10件の記事

2016.03.17

0392.【京王】メモリアル5000系 パスネット

1996年12月の営業運転終了後も、レール輸送用貨車の牽引用に3両が残された京王5000系、21世紀を迎え登場した9000系との共演も果たしました。しかし寄る年波には勝てず2004年に引退を迎えることになり、同年11月に若葉台車両基地で撮影会イベントが開催されました。(この時の様子は、当時のブログに掲載しております。)その会場で発売されていたパスネットカードになります。
 
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 名称   :メモリアル5000系 パスネット
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2004年11月--日
 値段   :各1,000円
 購入個所:メモリアル5000系撮影会会場(若葉台車両基地)
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2004年まで事業用として残っていた5000系、引退を前に若葉台車両基地で開催された撮影会の会場で発売していたパスネットになります。京王線の乗務区(桜上水・若葉台・高幡不動)でそれぞれ作成されたもののようですが、実際は会場内ですべて入手できたものになります。
 
このときまで残っていた5000系は5125Fの3両で、編成は中間にレール運搬用貨車を連結した状態になっておりました。上記カードのうち桜上水乗務区発行デザインの編成で主に深夜帯に工事列車として運転されました。
 
このイベント終了後、5125Fは廃車となり解体されてしまいました。
 
ここまで、京王5000系デザインのパスネットについて公開しましたが、この他にも京王線乗務区オリジナルデザインパスネットとして車内で車掌さんが発売したカードや、京王れーるランドオリジナルデザインとして発売されたパスネットにも5000系が登場しています。パスネットカード発売開始時にはすでに営業運転から引退していた5000系でしたが、このようにパスネットカードの図柄に幾度となく登場した車両であり、それだけ多くの人に親しまれた車両であったのかもしれません。
 
2018年春、営業運転終了から22年、事業用車として残っていた車両が引退して14年、再び京王初の座席指定制列車用としてクロス・ロング転換構造の座席を持つ新型車両として登場し2代目を襲名する5000系、実車の登場が待たれるところであり、先代の5000系にも劣らない親しまれる車両となることに期待したいと思います。

0391.【京王】時代を駆け抜けた名車 5000系 パスネット

2002年の鉄道の日に、京王では前年に続いて5000系をあしらったデザインのパスネットが発売されました。
 
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 名称   :時代を駆け抜けた名車 5000系 パスネット
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2002年10月--日
 値段   :2,000円(1,000円券2枚組)
 購入個所:
 シリアルNo.:06307
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2002年発売の京王の鉄道の日パスネットは、1,000円券2枚セットで発売されました。
まだ初期の非冷房車が優等に充当されていた時代の写真と、引退直前に多摩動物公園駅に到着する写真とそれぞれあしらわれています。
 
このカードも発売から14年になります。それだけ京王線で5000系が運行されていた時代は遠くなってきているのでしょう。

0390.【京王】なつかしの名車「5000系」 パスネット

昨日のことですが、京王電鉄より「2018年春より夕方時間帯に新宿~京王八王子・橋本へ有料の座席指定制列車の運転を開始する」とリリースが出されました。その内容には新型車両として「5000系」を導入、この車両はクロスシートからロングシートへ転換できる座席を採用し、座席指定列車の時はクロスシート、その他の時はロングシートにして運行するという特徴を持ちます。合わせてイメージ図も掲載されていましたが、これまでの京王の車両にはみられなかった流線型のスタイルを持つたいへん大胆な外観となるようです。
 
