2023.03.18

1498.【相鉄・東急・東京メトロ・東京都交・埼玉高速・東武・西武】7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券

相鉄・東急新横浜線開業が開業し、東急と相鉄がつながり相互直通運転を開始しました。

 

相鉄と相互直通運転を行う東急新横浜線は、日吉から先東横線に入り渋谷及び目黒線に入り目黒に向かいます。そしてこれら路線ですが、東横線は渋谷から先は東京メトロ副都心線に直通し途中の小竹向原からは西武有楽町線経由で西武池袋線へ直通し、終点の和光市からは東武東上線へ直通しています。目黒線については目黒から先は東京メトロ南北線と都営三田線と直通運転を行っており、東京メトロ南北線については終点の赤羽岩淵から埼玉高速鉄道へ直通運転を行っています。東横線からは日吉で分岐、目黒線は日吉から延伸する形で開業した東急新横浜線、この路線の開通で相鉄を含め神奈川県から東京都を通り埼玉県にまで、7社局にまたがる広域ネットワークが出現しました。

 

今回の相鉄・東急新横浜線開業に合わせて、関係する7社局合同企画としてこの7社でそれぞれ記念乗車券が発売されました。

 

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7社局で発売された「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

関係する7社局で発売された記念乗車券、各社局主要駅でそれぞれ自社分が発売されましたが、開業した2023年3月18日に新横浜駅北口東広場にて開催された相鉄・東急新横浜線開業記念イベント会場内に設けられた特設販売所にて、7社局セットとしても発売されました。そこで、今回は前日に販売会場前にあったインターネットカフェに泊まり当日朝4:00より並びました。この場所では先の記事で公開しました「相鉄・東急新横浜線開業記念 一日乗車券セット」も発売されたこともあり、自分が並び始めた時点ですでに100人以上が並んでいました。寒い雨が降っていたこともあり、発売開始時刻が当初7:00であったところ1時間繰り上げ6:00頃から発売を開始し、早い時間で完売となりました。それだけ苦労して入手したこれら記念乗車券、各社それぞれを見てみましょう。

 

 

相鉄発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:相模鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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今回各社で発売されました記念乗車券は、直通運転に使用される車両を台紙とD型硬券乗車券4枚(東京メトロ発売分を除く)といった内容になります。

 

まず相鉄発行分は、東急直通用にデビューした21000系をメインにあしらいました。相鉄では東急直通用に2018年に10両編成の20000系を登場させました。相鉄の新塗装「YOKOHAMA NAVE BLUE」をまとい相鉄のアイデンティティを表現したこの車両は、2019年の鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。2021年には同形態で8両編成の21000系が登場しました。20000系は東横線方面・21000系は目黒線方面へ直通します。

相鉄車両ですが、20000系は東横線から東京メトロ副都心線和光市まで乗り入れますが、その先の東武東上線や西武線方面へは乗り入れません。21000系については、東京メトロ南北線経由で埼玉高速鉄道の終点浦和美園、都営三田線方面へは終点の西高島平まで乗り入れます。

 

 

東急発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東急電鉄
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東急発行分では、2019年に目黒線用に登場した3020系をメインにあしらわれました。3020系については8両編成になりましたが準備等が間に合わなかったこともあり新横浜線開業時点では相鉄乗り入れには対応しておらず新横浜までの運転となっていますが、そう遠くないうちに相鉄線に乗り入れると思われます。一方で相鉄線へは目黒線からは3000系と5080系がいずれも新横浜線開業までに中間車を装備の上8両編成化され直通し、東横線からは10両編成の5050系4000番代が直通します。相鉄へは海老名や湘南台はもとより運用上の都合等で相鉄の横浜駅にも乗り入れる運用が3000系・5080系・5050系ともあるようです。

 

 

東京メトロ発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東京地下鉄
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,200円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東京メトロ発行分は、カードタイプの東京メトロ24時間券の大人用2枚がセットされています。南北線用9000系と2021年にデビューし昨年2022年に鉄道友の会ローレル賞を受賞した副都心線用17000系があしらわれました。東京メトロ車両については、南北線用9000系が6両編成のまま新横浜まで入ります。副都心線用車両については10000系・17000系とも新横浜線に入る運用はありません。また東京メトロ車両は、南北線・副都心線どちらの車両も相鉄線には入りません。

 

 

東京都交通局発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東京都交発行分では、2022年に三田線にデビューした新型車両6500形をあしらいました。三田線では6300形以来22年ぶりの新型車両で8両編成で登場し、6300形初期車を置き換えました。記念乗車券には6500形とともに6300形もあしらわれています。6300形はこれまでの6両編成のままになっています。都営車については6300形・6500形とも新横浜までは入りますが相鉄線には入りません。

