カテゴリー「西暦1984年(昭和59年)発売」の7件の記事

2017.12.28

1230.【京王】7000系車両入線記念乗車券

1986年に当時の国において「特定都市鉄道整備促進特別措置法」が制定されました。これは輸送力増強による線増や車両増結などの改良工事において、特定都市鉄道整備積立金として運賃に積み立て分を上乗せして、これら工事が完成後に積立金を取り崩して利用客に還元し、完成後の運賃上昇を抑えるというものです。この法律により定められた積立期間及び工事期間は10年とされました。
この時代ラッシュの混雑は激化の一途をたどっていた首都圏の私鉄各社においては、この制度を活用し1987年の運賃改定より積み立てを開始し、輸送力増強の改良工事が本格的に進められました。
 
そしてこの制度活用開始から10年が過ぎた1997年、車両の大型化や増結による輸送力増強工事を選択した京王では予定していたすべての工事が完了し、この年の12月28日の運賃改定で積立停止と積立金取り崩し分を合わせて9.1%の運賃値下げという快挙をなしえました。この快挙を支えた車両のデビュー当時に発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :7000系車両入線記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1984年3月9日
 値段   :300円
 購入箇所:吉祥寺駅
 シリアルNo.:0043
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1984年3月に京王線に登場した車両は7000系になります。京王線系統では初のステンレス車体の車両になります。外観は6000系をステンレス車体とした感じで、電装品等は6000系とほぼ同じ界磁チョッパ制御になります。この車両は普通列車用として5両編成で導入され、この時代残っていた「グリーン車」と呼ばれていた2010系等を置き換えました。
デビュー間もないころ、この7000系に乗りたくてあえて普通列車に乗車したという思い出があります。
 
7000系登場時に発売された記念乗車券になります。地元の井の頭線吉祥寺駅で入手しました。登場時は前面は銀色、帯は臙脂色というもので、今日の姿とは異なっていることがうかがえます。
 
京王7000系は普通列車用として導入されたことから当初は5両編成でした。この時代の京王線系統の普通列車は2010系や5000系などの18m車体で6両編成でしたので、それに合わせてになります。その後輸送力増強で6両編成になり,、8両編成も登場しました。1987年頃からの8両編成での増備車からは、側面の鋼体がコルゲートからビード加工になり前面はアイボリーに、側面の幕部にも臙脂のラインが入りました。前面のアイボリー化は従前の7000系に波及しましたが、幕部の臙脂ラインはほどなくして撤去されました。その後も増備が続きましたが、1992年の8000系登場後も特定都市鉄道整備促進特別措置法により実施された普通列車の輸送力増強、10両編成化に向けて増備が続けられました。1993年に6両編成で残っていた編成の10両化により4両編成が登場、この年から朝ラッシュ時間帯で4+6の普通列車の運転が始まりました。翌年には8両編成の増結用に2両編成が登場、2+8の10両編成も出現しました。そして1996年にビード加工の車体で入線した8両編成5本を10両固定編成にするための中間車が入線し、総勢190両が導入されました。1993年以降に増備された車両の入線と各駅ホームの延伸等をもって、京王線系統の特定都市鉄道整備促進特別措置法を適用した輸送力増強工事は完了し、1997年の運賃値下げの快挙につながることになります。
 
元々は普通列車のサービス向上という目的で導入された車両であっただけに、この車両の優等運用はごくまれに平日の急行運用や休日の東京競馬開催時に運転される臨時急行ぐらいでしかなく、普通列車の運用に就くことが多かった車両になりますが、2001年のダイヤ改正からは6000系や8000系に混じって特急や準特急などの運用にも就くことになりました。
 
それ以降も7000系は変化を続けます。2003年頃から臙脂帯から京王のコーポレートカラーといえる赤と青のラインに変更され、また経年による更新とあわせてVVVFに換装され車内に案内情報装置が搭載されました。その後は編成替えが行われ10両固定編成化や4+6の10両編成も多くなり、一方で平日の競馬場線の2両編成のワンマン運転や、動物園線の4両編成のワンマン運転で「TAMA ZOO」トレインになった編成も出現しています。輸送力増強による増結や近年のVVVF化や編成替えにより多数の改番が発生しており、原車号・編成を追うことが困難な車両が多いという変化を遂げました。
 