さて、京王の歴史を振り返りますと5000系と名乗る形式の車両はかつて存在しており、1963年に登場したアイボリーホワイトに臙脂帯というそれまでの車両とは異なるスタイルで登場した車両になります。この時代は京王線の新宿駅が地上から現在の地下駅となり、架線電圧を1500Vに昇圧、新宿~東八王子(当時:この年の12月に移転し京王八王子となる)を40分で結ぶ特急列車として運転された、今日の京王のイメージを作ったといっても過言ではなく、今でも関東私鉄の名車の一つに数えられる車両であり、1964年に鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。
京王線では1996年12月に営業運転を終了し、その後事業用として貨車の牽引用に残されていた車両も2004年で廃車となりました。現在は多摩動物公園駅前にある「京王れーるランド」にクハ5723号車が展示されており、また地方私鉄数社に譲渡され現在でもかの地で活躍しているとともに、山梨県の富士急行及び島根県の一畑電車に譲渡された車両の中にかつての京王時代の外装を再現した車両が登場しています。
 
さて、弊ブログにおきまして京王5000系関連のアイテムとしまして、1996年の引退時に発売された記念きっぷを公開しております。その後、2000年以降になり関東私鉄・地下鉄共通乗車カードである「パスネット」全盛の時代になりますと、何度か5000系をあしらったデザインのカードが発売されました。そこで、今回は京王5000系をあしらったパスネットカードについていくつか公開したいと思います。
 
まずは2001年の鉄道の日時期に発売されたパスネットになります。
 
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 名称   :なつかしの名車「5000系」 パスネット
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2001年10月--日
 値段   :1,000円
 購入個所:
 シリアルNo.:07833
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モノクロ写真で構成されたパスネット、5000系登場間もないころの特急どうしが離合するシーンをあしらったデザインになります。先頭車側面にはヒゲも見え、時代を感じされるデザインになっています。
 
この後も京王では5000系をあしらったパスネットが発売されることになります。

2015.07.11

0039.【京王】ありがとう6000系記念乗車券

304両が製造され一大勢力で、京王線系統の通勤通学輸送を支えてきた6000系、引退の時を迎えました。
 
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 名称   :ありがとう6000系記念乗車券
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2011年2月27日
 値段   :1,200円
 購入箇所:吉祥寺駅
 シリアルNo.:3822
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ありがとう6000系記念乗車券 セット内容 
 
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記念乗車券及び台紙
 
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付属のポストカード
 
1972年に京王初の20m大型車両として登場した6000系、多摩ニュータウンへ相模原線延伸、都心へ都営新宿線との相互直通運転にあわせて導入され、その後も輸送力増強に伴う長編成化などもあり1991年まで総勢304両が製造され、1970年代から80年代の京王線の主力車両として活躍してきました。1991年の最終増備車両は5扉という仕様も登場した6000系でしたが、後進の車両が登場し台頭してくるようになり、またバリアフリー化やATC導入により6000系はその対応対象外とされたことから徐々に姿を消してゆき、2011年1月頃からまだ残っていた6000系に引退記念のヘッドマークがつくようになりました。この時点ではもう基本の8両編成は消滅し、平日ダイヤの競馬場線折り返しのワンマン対応になった2両編成が2本、動物園線用の4両編成6022Fが1本というところまで数を減らしてきました。一方で競馬場線折り返し運転用2両編成のうち6416Fについては、6000系登場時のアイボリーに臙脂のラインという外装が再現され注目を集めていました。そしてついに2011年3月で全車両が引退することになり、これを記念して発売された記念乗車券になります。
  
記念乗車券は封筒に入った立派な台紙に、6000系在りし日の姿をあしらった5枚のD型硬券による乗車券がセットされており、台紙には在りし日の6000系の写真があしらわれています。またポストカードが2枚付属しており、1枚は快速橋本行きとして運用に就いている在りし日の6784、もう1枚は引退を迎え勢ぞろいしている6000系があしらわれています。京王線で1970年代から80年代にかけて通勤通学輸送を支えてきた車両だけに、大変豪華なセットになっているように思えます。
 