 

 

埼玉高速鉄道発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:埼玉高速鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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埼玉高速鉄道発行分では、2002年の開業時から運転されている2000系をあしらいました。埼玉高速2000系は6両編成のままになっています。埼玉高速車も新横浜までは入りますが相鉄線には入りません。

埼玉高速鉄道は「埼玉スタジアム線」という愛称があり、終点浦和美園にはサッカーJリーグの「浦和レッズ」ホームスタジアムである埼玉スタジアム2002があります。新横浜には「横浜Fマリノス」がホームスタジアムとする日産スタジアムがあります。埼玉高速から新横浜方面へは昼間は毎時1本ほどの運行の様ですが、首都圏の2大サッカースタジアムを結び、途中には「川崎フロンターレ」がホームスタジアムとする川崎等々力陸上競技場(最寄駅:新丸子駅・武蔵小杉駅)もあり、サッカー観戦にも便利なネットワークが誕生しました。

 

 

東武発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東武発行分では、東上線で地下鉄乗り入れ用として運転されている50070型をあしらいました。東武車が新横浜に入る運用・相鉄線に直通する運用はありませんが、毎時1本ほど相鉄線から東急線・東京メトロ副都心線経由で東武東上線へ直通する列車が設定されており、この列車は東急車により運転しているようです。実際に相鉄海老名から新横浜線方面の初列車は東急5050系による東武東上線小川町行きであったとのことです。(相鉄線内特急・東急線・東京メトロ副都心線内急行・東武東上線内快速急行)

東武東上線では、新横浜線開業に合わせてダイヤ改正が行われ、快速が廃止となり、快速急行が朝霞台停車とし一方で志木を通過とし川越以北は各駅停車なり、急行停車駅に朝霞、準急停車駅に上板橋を追加するなど大幅な変更が行われました。

 

 

西武発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:西武鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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西武発行分では、2017年にデビューした40000系をあしらいました。東横線にも乗り入れ、土休日ダイヤでは「Sトレイン」として東横線から西武池袋線・秩父線へ座席指定列車としても運転されている車両です。記念乗車券については40000系とともに、従来から東横線にも乗り入れている6000系もあしらわれています。今回の新横浜線開業に際しては、西武線方面から新横浜方面及び相鉄線へ直通する列車は設定されておりません。このため西武車が新横浜へ入る運用・相鉄線に入る運用はありません。

 

 

ここまで7社局発売分をそれぞれ公開しましたが、新横浜イベント会場で7社局セットを購入した方には、オリジナルポストカードがプレゼントされました。

 

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プレゼントされたポストカード

 

ポストカードは、7社局の車両が一堂に会した絵柄になっています。

 

こうして待望であった、東急・相鉄新横浜線が開業しました。近年これだけ広範囲にネットワークを拡大する新路線の開業はなかっただけに、大いに注目された新路線になりました。これだけの会社線が絡むだけに、今後トラブル発生時の影響も広範囲となることが予想されますが、一方で新横浜界隈がアクセス向上により注目を集めることになるかと思います。

 

 

待望されていた路線、これからの発展に期待したいと思います。

1497.【相鉄・東急】相鉄・東急新横浜線開業記念 一日乗車券セット

本日開業し直通運転を開始した相鉄・東急新横浜線、開業を記念した相鉄・東急の一日乗車券セットが発売されました。

 

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 名称   :相鉄・東急新横浜線開業記念 一日乗車券セット
 発行社局:相模鉄道・東急電鉄
 発売日  :2023年3月18
 値段   :1,700円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0185(硬券入場券のNo.)
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相鉄・東急新横浜線開業と直通運転開始を記念して発売されました、相鉄と東急の1日乗車券セットになります。このアイテムは駅構内ではなく本日2023年3月18日に新横浜駅北口東広場にて開催された相鉄・東急新横浜線開業記念イベント会場内に設けられた特設販売所にて発売されました。発売部数が少ないこともあり朝7時から発売開始予定のところ1時間繰り上げての発売開始となりましたが、こちらも早い時間で完売になりました。

内容は相鉄21000系と東急5050系・3020系をあしらった台紙に、カードタイプの東急ワンデーパスと相鉄記念カードがセットされています。相鉄記念カードはあくまでカードで乗車券としての機能はなく、相鉄一日乗車券は添付された紺色の封筒の中に2023年3月18日のみ有効の磁気券による相鉄1日乗車券が封入されておりました。

