カテゴリー「特集:各地に渡った東急旧5000系「青ガエル」」の5件の記事

2016.02.14

0324.【アルピコ】アオガエル復活記念乗車券

引退後1編成が残された松本電鉄の5000形、引退から11年が過ぎた2011年、往年の東急時代の外装が再現されました。
 
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 名称   :アオガエル復活記念乗車券
 発行社局:アルピコ交通
 発売日  :2011年10月1日
 値段   :350円(松本-新村 片道乗車券)
        440円(新村-新島々 片道乗車券)
 購入個所:鉄道フェスティバル会場(日比谷公園)
 備考   :松本-新村 片道乗車券は「アオガエル」
        新村-新島々 片道乗車券は松本電鉄色
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この年の鉄道フェスティバル会場で発売されたD型硬券乗車券、新村で保存されていた5000形に東急時代の外装「アオガエル」が再現されました。
 
また、この年の鉄道の日を記念して、このような記念入場券の発売もありました。
 
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 名称   :平成23年「鉄道の日」記念 上高地線 全駅入場券
 発行社局:アルピコ交通
 発売日  :2011年10月--日
 値段   :2,380円
 購入個所:鉄道フェスティバル会場(日比谷公園)
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鉄道の日を記念して発売された全駅入場券セット、この台紙にも「アオガエル」塗装が再現された5000形が表紙となりました。
 
上高地線新村車庫はかつて、国鉄電車の始祖といえるハニフ1を保管していたことで知られていましたが、この車両は鉄道博物館に収蔵されることになったことから、新たな保存車両という位置づけになった東急旧5000系「青ガエル」、イベント開催時に公開されるようですので、この地で往年の姿を見ることができるようになっています。
 
 
2016年2月14日、最後の稼動可能な東急旧5000形「青ガエル」が引退する熊本電鉄、これに合わせて弊ブログでは特集記事を作成しました。
「青ガエル」として親しまれた東急旧5000系ですが、東急では残念ながら渋谷駅ハチ公前広場にあるカットボディーになったデハ5001が残るのみですが、松本電鉄ではこのように2両が残り、熊本においても最後の1両は保存が予定されているようです。また、今回の弊ブログでは採りあげることはできませんでしたが、長野電鉄に譲渡された車両が現在でも長野県内の「トレインギャラリーNAGANO」の駐車場で保存されています。
登場から実に62年、その風貌で多くの人に親しまれた東急旧5000系でありました。

0323.【松本電鉄】松本電鉄80周年 5000形車両引退 記念乗車券

上高地へ向かう松本電鉄上高地線、この路線でも東急旧5000系が活躍していました。2000年の会社創立80周年という佳節を迎えるのと同時に引退することになったことから発売されたアイテムになります。
 
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 名称   :松本電鉄80周年 5000形車両引退 記念乗車券
 発行社局:松本電気鉄道
 発売日  :2000年8月5日
 値段   :1,360円
 シリアルNo.:0917
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松本電鉄には、1986年に架線電圧を750Vから1500Vに昇圧することになったことにより、東急旧5000系が8両導入されました。2両編成での運転ですが、1編成は両運転台構造とした車両のを2両つなげた編成もありましたが、単行運転の実績はなかったようです。
 
上高地線で活躍してきた5000系、その後冷房化などのサービス向上のため1999年より京王3000系を譲受することになり5000系は置き換えられ、2000年7月で引退となりました。これを記念して発売されたアイテムになります。
CD-ROM付の記念乗車券で、そのCD-ROMには5000形の歴史やこの当時のダイヤ・運賃表などが収録されています。
この記念乗車券は、当時に購入したものではなく、後年新島々駅を訪れた際にまだ発売しておりましたものを、購入したものになります。
 
2000年に引退した松本電鉄の5000形、その後1編成が新村の車両基地に残され保存されました。引退から16年が過ぎた上高地線の5000形になります。

0322.【岳南】おわかれ5000形 テレホンカード

富士の裾野で「赤ガエル」と呼ばれ親しまれた岳南鉄道の5000形、この地でも引退を迎えることになりました。これを記念して発売されたアイテムになります。
 
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 名称   :おわかれ5000形 テレホンカード
 発行社局:岳南鉄道
 発売日  :1997年11月--日
 値段   :不明(50度数)
 購入個所:通信販売
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岳南鉄道で1981年から活躍をした5000系、老朽化や合理化によるワンマン化などを行うことになったことから、京王3000系の譲受車により置き換えられていきました。1997年に定期運用からは離脱したことにより発売されたアイテムになります。
このアイテムは、この当時の公衆電話で通話する際に使用するテレホンカードで発売され、図柄は岳南の「赤ガエル」と東急時代の「青ガエル」があしらわれています。岳南鉄道においては、引退時に1編成東急時代の「青ガエル」の外装を再現した列車が運転されました。
このアイテムは通信販売により購入しましたが、引退前に岳南鉄道を訪れ東急時代の「青ガエル」が再現された車両と合わせて見てきました。
 