この記念乗車券が発売された日、多摩動物公園駅において6000系の引退記念のイベントが開催され、最後の編成となった6022Fを停車させて撮影会等が行われ、大勢の人が訪れました。私も地元の駅でこの記念乗車券を購入後、多摩動物公園に向かいこのイベントに参加してきました。 
京王6000系は引退イベント後も走り続けましたが、2011年3月で動物園線で運転されていた6022Fが最終運行を行い、6000系はすべて引退しました。
  
引退後の京王6000系ですが、3両がレール運搬用の貨車及び軌道架線高速検測車「DAX」の牽引用にデワ600形に改造され、6022Fのクハ6722とクハ6772の車体の一部・前頭部が京王れーるランドの運転シミュレーター等に活用されました。しかし、5000系や3000系とは異なり地方私鉄等に譲渡された車両は皆無で、大多数の車両が京王線でその生涯を終え解体されてしまいました。ある1両を除いて・・・。
 
そのある1両とはデハ6438号車で、1989年に製造された2両編成の新宿方先頭車でした。入線時はデハ6420としてデビューしましたが、1993年に地下鉄乗り入れ対応改造を行いデハ6438と改番し、2009年で廃車・除籍となりました。その後この車両だけはなぜか解体されずに若葉台車両基地の片隅に残されていたといいます。その後2013年に、京王線開通100周年事業の一環として京王れーるランドをリニューアルすることになり、合わせて車両展示場を整備することになったことから、唯一残されていたデハ6438がすでに保存されていた車両と合わせて展示されることになり、また会うことができるようになりました。京王れーるランドで展示されているデハ6438号車は、現在唯一完全な形で残っている京王6000系車両ということになります。
 
私にとって京王6000系は大変思い出が多い車両で、小学生時代自宅から自転車で走りたどり着いた京王線の某駅近くでよく眺めていたときの主力車両であり、特に5+3の分割編成で京王八王子方先頭車のデハ6450型が前パンタを振りかざしながら高速で走行していた姿は、私にとって京王線の原風景でありました。春・秋のハイキングシーズンで、京王八王子行きの特急に「陣馬」、高尾山口行きの特急で「高尾」のヘッドマークをつけて走行していた姿や、正月の終夜運転で高尾山へご来光を拝むため高尾山口行きの特急「迎光」号として運転されていた姿、1985年に多摩動物公園にコアラが来援園すると、当時の休日ダイヤで多摩動物公園行きの急行の運用に入る8両編成にコアラのステッカーで装飾され運転されていた姿、また都営新宿線が開通し地下鉄に乗り入れていった姿や、1990年になり橋本まで延伸して全線開業した相模原線を走行していった姿など、ともに過ごしたその思い出はここでも語りつくせないほどたくさんあります。
 
京王6000系が引退して4年の歳月が流れました。1970年代から80年代、多摩ニュータウンをはじめとして開発が進み増加した輸送需要に応え活躍したこの車両、その功績は大変大きいものがあると感じます。

0038.【京王】TAMA ZOO TRAIN パスネット

その後後進の車両が台頭して、普通運用や支線系統のローカル運用に就くことが多くなった京王6000系、そんな中新たな役割が与えられた編成が登場しました。
 
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 名称   :TAMA ZOO TRAIN パスネット
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2002年3月‐‐日
 値段   :1,000円
 購入箇所:多摩動物公園駅
 シリアルNo.:07205
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京王6000系は1991年まで総勢304両製造されましたが、後進の車両が台頭し始めた中、支線である動物園線折り返し専用編成となった6022Fについて、多摩動物公園の動物のぬいぐるみのキャラクターでラッピングされた「TAMA ZOO TRAIN」となって運転を開始することになりました。これを記念して発売されたパスネットカードになります。
 
2000年10月、関東私鉄・地下鉄で共通乗車カードとして発売を開始したパスネットカード、直接自動改札機に投入して乗車することができたプリペイドカードで、2000年代は導入各社で競うように記念カードを含めカードが続々と発売された時代であり、このカードのその一つといえます。
 