 

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添付された相鉄全線1日乗車券

 

相鉄の1日乗車券自体は相鉄各駅の券売機にて通常発売されており、この記念アイテムに付属したものと同じ様式になります。一方東急の記念ワンデーパスについては、このセットとは別にワンデーパス単体で東急主要駅でも発売されました。

 

東急と相鉄が新横浜でつながった日、その歴史的な日を記念するアイテムになりました。

1496.【相鉄・東急】相鉄・東急新横浜線開業記念 硬券入場券・出札補充券セット

本日2023年3月18日は、今年もJRグループ及び各私鉄等全国規模でダイヤ改正が行われました。例年のことですが、新たに誕生する列車・車両や終焉を迎える列車・車両があり、新駅開業もありまた新路線の開業もありました。

さて本年3月のダイヤ改正において、首都圏地域において最も注目度が高いところといいますと、新横浜界隈になるのではないかと思います。ここでは待望の新路線が開業しました。この開業を記念しまして各種アイテムの発売がありましたので、これより公開いたします。

 

まずは、今回のダイヤ改正に合わせて新たに開業した路線の新横浜駅開業の記念きっぷになります。

 

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 名称   :相鉄・東急新横浜線開業記念 硬券入場券・出札補充券セット
 発行社局:相模鉄道・東急電鉄
 発売日  :2023年3月18
 値段   :760円
 購入箇所:新横浜駅
 シリアルNo.:1536(硬券入場券のNo.)
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本日2023年3月18日に開業した新路線は、東急新横浜線と相鉄新横浜線になります。東急新横浜線は東急東横線・目黒線の日吉から新横浜を結ぶ路線で、東横線・目黒線から直通します。相鉄新横浜線は新横浜から相鉄本線西谷を結ぶ路線で、2019年に相鉄・JR直通線として西谷~羽沢横浜国大間が開通していましたが、羽沢横浜国大から延伸し新横浜まで開通しました。これにより東急線と相鉄線が新横浜でつながり直通運転を開始しました。直通運転開始と合わせて東急・相鉄に新横浜駅が開業したことを記念して発売されましたアイテムになります。新横浜駅で発売され、東急発行の硬券記念入場券と相鉄発行の赤帯入り硬券入場券が、新横浜線で運転される東急3020系・相鉄20000系をあしらった台紙にセットされています。併せて出札補充券による乗車券も東急・相鉄発行でそれぞれセットされました。

 

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セットされた出札補充券(左:相鉄発行 右:東急発行)にて

 

出札補充券とは、手書きにて発行される乗車券類で、新線・新駅開業時などの際は買い求める方が多いきっぷになります。相鉄発行は新横浜から羽沢横浜国大までの片道乗車券、東急発行は新横浜~新綱島までの片道乗車券としてセットされました。

  

こうした新横浜駅で発売されました記念入場券・出札補充券のセットになりますが、新横浜駅で朝5時の発売開始から人気で5000部用意したものの午前中の早い時間帯で完売になったという人気でした。このタイプの記念きっぷは今回開業した東急新横浜線の新綱島駅でも同様な記念きっぷの発売がありましたが、新綱島ではあっという間に完売になったとのことで、こちらは入手できませんでした。

 

新横浜に乗り入れた東急と相鉄、そしてこの駅を介して直通運転を開始した相鉄と東急、東海道新幹線へのアクセスや横浜アリーナ・日産スタジアムに行く利便性の向上にもつながりました。新横浜界隈のさらなる発展にも寄与するのではないかと思います。

2023.03.13

1495.【東京都交】ありがとう5300形 都営まるごときっぷ

都営浅草線で活躍した車両、終焉となりました。

 

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 名称   :ありがとう5300形 都営まるごときっぷ
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2023年3月13
 値段   :700円
 購入箇所:都庁前駅
 シリアルNo.:

 備考  :小児用(350円)でも発売
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この程都営地下鉄で引退を迎えた車両は、浅草線で活躍していた5300形になります。この車両は1991年から運転を開始、北総線が京成高砂まで開通し京成押上線を経由して直通運転の開始に合わせてデビューしました。都営浅草線のみならず、乗り入れる京成線は成田空港まで、北総線では運航開始時は千葉ニュータウン中央まででしたが路線延伸に合わせて乗り入れ区間も印旛日本医大へ、京急線へは京急川崎から先新逗子(現:逗子・葉山)や三崎口、そして羽田空港へと広範囲に乗り入れ活躍し、都営線内でも「エアポート快特」など優等列車としても活躍しました。

