2012.01.15

SAVE!岳鉄 岳南鉄道活性化への提言(私案) 

ホームページもブログの更新も怠っている状況で、ずいぶんと偉そうなタイトルの記事をアップしました。このブログではこのような記事も書いていこうと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、今年に入り正月休みのさなかの1月2日、静岡方面へ旅をしてきました。伊豆箱根鉄道駿豆線の1100系であったり、私が今進めている携帯位置ゲームの攻略という目的もありましたが、これに合わせて岳南鉄道も訪れました。

岳南鉄道は東海道線の吉原駅から岳南江尾を結ぶ10㎞程のローカル私鉄になります。現在では京王井の頭線で走っていた3000系車両を改造した1両ないし2両編成の列車で運行されているとともに、沿線の製紙工場から出荷される貨物輸送を行っていることも知られています。すでにピーク時よりも旅客・貨物とも輸送量が減少しているという状況の中、今年3月で貨物輸送を休止すると伝えられています。理由はJR貨物による吉原駅の貨物扱い休止によるものとされており、事実同駅の貨物取扱量は年々減っているのが実情です。岳南鉄道にとって、貨物輸送の休止はその収入源が喪失することを意味し、旅客輸送だけではとても鉄道事業としては成り立たないという状況になります。かつて貨物輸送が無くなったことにより鉄道路線そのものが廃線となってしまった地方私鉄は全国に多々あります。このままでは岳南鉄道もやがて同じ廃線という運命をたどってしまうことは容易に想像できます。
そこで、沿線地域では「SAVE!岳鉄」として存続を求める市民による活動がスタートしたところで、早速開設されたTwitterでは、フォローを頂きました。この団体のツイート内に活性化のための案を募集している旨の記載がありましたので、1月2日に訪れた際の実感から存続に向けた案について、ここに記してみたいと思います。

1月2日の昼過ぎに訪れた際は正月休みの2日目という特殊な日であったため、毎日がこうだとは言い切れませんが、吉原駅で1両編成の電車が十分座れるだけの利用で、商店街最寄りの吉原本町駅で入れ替わりがあった以降は、徐々に乗客が降りていき、終点の岳南江尾では5人ほどの乗客しかいなかったという状況で、このままでは貨物がなくなったら存続は危ういということは十分に感じることはできました。

ではこの状況を打破し、岳南鉄道を存続させるかについて、あくまでも私個人の考えですが、まとめてみました。


1)序論:沿線の状況分析
岳南鉄道は吉原駅で東海道線に接続してはいますが、その路線形態を考えますと特に岳南原田以遠から吉原乗換で沼津・静岡方面へ行く流れは、例外なくクルマ社会になっている地域ということを考えますと、岳南鉄道で吉原で乗り換えるよりもそのままクルマで東海道線の東田子の浦駅や原駅付近の駐車場に向かう、あるいは直接目的地へクルマで向かうといったことが所要時間的に有利であると考えられます。
となると、あとは通勤・通学という需要になると思われます。確かに沿線は吉原駅から一つ目の駅は「ジヤトコ前」というように自動車部品を生産している工場があり、また製紙工場もあることからクルマから電車で通勤という方法は一見とれそうに思えますが、ジヤトコについては岳南鉄道が利用できるのは1地区エリアのみであり(ゆえにジヤトコ前駅には「ジヤトコ1地区前」という副名称がついている)、それ以外の工場でも必ずしも入口が岳南鉄道の駅に近接していないということが考えられることや近年の経済状況を考えますと、必ずしも有効とは言えないと思われます。


2)活性化のカギは「吉原商店街」
通勤通学需要が心もとない状況と考えらえるのならば、どうやって沿線の方が岳南鉄道を利用するようになると考えると、吉原商店街へ向かう流れを作ることが肝要であると考えます。
吉原の町はもともとは東海道の宿場町として栄えた歴史がありましたが、東海道線はその町から離れたところを通っております。商店街のある場所の最寄となるのが岳南鉄道の吉原本町駅になります。この商店街も、他地域の商店街の例に漏れることなくシャッターが下りたままの商店が多くなり閑古鳥が鳴いているという話を聞きます。しかし、賑わいを取り戻そうと最近「つけナポリタン」を街の名物として活性化していこうという取組が行われています。実際につけナポリタンのWebを見ますとその中に岳南鉄道の電車がアイコンとして使われています。
ぜひここは商店街とタイアップして、商店街では岳南鉄道で来た方に値引きや特典のサービス、また商店街で買い物をすると帰りの岳南鉄道の乗車券を無料で進呈(商店街のお買物券をセットにした企画乗車券は、岳南鉄道の各駅が吉原駅と吉原本町駅以外は昼間時間帯や土休日は無人となる駅が多いことから困難と考えます)するといった、地域ぐるみの取り組みが必要になってくるのではないかと考えます。


3)岳南鉄道の宝とは
定期利用が望めないという状況であと考えられるのは、観光という需要になります。しかし岳南鉄道沿線でこれといった観光地が思い浮かばないのが実情です。そうなると、この沿線に何があるかと考えたところ、行き着くところは「富士山」ではないかと思われます。岳南鉄道という社名が示すように富士の南麓を行く路線であり、沿線のどこからでも富士山が望めるところが、この鉄道の特色であり「宝」ではないかと思います。しかしこれをどう活かすのか、ヒントとしては千葉県の第3セクター鉄道である「いすみ鉄道」の取り組みが参考になるのではないかと思われます。
すなわち富士山の南麓の町を行く鉄道としてWebなどのメディアを利用して発信し、岳南鉄道訪れ乗車してもらって、この沿線に流れる空気や時間を感じ取ってもらえるようなしかけ、いすみ鉄道の社長さんの言葉を借りますと「岳南鉄道をブランド化」するという、いわば逆転の発想があってもよいのではないかと思います。
鉄道マニア的には、岳南富士岡駅でED291やED501といった電気機関車を展示したり運転体験といった、アトラクション的なものもありと考えます。


岳南鉄道ではこれまで機関車祭りといったイベントや、サイクルトレインとして自転車を車内持ち込み可とする取組も行われております。確かに貨物輸送がなくなることは大きな痛手であることは間違いないのですが、何とか利用客の獲得にむけた取組が行われているのは事実です。
今後この鉄道が存続できるよう、活動を行っているSAVE!岳鉄さんの活動を支援するとともに、この記事をご覧になられました皆様もぜひ一度、岳南鉄道を訪れ実際に乗車して、この鉄道沿線を体験してみてはいかがでしょうか?

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岳南鉄道の主力車両は単行運転の7000形 京王井の頭線3000系の譲受車 2012年1月2日 吉原で筆者撮影

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こちらは2両編成の8000形「がくちゃん・かぐや富士」の愛称がある。最近検査出場後、前面及び側面の色調が変更された 2012年1月2日 岳南江尾で筆者撮影


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2012.01.04

画像アルバム追加のお知らせ

本日、ホームページの「画像アルバム」が追加されました。

追加したアルバムはJR中央線201系で、2010年10月で中央線から撤退した車両になります。当時国鉄が「省エネ電車」として導入し、最新型の電車でもあった201系、真っ先に導入された中央線においてはその後30年にもわたり活躍しました。この路線のラインカラーである「オレンジバーミリオン」をまとい「中央特快」などの前面表示を掲げて運行されていた姿は、今となっては過去のものになってしましました。

また私にとっては、小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで多く利用した思い出深い車両になります。

今回、私が撮影した画像を公開しましたので、どうぞご覧ください。

http://rainbow-line.way-nifty.com/photos/201/ (画像アルバムJR中央線201系に直接リンクしております。)

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