「TAMA ZOO TRAIN」となった6022Fは、6000系の最終グループになる編成で1991年に入線した5両編成4本20両に含まれます。6000系最終グループの20両は大きな特徴があり、5ドアという車体になりました。これは朝のラッシュ時間帯、特に明大前駅における停車時間短縮効果を狙って扉を増やした5ドアとして、新宿方に2両、京王八王子方に3両を連結した10両編成で通勤快速などの混雑の激しい優等列車に投入され、その効果が認められたとのことでしたが、やがてデイタイム時に着席定員が減ることや、乗車位置がずれることなどからこの20両が製造されるにとどまり、後に2編成10両が4ドア車に改造され、5扉で残った10両についても6両がその後2007年度で廃車となったあとは6022Fだけが5扉の車体のまま残されました。6022Fは2000年にデハ6122を5扉の6021Fにねん出して4連化しワンマン対応の改造を受け、同年より動物園線の専用車となりました。運用的に動物園線から出ることはなかったことから、2002年にこのようなラッピング車両となりました。また合わせて車体のラインもそれまでの臙脂色から、ピンクとブルーの2本のラインに変更になり、これはこの当時残っていた他の6000系にも波及しました。
動物園線専用車となり「TAMA ZOO TRAIN」となった6022F、この編成が最後まで残った6000系になります。
 
「TAMA ZOO TRAIN」運行開始を記念して発売されたアイテムはパスネットだけでなく、記念券も発売されました。
 
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 名称   :TAMA ZOO TRAIN 運行記念
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2002年3月‐‐日
 値段   :240円(乗車券の値段)
 購入箇所:多摩動物公園駅
 備考   :乗車券は窓口の印刷発行機で発券された
        多摩動物公園⇔高幡不動の往復乗車券
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この記念券は当時、多摩動物公園駅の窓口で高幡不動までの往復乗車券を購入した際についてきたもので、この記念券自体に乗車券等の効力はありません。しかし記念券には4両編成全体のイメージが掲載されています。

「TAMA ZOO TRAIN」となった6022Fは、最後まで残った6000系として2011年3月まで活躍しました。引退後、「TAMA ZOO TRAIN」は7000系4両編成1本が動物園線専用車としてラッピングデザインが施され継承されました。また6022Fの両先頭車、クハ6722とクハ6772の車体の一部いずれも前頭部が、京王れーるランドに設置された運転シミュレーター・車掌体験コーナーとして活用されています。

今でも動物園にそして京王れーるランドへのアクセスとして運行されている京王動物園線の、一時代の車両を物語るアイテムであるかと思います。

0037.【京王】6000系200両突破記念乗車券

1970年代から80年代において、京王線の代表的な車両として活躍した車両です。
 
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 名称   :6000系200両突破記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1981年4月15日
 値段   :500円
 シリアルNo.:2448
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京王6000系は1972年に登場した、京王では初の20m4扉の車体をもつ大型車で、運転台はワンハンドルマスコンを採用、途中より界磁チョッパ制御を採用した車両で、1970年代から80年代において京王線の主力車両として活躍しました。この当時、多摩ニュータウン建設に合わせて相模原線が延伸し、また都心にむけて都営新宿線と相互直通運転を行うことになったことから、それに対応するために導入されました。入線当初は6両編成、その後数年後に8両そして10両と増結され当時増え続けていた輸送需要に対応していきました。 
第1編成の入線から10年を待たずに在籍車両が200両を突破したことから発売された記念乗車券になります。
 
この記念乗車券は、入線間もない10両編成時の増結用の2両編成から、3両、5両、8両編成で運転されている姿があしらわれております。3両編成、5両編成で特急運用に就いている写真がありますが、この当時は休日ダイヤの特急は高幡不動で分割して3両が京王八王子行き、5両が高尾山口行きとして運転されており、いすれも高幡不動以遠で見ることができた姿になります。また付録なのか当時の6000系の基本編成表もついており、主力車両となった時代、200両という当時の京王1形式で最大勢力となった時代を示したアイテムになります。 
 