都営浅草線では2018年から5500形の登場により置き換えが始まり、最後まで残っていた5320編成が運用を離脱したことで、5300形の運行は終了となり引退となりました。

引退に際して発売されましたこのアイテムは、「都営まるごときっぷ」という都営地下鉄・都電・都営バス・日暮里舎人ライナーに1日乗り降り自由の乗車券になります。都営地下鉄主要駅の券売機で発売されました。近年都営地下鉄においては世代交代が進んでいますが、久々に発売された記念きっぷ類になるかともいます。

 

浅草線で5300形が引退しました。デビューが1991年で約33年の活躍でした。乗り入れる京成では3700形・京急では1500形・600形と同世代の車両がまだ活躍している状況の中で、早くも姿を消してしまったと感じますが、すでにデビューから30年以上が過ぎていました。

都営地下鉄では、世代交代が早いペースで進んでいるように感じます。三田線では6500形の登場ですでに6300形の初期タイプ車が姿を消しており、新宿線では10‐000形や10‐000形の中間車を組み込んだ10‐300R形はすでに過去帳になったばかりでなく全列車10両編成化に合わせて8両編成の10‐300形が姿を消しています。大江戸線でも開業時から活躍した12‐000形の白車体車はすべて姿を消しており、アルミ無塗装の12‐000形も12‐600形の増備により数を減らしてきています。

 

世代交代が進んでいる都営地下鉄、浅草線でもまた世代交代が完了しました。

2023.01.29

1494.【長野電鉄】3500系引退記念乗車券

信州に移った「鯨」、ついに終焉となりました。

 

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 名称   :3500系引退記念乗車券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2023年1月17日
 値段   :1,790円
 購入箇所:長野駅
 シリアルNo.:0178

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長野電鉄で引退を迎えることになった車両は3500系になります。営団地下鉄日比谷線で運行されていた3000系の譲渡車になります。1993年にデビューしました。この時長野では1998年に冬季オリンピックの開催があり、その対応のため導入されました。地下鉄日比谷線が開通した時代は、東京で1964年にオリンピックが開催されることになったことから都市基盤の整備が進められ、日比谷線もその一環でした。よってこの車両は登場時と譲渡先の長野でもオリンピックを経験したという車両になります。

 

長野電鉄で3500系となった元営団3000系、形態から3種類に分けられ、長野~湯田中間で使用される2両編成の「N編成」、木島線・屋代線で使用される2両編成の「O編成」、長野~湯田中間で使用される3両編成の「L編成」が存在し、特に3両編成のL編成については3600系という呼ばれ方もしていました。いずれも主に普通列車で活躍し沿線地域の足として活躍しました。総勢37両(この他部品確保車両が数両あり)が譲渡され長野電鉄で運行されてきた3500系でしたが、木島線・屋代線の路線の廃止により活躍の場が狭くなってきたとともに、後継となる8500系(元東急8500系)、3000系(元東京メトロ日比谷線03系の譲渡車)の登場により置き換えが始まりました。そして最後となった2両編成のN8編成がこの程引退を迎えることになったことから、先日長野電鉄をはじめとした4社コラボの記念入場券に続いて、このような記念乗車券が発売されました。

記念乗車券は、3500系の経歴等を記し活躍のシーンをあしらった台紙に、3500系N8編成前面の写真をあしらったD型硬券乗車券2枚がセットされています。

 

営団時代よりその風貌から「マッコウクジラ」と呼ばれ東京の地下鉄で、その後信州の地で約30年間活躍し親しまれた車両、約60年の生涯に終止符を打ちました。

1493.【岳南】岳南鉄道線全線開通70周年記念 延伸3駅乗車券入場券セット

静岡県の東海道線吉原から岳南江尾を結ぶ岳南鉄道線、全線開通から70周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :岳南鉄道線全線開通70周年記念 延伸3駅乗車券入場券セット
 発行社局:岳南電車
 発売日  :2023年1月20日
 値段   :900円
 購入箇所:吉原駅
 シリアルNo.:0078
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岳南鉄道線は、戦後の1948年に創立し翌1949年に吉原(当時は鈴川)~吉原本町間を第一期開業として路線を延伸し、1953年1月20日に岳南富士岡~岳南江尾間の開通で、全線開通となりました。岳南江尾から先について延伸の計画があったようでしたが、これは叶わず現在の路線となりました。

 

全線開通70周年を記念して発売されました記念きっぷになります。最後の延伸区間にある須津・神谷・岳南江尾からの硬券乗車券(須津・岳南江尾分は往復乗車券・神谷からは片道乗車券)と硬券入場券がセットされています。なお硬券入場券は開業した当時の様式で日付が刻印された模擬券で、入場券としての効力はありません。また、セットされた台紙には3駅それぞれの過去と現在の写真をあしらっています。