地味ながらも京王線の輸送力増強に貢献した7000系、本年でデビューから33年が過ぎました。ステンレスの車体は更新も行われたこともあってそれほどの劣化は感じさせませんが、やはり経年により最近廃車が発生したようです。今後は徐々に姿を消していくことになる車両になるのかもしれません。

2017.12.15

1217.【国鉄】個室寝台車”カルテット”完成記念

今や思い出になったブルートレイン、かつて連結されていた車両が登場したことを記念して発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :個室寝台車”カルテット”完成記念
 発行社局:国鉄 東京南鉄道管理局
 発売日  :1984年7月1日
 値段   :300円
 購入箇所:
 シリアルNo.:0469
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かつて、東京から九州を結んでいたブルートレインと呼ばれた寝台列車、その列車に「カルテット」と名付けられた4人用個室が登場、この完成を記念して品川駅で発売された記念入場券になります。私は後年に入手しました。
 
家族やグループでの寝台列車の旅を楽しめるように通常の寝台車を改造して誕生した個室寝台車「カルテット」、1984年7月から当時東京から長崎・佐世保を結んでいた「さくら」(長崎行き編成に連結)と熊本・長崎を結んでいた「みずほ」(熊本行き編成に連結)に連結されました。
 
今やブルートレインは過去のものになり、寝台列車もサンライズエクスプレスが残るのみになり、一方でクルーズトレインとして寝台車が登場しているという時代、さらに「さくら」「みずほ」の愛称は山陽・九州新幹線の列車の愛称になっています。その列車に連結されていた4人用個室「カルテット」、ある意味良き時代であったのかもしれません。

2016.03.10

0363.【北総】住宅都市公団鉄道乗入記念乗車券

このタイトルで何のことだかさっぱりわからない方、本記事を最後までご覧いただきますことをお勧めいたします。1979年に第1期区間が開業した北総線、それから5年後のことになります。
 
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 名称   :住宅都市公団鉄道乗入記念乗車券
 発行社局:北総開発鉄道
 発売日  :1984年3月19日
 値段   :700円
 シリアルNo.:07788
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1984年3月、当時ニュータウン開発を手掛けていた「住宅・都市整備公団」という法人があり、千葉ニュータウンエリアにおいて鉄道路線を開設することになり、当時の北総線小室駅から千葉ニュータウン中央駅までの区間が開業、合わせて北総線と直通運転を開始、新京成の松戸まで直通運転を開始しました。
 
この記念きっぷは、住宅都市整備公団鉄道が北総線に乗り入れることになったことから当時の北総開発鉄道で発売されたもので、このアイテムは後年に横浜で開催される鉄道の日イベント会場において出店していた北総鉄道ブースにて入手しました。
 
1984年ですので、車両は住宅都市整備公団において2000形車両が登場、北総線に乗り入れました。この時代の北総線の車両は「ゲンコツ」と称され親しまれた7000形になり、記念きっぷにあしらわれています。また、この頃より北総2期線の建設が始まり、この区間を含めた沿線案内図もあしらわれています。
 
住宅都市公団鉄道において、小室~千葉ニュータウン中央の開業から本年2016年で32年が過ぎました。住宅都市公団鉄道はこの後1995年に印西牧の原2000年に印旛日本医大まで開業し当初予定されていた千葉ニュータウンエリアの路線は全線開通しました。一方で国の特殊法人改革があり、住宅都市整備公団は都市基盤整備公団に再編され、さらに2004年には千葉ニュータウン鉄道に施設等が譲渡され、現在では京成高砂~印旛日本医大の区間で北総鉄道として運営されています。また住宅都市公団鉄道でこのとき登場した2000形については、北総2期線開業頃に9000形に改番され、その後都市基盤整備公団へ移管されますと車体につけられていた住宅都市整備公団のマークは外されました。そして現在でも9000形は1編成残っていますが、余命はそれほど長くはないと思われます。
 