1981年に在籍車両200両を突破した京王6000系はこの後も増備が続き、さらに100両以上製造され、最終的には304両製造されました。また、この時点で現在京王れーるランドで展示されているデハ6438号車や、車体の一部が運転シミュレーター等に活用されているクハ6722、クハ6772はまだ製造されておらず、これら車両が入線するのはこれよりさらにあとのことになります。
京王6000系が活躍した時代のマイルストーン的な記念乗車券になるのかと思います。

2015.07.10

0036.【京王】3000系引退記念乗車券

長きにわたり、井の頭線の顔として活躍してきた3000系、引退の時を迎えました。
 
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 名称   :3000系引退記念乗車券
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2011年12月3日
 値段   :1,200円
 購入箇所:吉祥寺駅
 シリアルNo.:0044
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3000系引退記念乗車券 セット内容
 
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記念乗車券及び台紙
 
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付属のポストカード
 
長きにわたり井の頭線で活躍した京王3000系、1962年に第1編成が入線後1988年まで26年にもわたり細かい改良を繰り返しながらも増備が続きました。1984年でそれまでのグリーン車をすべて置き換え井の頭線すべての車両が3000系になり、1987年から1988年にかけてラッシュ時間帯の輸送力増強でさらに2編成が入線し、全29編成が揃いました。その後1991年に踏切事故に遭遇し修復不能になった先頭車1両を同一車番で新造していますので、それを含めますと実に30年近くも製造されてきたという、異例のロングセラーモデルになりました。
増備終了後、平成に入り現在のKEIOロゴが制定された時期に、側面にも前面と同色のラインが付けられ、1995年頃より後期車を対象にこの当時入線した1000系のサービス水準に合わせてリニューアルが行われ、前面がパノラミックウィンドになり、側面にも1000系のイメージに合わせて前面色の太いラインと同系色の細いラインが付加されました。リニューアル対象外となりオリジナルの湘南スタイルを堅持していた車両は2004年で運用を離脱し、その後はリニューアルを受けた車両が1000系とともに活躍してきましたが、井の頭線でもバリアフリー化やATC導入、そして輸送力増強を行うことから1000系の増備が行われ3000系は置き換えられていき、運用も朝ラッシュ時間帯でしか運用に就かないことが多くなってきました。
 
そして最後まで残っていた3000系、ライトブルー前面の3028Fが引退を迎えることになり2011年11月、主に休日ダイヤで昼間の定期運用で引退を記念したヘッドマークをつけて運転され、地元を中心に撮影し、乗車もしました。更には富士見ヶ丘車両基地で開催された引退記念イベントにも事前申込制で抽選でしたが、当選して参加することができました。(3000系引退のときの様子はこちらのコンテンツで公開しております。)そして12月に入って発売されたのがこの記念乗車券になります。
 
記念乗車券は封筒に入った立派な台紙に、3000系レインボーカラー7色をあしらった7枚のD型硬券による井の頭線急行停車駅と車両基地がある富士見ヶ丘駅からの乗車券がセットされており、台紙には在りし日の3000系の写真があしらわれています。またポストカードが2枚付属しており、1枚はさよなら運転中の3028F、もう1枚は改良工事前の渋谷駅で急行として出発を待っている狭幅片開きの3002Fがあしらわれています。長きにわたり井の頭線で親しまれた車両だけに、大変豪華なセットになっているように思えます。
 