引退後も1編成が予備車として残っていたようでしたが、全車両が残存していました。しかし2008年に全車両解体処分されてしまいました。
 
富士の裾野を走った東急旧5000形、この地では「赤ガエル」と呼ばれ親しまれた車両、思い出になってそれだけ年月が流れました。

0321.【岳南】旧形車おわかれ 5000形デビュー記念乗車券

富士の裾野を走る岳南鉄道、ここにも東急旧5000系が譲渡され活躍しました。そのデビュー当時に発行された記念乗車券になります。
 
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 名称   :旧形車おわかれ 5000形デビュー記念乗車券
 発行社局:岳南鉄道
 発売日  :1981年6月20日
 値段   :440円
 シリアルNo.:1703
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静岡県の東海道線吉原駅から富士の裾野を走る岳南鉄道に、東急旧5000系が譲渡されたのは1981年になります。
岳南鉄道では外装を緑からオレンジと白のラインという外装になり、「赤ガエル」と呼ばれこの地でも親しまれました。また一部中間車からの改造もあったようなのですが、オリジナルの形状で改造されましたので、ほぼ同じ形態をしていました。2両編成で4本導入されました。
 
ここに5000形導入時に発売された記念乗車券を公開しましたが、同時にそれまで運行されてきた旧形車の引退を記念したものになっておりますので、短冊型の乗車券には5000形とあわせてこのとき姿を消した旧形車もあしらわれています。日車標準車体になった車両や小田急からやってきたという車両があしらわれ、5000形デビューとともにこれら旧形車は引退、日車標準車体車両のうち1両のみ存在していたステンレス車が大井川鉄道に譲渡され鋼製車体の3両が近江鉄道に譲渡されましたが、小田急からやってきた車両は廃車となり一部車両の車体が沿線で倉庫として活用されておりましたが、その後撤去されたようです。
 
この記念乗車券は1986年に発売されたものですが、入手したのはこれより実に25年以上が過ぎた2008年に、岳南鉄道創立60周年イベントの会場で入手しました。
 
私が岳南鉄道に乗車した時は5000系全盛の時代で、幾度となく訪れて乗車した東急旧5000系であります。

0320.【上田交通】5000形・5200形就役記念乗車券

2016年2月14日の運行をもって、熊本県の熊本電鉄で運行されてきた5000形が引退することになりました。熊本電鉄5000形は、東急旧5000系の譲受車になります。東急旧5000系は1954年に導入された車両で、カルダン駆動・電気ブレーキを搭載した高性能車であるとともに、張殻構造の車体を持った軽量車であり外装は緑一色で登場、その風貌から「青ガエル」と呼ばれ親しまれた車両になります。東急では1986年までに全車両引退しましたが、多くの車両が各地方の私鉄に譲渡されかの地でも活躍してきましたが、寄る年波には勝てず続々と引退して、最後まで残っていた熊本電鉄の5000形の引退をもって、すべての東急旧5000系車両は運行を終了することになりました。
 
さて弊ブログにおきましては、さすがに東急時代の5000系引退記念に関するアイテムや熊本電鉄でのアイテムはありませんが、各地の譲渡された東急旧5000系に関するアイテムが手元にいくつかありましたので、すべての譲渡先のアイテムはありませんが、手元に蒐集しました東急旧5000系の譲渡車にかかわるアイテムを、熊本電鉄5000形が引退する本日2016年2月14日に特集としていくつか公開いたします。
 
まずは東急系列の会社で、本年2016年はNHK大河ドラマのゆかりの地として盛り上がっている私鉄に譲渡された東急旧5000系になります。
 
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 名称   :5000形・5200形就役記念乗車券
 発行社局:上田交通
 発売日  :1986年10月1日
 値段   :980円
 シリアルNo.:2693
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信州・上田に譲渡された東急旧5000系、1986年10月に架線電圧を750Vから1500Vに昇圧した際に5編成10両が導入されました。上田交通では、これ以前にも中間車を先頭化改造した東急旧5000系が譲渡されていましたが、1500V昇圧に合わせてやってきた車両に置き換えられました。この10両の中には5000系一族に含まれ、わが国初のステンレスカーとしてデビューした5200系も含まれています。この記念きっぷは5000形・5200形があしらわれ、信州の田園風景の中を走行している写真があしらわれています。
 
この時代は上田交通と称していた別所線にやってきた5000形、上田での活躍は意外に短く1993年に東急から譲渡された7200系に置き換えられ、約7年で運行を終えました。
引退後は5000形の5001号車が東急に里帰りしました。この車両は東急時代もデハ5001号というトップナンバー車であり、保存されることになっていたようですが、現在JR渋谷駅ハチ公前広場で車体をカットした状態で展示されています。また5200形について5201号車も同時に東急に里帰りしましたが、その後製造メーカーである東急車輛に移動し横浜市内の工場で保存されています。これは東急車輛が総合車両製作所(J-TREC)と社名が変更された現在でも保存されています。また、5251号車が現在も下之郷の車両基地に残され、イベント等で公開されることがあります。
 
自分が初めて別所線に乗車したのは7200系の代替となる1000系が入線したころになりますので、上田で5000形に乗車することはなく、この記念きっぷも後年イベント会場で購入したものになります。
上田にやってきた30年、姿を消してから20年以上が過ぎて思い出になった上田の「青ガエル」になります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。