千葉ニュータウンの発展と特殊法人改革に翻弄された路線と言えるのではないかと思います。

2016.01.09

0278.【京王】1000系車両さようなら記念乗車券

以前、弊ブログにおいて京王線系統で活躍してきた「グリーン車」と呼ばれていた車両の引退記念乗車券を記事にいたしましたが、井の頭線においても京王線系統よりも一足早く「グリーン車」と呼ばれていた車両が引退しています。こちらについて、今回公開いたします。
 
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 名称   :1000系車両さようなら記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1984年3月1日
 値段   :500円
 シリアルNo.:2110
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井の頭線にも存在していた「グリーン車」、形式は各種ありましたが、晩年はデハ1900形を先頭車とした吊かけ駆動車と1000系と呼ばれたカルダン駆動車にまとめられ、先頭に出ていた車両はいずれも湘南スタイルの車両でした。デハ1900形と始めとした吊かけ駆動車は先に退役しましたが、カルダン駆動車であった1000系もそれほど間を置かずに1984年3月で引退を迎えました。これを記念して発売されたアイテムです。自分は後年に入手いたしました。
 
井の頭線の「グリーン車」の末期は平日朝ラッシュの運用が主で、夕方の時間帯にも1運用富士見ヶ丘から出庫する運用がありました。まだ小学生であった自分でしたが、この時代井の頭線でスイミングスクールに週1回通っていた時期があり、その帰りにちょうど夕方の時間帯の運用に就いていた「グリーン車」によく乗りました。夕方の運用に就いていた「グリーン車」はこのアイテムにあしらわれているカルダン駆動の1000系で、5両編成化した際にちょうど3両目に戦後まもなく製造されたサハ1300型を組み込んだ編成で、この車両だけは側面にシル・ヘッダーがあり車内は床が板張りであったという車両でした。
 
井の頭線ではこの車両の引退をもって「グリーン車」と呼ばれた旧型車は姿を消しました。この車両を置き換えるために導入された車両は3000系で、20~27Fが該当します。当時8編成40両を1983年度にまとめて導入して「グリーン車」を置き換えましたが、2016年の今これら「グリーン車」を置き換えた3000系は井の頭線から全車両退役しているという事実からしまして、もう井の頭線からも「グリーン車」が走っていた時代は遠くになりにけりというのが実感です。

2015.10.19

0176.【国鉄】東京駅開業70周年記念入場券

1984年12月、東京駅開業70周年を記念して発売された記念入場券になります。
 
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 名称   :東京駅開業70周年記念入場券
 発行社局:国鉄 東京南鉄道管理局
 発売日  :1984年12月1日
 値段   :600円
 購入箇所:
 シリアルNo.:(24)7252
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今から31年前の1984年に当時の国鉄が発売した東京駅開業70周年の記念入場券になります。このアイテムは、縦25.5cm・横78cmという当時日本一大きい記念きっぷとして話題になったものになります。結構売れ行きが良かったようで、何度か増刷もされたとともに東京駅に限らず当時の国鉄東京南局管内の主要駅でもテーブルを出して発売しており、私はこのアイテムを1985年の正月ごろに横浜駅の臨時発売所のようなところで購入した記憶があります。
そのような大きのシートのため、発売時には丸めて筒状の袋に入れられておりました。
 
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このような状態で発売された
 
ということで、このように丸めた状態で30年以上保管してきました。弊ブログにおいて記事アップ時のこれらアイテムは一部例外がありますが、黒の布を敷いた上に置いたアイテムをデジカメで撮影して画像処理してからアップしていますが、30年以上丸めた状態でしたので、シートがカールを完全にもとに戻すことはできませんでした。
 
このアイテムの説明に戻りますと、表は東京駅開業当時のイラスト、裏面は東京駅の歴史とともに主な出来事と歴代の駅長の顔写真も掲載されています。
 
いつの時代も日本の鉄道の起点である東京駅、それは今も変わりません。

2015.08.19

0096.【国鉄】EXPO'85 サイエンストレイン 品川駅展示記念入場券

今から30年前の1985年、茨城県で国際科学技術博覧会、通称「科学万博 つくば'85」が開催されました。その前年、この博覧会をPRする列車「サイエンストレイン」が各地を巡回しました。東京駅を出発して最初に停車したのは品川駅でした。
 