京王3000系引退後は、京王れーるランドにラベンダーの前面を持つクハ3719号車が展示されています。この車両は1979年に入線した車両で、当初から先頭車もTS台車、側面に方向幕を装備していた車両です。また1996年にリニューアルが行われ、パノラミックウィンドの前面になっており、廃車時の姿で展示されています。この他多くの車両が地方私鉄に譲渡され再起しています。石川県の北陸鉄道、静岡県の岳南電車、群馬県の上毛電気鉄道、長野県のアルピコ交通、そして愛媛県の伊予鉄道に譲渡され、かの地で今も活躍しています。特に伊予鉄道では京王線で活躍した5000系と同じ線路を運転しており、京王時代にはあり得なかった並びが日常的に見ることができます。
 
京王3000系、井の頭線沿線で生まれ育った私にとって最も思い入れが深い車両といっても過言ではありません。親から聞いたところ、まだ幼いころ私が井の頭線某駅近くの親戚宅に行ったとき泣き止まなかったところ、近くの電車を見に行ったら泣き止んだという話があり、その時から活躍していたのが3000系、今の鉄道マニアの世界に知らずのうちに入り込んでいったきっかけとなった車両であり、その後も近くで眺めていたなど、京王3000系の思い出はとても多く、すべてを言い表すことはとてもできることではありません。この記念乗車券はそれだけの思いを持って買い求めたものです。
 
もうこの車両が井の頭線から姿を消して4年の歳月が流れようとしています。今の井の頭線のイメージを決定づけたのは、まさにレインボーカラーに彩られ活躍した3000系の功績であると確信するところであります。

0035.【京王】3000系入線20周年記念乗車券

渋谷から吉祥寺を結ぶ京王井の頭線、この路線の顔だった車両です。
 
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 名称   :3000系入線20周年記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1982年12月‐‐日
 値段   :300円
 シリアルNo.:0984
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京王3000系は、井の頭線用車両として1962年に登場しました。東急7000系、南海6000系に続く我が国初のオールステンレス車になります。この車両の特徴は、湘南型の前面を採用した結果、前面窓まわりを着色成型した強化プラスチックを使用し、この部分が編成ごとに7色に分けられているということで、その素材から「ステンプラカー」とも、またレインボーカラーの電車とも呼ばれ、井の頭線の顔として親しまれた車両になり、1963年に当時通勤型車両のNo.1を決める鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。最初の2編成は狭幅片開きドアの車体でしたが、3編成目以降は広幅で両開きドアになるという変更があった以降は、井の頭線用車両として増備が続けられることになります。
 
ここに紹介するアイテムは、1982年に3000系が井の頭線に入線してから20周年を迎えたことにより発行されたものです。その図柄は在りし日の3010Fと運輸指令所の内部があしらわれています。この時代は昼間はすべて3000系で運行されていたものの、朝ラッシュ時間帯を中心に旧型車であるグリーン車が残っており、まだ車両基地にレインボーカラー7編成並べての撮影はできなかったようです。
 
私は京王井の頭線沿線で生まれ育ちましたので、この形式には大変思い入れがあります。この時代の3000系は19編成まで入線し、すべて5両編成で冷房車で、最新編成であった第19編成を除きますと、先頭車はディスクブレーキが外側についていたパイオニア台車を装着していました。また4運用あった急行運用には専ら片開きの第1編成と第2編成、そしてこの当時の最新編成であった第19編成が就いており残り1運用に他の3000系が入るといった状況でした。また第19編成は3000系では初めて側面にも方向幕を装備した編成でしたが、このころから従来から導入されていた3000系に側面方向幕を設置する工事が始められたと記憶しています。(これは片開きの第1編成、第2編成を除く)
 
この記念乗車券にあしらわれている3010Fについては、両先頭車のクハ3710とクハ3760が現在群馬県の上毛電気鉄道で中間車のうちデハ3110とデハ3060が、岳南電車にそれぞれ譲渡され活躍しています。
 
