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2021.12.05

1422.【東武】1720系「デラックスロマンスカー」カラーリングスペーシア記念乗車券

今もなお東武鉄道のフラッグシップを担う特急車100系「スペーシア」、なつかしいカラーリングを再現した編成が登場しました。

 

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 名称   :1720系「デラックスロマンスカー」カラーリングスペーシア記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2021年12月5日
 値段   :3,000円
 購入箇所:浅草駅
 シリアルNo.:0119
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東武鉄道が誇る特急車両100系「スペーシア」、1990年にデビューし浅草から東武日光・鬼怒川温泉方面へ特急「けごん」「きぬ」で運転されています。1991年には鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞し、2006年からはJR線にも乗り入れ「スペーシアきぬがわ」等の愛称で新宿にも乗り入れています。2011年になりますと外装を東京スカイツリーのライティングデザインコンセプトカラーとして「粋」(水色)・「雅」(紫)基調に加え「サニーコーラルオレンジ」基調の3種類のカラーリングに全編成リニューアルされ、更に2015年には日光東照宮四百年式年大祭記念として「日光詣スペーシア」も登場しています。本年2021年からは、登場時のジャスミンホワイトを基調としてパープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジを用い窓部にブラックラインを配したカラーリングが再現されたリバイバルカラー編成が登場しましたが、このほど新たにスペーシアに登場したカラーリングは、100系スペーシア登場前に浅草から東武日光・鬼怒川温泉で運転されていた特急車1720系「デラックスロマンスカー」のカラーリングになります。

 

1720系は1960年に就役した特急車で「デラックスロマンスカー」と称されました。ゆったりとしたリクライニングシートにジュークボックスを備えたサロン室・ビュッフェなど豪華な設備を誇り、スペーシアが登場するまで東武鉄道が誇る特急列車として運転されてきました。100系スペーシアの登場により1991年までに全車両引退し現在、先頭車の一部が東武博物館で保存展示され、さいたま市の岩槻城址公園にも先頭車1両が保存、中間車2両がわたらせ渓谷鐵道神戸駅にて列車レストランとして使用されています。そのほかの車両は解体されたものの座席や台車・電装品等が「りょうもう」用200型で再使用されています。自分は残念ながら現役時代、乗車は叶わなかった車両になります。

 

懐かしの「デラックスロマンスカー」カラーになった100系「スペーシア」は本日お披露目となり、事前申し込み等で南栗橋車両基地にて先にリバイバルカラーになった100系「スペーシア」1800系カラーが再現された「りょうもう」200型と3本並べて撮影会が開催されたとのことです。

 

1720系「デラックスロマンスカー」カラーを再現したスペーシアが登場したことにより発売されました記念乗車券になります。在りし日の1720系とデビュー時の100系「スペーシア」、そして「デラックスロマンスカー」カラーになった100系「スペーシア」の先頭車サイドビューをあしらった短冊型乗車券3枚が、1720系「デラックスロマンスカー」の活躍のシーン等をあしらった台紙にセットされています。またこの記念乗車券にはオリジナルのノベルティーと引き換えができる引換証も付属しています。引き換え開始は2022年1月以降東武日光駅で行うとのことです。また台紙裏表紙にはQRコードが印刷され、スマートフォンで読み取りアプリをダウンロードしたのち、乗車券各部分にスマートフォンのカメラをかざすと1720系デラックスロマンスカーの写真や映像が楽しめるコンテンツが期間限定で用意されています。

 

運転開始から30年以上が過ぎた東武100系「スペーシア」、懐かしの外装が再現された編成が登場しました。東武のフラッグシップを担い歴史をつないできましたが、先日東武鉄道からの公式リリースによりますと、現在の100系「スペーシア」の後継となる新型特急車N100系が2023年に登場予定と発表されました。新型車両は現在のスペーシアにある個室が継承されるほかラウンジタイプの座席にカフェカウンターも設置されるなど、令和時代の日光・鬼怒川を結ぶ東武のフラッグシップを担うことになります。

 

数年後には後継車両が登場することになった100系「スペーシア」、これまでの活躍は東武のフラッグシップを担い日光・鬼怒川への観光客を乗せて広大な関東平野を疾走していました。日光詣の道へ歴史をつないできた東武鉄道の特急列車、懐かしのカラーリングが登場し今後も運行される東武特急「スペーシア」であります。

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    お断り>
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