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 名称   :EXPO'85 サイエンストレイン 品川駅展示記念入場券
 発行社局:国鉄 東京南鉄道管理局
 発売日  :1984年9月10日
 値段   :300円
 シリアルNo.:1959
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サイエンストレインは、12系客車を改装して車内で博覧会の内容をPRした列車になります。東京駅を出発し、本州・九州の主要駅を回って博覧会開催前々日に会場最寄駅に到着するという経路で運転されました。
 
この列車は各地で展示されましたので、それぞれの駅で同種の記念きっぷ類が発売されたと思われます。この列車が運転されていたときは、まだ小学生、地元近くでは中央線の国立駅で展示されたと記憶していますが、残念ながら見に行くことはできませんでした。しかし、未来に夢があった時代だったのかもしれません。

2015.07.10

0033.【京王】さようならグリーン車両記念乗車券

弊ブログではその時折により特集として、関連する記事数件をひとくくりのカテゴリーを形成する記事を掲載していきます。その第一弾となります。
 
現在弊ブログの親サイトというべき「レインボーライン Kaz-T's STATION」ではトップ画面に、2013年10月に多摩動物公園駅前にリニューアルオープンした京王れーるランドの車両展示場の画像を掲載しています。(こちらからどうぞ。またトップ画面更新後はこちらのギャラリーをご覧ください。)ここには、かつて京王で活躍した車両が5両展示されていますが、このうち4両までは現役時代の姿を見たことがある、乗ったことがあるという車両になり、京王井の頭線沿線で育っただけに、それだけ思い出も多い車両たちになります。今回は特集記事としまして、多摩動物公園駅前京王れーるランドで展示された車両に関する記念きっぷ類を公開していきたいと思います。
 
まずはこちらのアイテムから公開いたします。
 
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 名称   :さようならグリーン車両記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1984年11月‐‐日
 値段   :500円
 シリアルNo.:0118
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京王でいうグリーン車両とは、京王線系統では5000系以前に、井の頭線では3000系以前に導入された車両をいいます。車体が緑色であることから、俗に「グリーン車」と呼ばれていた車両になります。井の頭線では1984年3月で、京王線系統では1984年11月でこれらグリーン車は運転を終了しました。ここに公開しましたのは、京王線系統のグリーン車が引退することになったため発行された記念乗車券になります。
京王線系統で最後まで残っていたグリーン車は2010系と呼ばれる車両で、湘南スタイルのカルダン駆動車でした。1959年に登場し活躍してきた車両になります。
記念乗車券には、2010系とともにこれ以前に運転を終了した2600系、2700系も図柄にあしらわれています。戦後の混乱期を過ぎ、大きく発展した京王線系統通勤通学輸送を支えてきたグリーン車の最後を飾り労う記念乗車券であるかと思います。
 
現在、京王れーるランドには2010系のデハ2015が展示されており、またすでに私が生まれる前に引退しその後一時期多摩動物公園駅前で展示されていた戦前製のデハ2410も展示されています。
またグリーン車のうち2010系の一部は京王で引退後、愛媛県松山市を中心に路線をもつ伊予鉄道に譲渡され現地で冷房化や中間車は運転台取り付け改造を受け、松山の地で活躍してきましたがこの地でも引退したのち、現在4両が千葉県の銚子電鉄に再譲渡されうち2両が京王で活躍していた当時と同じ緑色の車体になって、潮騒めぐるのどかな風景の中を走っております。
 
私がこれらグリーン車には小学生のときに、普通列車の運用についていた2010系に何度か乗車したことがあります。もう京王からグリーン車と呼ばれた緑色の車両が姿を消してから、30年以上が経過してしまいました。今の若いファンの方に京王のグリーン車の話をしますと、「昔京王には特別車(グリーン車)があったのか」という誤解を与えてしまうことも多々あります。残念ながら実車の活躍の姿を見たことがない方にグリーン車の話をしたところで、そのような誤認識をしてしまうのも無理もないことです。それだけ京王から緑色の車両、グリーン車が引退して30年という時の流れの重さを感じる次第であります。

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