この時点で、入線から20年を迎えていた京王3000系、この後も増備が続くことになります。

0034.【京王】MODEL5000 さようなら記念乗車券

この車両は今でも、関東私鉄の名車として語り継がれています。
 
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 名称   :MODEL5000 さようなら記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1996年11月‐‐日
 値段   :500円
 購入箇所:高幡不動駅
 シリアルNo.:0462
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京王5000系は、1963年に営業運転を開始した車両になります。この年京王線は大変革を迎えました。それまで軌道線の延長であり近隣大手私鉄と比較しても、どうしても見劣りしていたというのが実情でした。それは新宿駅を出発ししばらくは甲州街道の道路上を走る区間があり、また急カーブも多く、架線電圧も600Vで車両もこの時代高性能車とされたカルダン駆動車もありましたが、一方で戦前製の性能の低い車両もまだあった時代で、とても高速運転ができる環境ではなく、また企業イメージも大変低い評価であったとされていました。それらを一歩ずつ改良を重ねてきた結果、1963年に一気に開花することになります。4月に新宿駅付近の地下化が行われ、8月に架線電圧を1500Vに昇圧する工事が行われました。この時に登場したのが5000系になります。
 
京王の大変革という時代に誕生した5000系は、それまでのイメージを一新し新しい時代の到来を告げる象徴という位置づけもありました。そのため、車両の設計に際しても大変力を入れられました。その結果、車体形状を裾絞りのある形状とし、前面はパノラミックウィンドが採用された貫通型となり、前照灯ケースから幌枠までを一体とした形状に絶妙なバランスで配置された尾灯と識別灯、そして何よりも外装はアイボリーホワイトに臙脂のラインという当時としては画期的なスタイルで登場しました。この車両を使用して1963年10月に定期運転の特急列車の運転を開始し、名実とともに京王のイメージを一新した車両となり、その翌年には当時通勤型車両No.1を決めていた鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。
その後5000系は1969年まで増備が続きます。この間で動物園線・高尾線が開通して、新宿には京王百貨店がオープンして高度成長期の京王が企業体として躍進していった時代の象徴として活躍していきました。さらに1968年に導入された17両は、関東私鉄の通勤車両として初めて冷房装置を搭載し、冷房完備時代の先駆けになりました。その後も京王線の顔として活躍してきました。
 
私も5000系は多く乗車しております、普通運用の姿が多かったのですが、自分が小学生の時代にはまだ急行運用があったとともに、春・秋の休日ダイヤで運転されていた京王八王子行きの特急の運用に就き、「陣馬」号のヘッドマークをつけた列車に乗車した思い出があります。
 
デビューした当時の背景から、また関東私鉄の通勤車両で初めて冷房装置を搭載したという先進性などから、いつしか京王の名車として知られるようになった5000系、やがて後進の車両が出現し台頭していくと徐々に姿を消していきました。そして最後まで残った5000系は、動物園線の折り返しで運用されていましたがついに1996年に、多くの人々に惜しまれながら京王線から引退しました。最終運行の姿を高幡不動で目撃しましたが、ヘッドマークをつけて大変多くの人が訪れていました。また、営業運転終了後若葉台-新宿でさよなら運転を行った際も大変多くの方が集まったとのことです。
 
5000系引退後は先頭車であるクハ5723号車が保存されることになり、まずは日野市にある京王の運転教習所に非公開で保存されましたが、京王れーるランドリニューアルオープンにより展示されることになり、また会うことができるようになりました。また営業運転終了後も主にレール運搬用貨車の牽引用に、5125Fの3両編成がほとんどそのままの姿で中間に貨車2両を挟んだ編成となって残されていましたが、こちらは2004年で廃車となりこの時も若葉台車両基地で撮影会イベントが開催され多くの人が訪れ、私も参加しました。(この時の様子は、当時のブログに掲載しております。)
更に5000系は多くの車両が地方私鉄に譲渡され再起しています。愛媛県の伊予鉄道、山梨県の富士急行、島根県の一畑電車、香川県の高松琴平電気鉄道に譲渡されました。この記念乗車券の表紙に写っているクハ5722号車は現在、高松琴平電気鉄道に譲渡され現在も活躍しています。譲渡先でもそのスタイルは評価が高く活躍してきましたが、やはり年波には勝てず譲渡先で廃車も発生しています。一方で一畑電車、そして富士急行では1編成ずつ京王時代のアイボリーホワイトに臙脂のラインの外装を再現した編成が登場しており、かつての姿をまたかの地で見ることができます。
 
京王のイメージを決定づけた5000系、引退からまもなく20年になろうとしています。しかし今京王線で活躍している車両のどこかに、この車両の面影を見ることができるような気がします。

0033.【京王】さようならグリーン車両記念乗車券

弊ブログではその時折により特集として、関連する記事数件をひとくくりのカテゴリーを形成する記事を掲載していきます。その第一弾となります。
 
現在弊ブログの親サイトというべき「レインボーライン Kaz-T's STATION」ではトップ画面に、2013年10月に多摩動物公園駅前にリニューアルオープンした京王れーるランドの車両展示場の画像を掲載しています。(こちらからどうぞ。またトップ画面更新後はこちらのギャラリーをご覧ください。)ここには、かつて京王で活躍した車両が5両展示されていますが、このうち4両までは現役時代の姿を見たことがある、乗ったことがあるという車両になり、京王井の頭線沿線で育っただけに、それだけ思い出も多い車両たちになります。今回は特集記事としまして、多摩動物公園駅前京王れーるランドで展示された車両に関する記念きっぷ類を紹介していきたいと思います。
 
まずはこちらのアイテムから紹介いたします。
 
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 名称   :さようならグリーン車両記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1984年11月‐‐日
 値段   :500円
 シリアルNo.:0118
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Dscn0093
 
京王でいうグリーン車両とは、京王線系統では5000系以前に、井の頭線では3000系以前に導入された車両をいいます。車体が緑色であることから、俗に「グリーン車」と呼ばれていた車両になります。井の頭線では1984年3月で、京王線系統では1984年11月でこれらグリーン車は運転を終了しました。ここに紹介しますのは、京王線系統のグリーン車が引退することになったため発行された記念乗車券になります。
京王線系統で最後まで残っていたグリーン車は2010系と呼ばれる車両で、湘南スタイルのカルダン駆動車でした。1959年に登場し活躍してきた車両になります。
記念乗車券には、2010系とともにこれ以前に運転を終了した2600系、2700系も図柄にあしらわれています。戦後の混乱期を過ぎ、大きく発展した京王線系統通勤通学輸送を支えてきたグリーン車の最後を飾り労う記念乗車券であるかと思います。
 
現在、京王れーるランドには2010系のデハ2015が展示されており、またすでに私が生まれる前に引退しその後一時期多摩動物公園駅前で展示されていた戦前製のデハ2410も展示されています。
またグリーン車のうち2010系の一部は京王で引退後、愛媛県松山市を中心に路線をもつ伊予鉄道に譲渡され現地で冷房化や中間車は運転台取り付け改造を受け、松山の地で活躍してきましたがこの地でも引退したのち、現在4両が千葉県の銚子電鉄に再譲渡されうち2両が京王で活躍していた当時と同じ緑色の車体になって、潮騒めぐるのどかな風景の中を走っております。
 
私がこれらグリーン車には小学生のときに、普通列車の運用についていた2010系に何度か乗車したことがあります。もう京王からグリーン車と呼ばれた緑色の車両が姿を消してから、30年以上が経過してしまいました。今の若いファンの方に京王のグリーン車の話をしますと、「昔京王には特別車(グリーン車)があったのか」という誤解を与えてしまうことも多々あります。残念ながら実車の活躍の姿を見たことがない方にグリーン車の話をしたところで、そのような誤認識をしてしまうのも無理もないことです。それだけ京王から緑色の車両、グリーン車が引退して30年という時の流れの重さを感じる次第であります。

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