 

全線開通から70周年を迎えた岳南鉄道線ですが、近年では日本夜景遺産に認定されたこともあり夜景を堪能できる列車の運行があり、またこの路線で主力となっている7000形車両の運転体験を吉原駅構内で行っており注目を集めています。

 

元は沿線の工場からの貨物輸送が主であった路線でしたが、貨物営業は廃止となって久しく、夜景列車など多くの取り組みで利用の増加につなげようとしている全線開通から70周年を迎えた岳南鉄道線であります。

2022.12.17

1492.【東京臨海】りんかい線全線開業20周年記念乗車券

東京臨海部のお台場・有明方面へ、ネットワークを形成する路線の全線開業から20周年を迎えました。

 

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 名称   :りんかい線全線開業20周年記念乗車券
 発行社局:東京臨海高速鉄道
 発売日  :2022年12月1日
 値段   :800円
 購入箇所:りんかい線オフィシャルストア(Web販売)
 シリアルNo.:0847
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この程全線開業から20周年の佳節を迎えた路線は、東京臨海高速鉄道りんかい線になります。2002年12月1日、天王洲アイル~大崎間が開通し、大崎~大井町~天王洲アイル~東京テレポート(お台場)~国際展示場(有明)~新木場を東京臨海部を経由する路線が全線開通しました。りんかい線ではこの時からJR埼京線と相互直通運転が開始され、合わせてICカード乗車券「Suica」のサービスも始まりました。

 

全線開業20周年を迎えて発売されました記念乗車券は、りんかい線の硬券乗車券2枚が全線開業からの経歴などを記し開業当時の写真などをあしらった台紙にセットされています。この記念乗車券はりんかい線公式サイト内にあるWebショップにて購入し、先日手元に届きました。

 

20年前の開業時は記念のSuicaが発売され、ペンギンのデザインのカードは大変人気でりんかい線だけでなくJR東日本東京モノレールでも発売され開業日はこれらSuicaを買い求めに奔走し、りんかい線では開業したばかりの大井町駅にできた列に並び記念Suica記念乗車券類を購入した思い出があります。

 

今ではお台場・有明といった東京臨海部へのアクセスを担う路線になったりんかい線、全線開業から早いもので20年という年月が流れました。

1491.【富士山麓電鉄】1000系1001号編成リバイバルカラー運行10周年記念入場券セット

富士急行線において今残る京王初代5000系の譲渡車である1000系、京王時代の外装が再現された編成の運行開始から10年の時が流れました。

 

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 名称   :1000系1001号編成リバイバルカラー運行10周年記念入場券セット

 発行社局:富士山麓電気鉄道

 発売日  :2022年11月26日
 値段   :1,500円
 購入箇所:富士急のりもの百貨店(Web販売)
 シリアルNo.:0202
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京王時代の外装が再現された1000系1001号編成、この編成は1993年に1000系第1編成として富士急にやってきました。車内はロングシート、青に白のストライプと富士山のシルエットという外装になり運転を開始しました。2009年になりますと、富士急80周年を記念して昭和20年代塗装として、茶色とクリームのツートン塗装に変更されました。そして2012年10月、外装を京王初代5000系時代のアイボリーに臙脂帯路という外装に変更、この時車体番号表記も京王時代の車番であった5113・5863に変更されています。それから10年が経過し、記念入場券が発売されました。

 

記念入場券は、京王初代5000系の写真とともに、富士急1001号編成が京王初代5000系リバイバル塗装になってからの姿の活躍のシーンをあしらった台紙に、富士急行線主要駅の硬券入場券が8枚セットされています。いずれもリバイバル塗装をモチーフとした赤帯が入っている様式になります。富士急行線のグッズ販売サイト「富士急のりもの百貨店」にて申し込みまして、先日手元に届きました。

 

運行開始から10周年を迎えた富士急行線1000系1001号編成のリバイバル塗装、10年前運行開始時にはそのお披露目の撮影会が河口湖で3回に分けて開催され1回目は朝8:30から30分間で1000系5編成を並べての撮影会が開催され、富士急1000系標準カラーや昭和30年代塗装になっていた1202号編成、マッターホルン号編成になっていた1201号編成、富士登山電車1205号編成が一堂に会したラインナップでした。このための早朝から河口湖に向かった思い出があります。その後2回目はこの当時まだ河口湖へ乗り入れていたJR115系「山スカ」色編成との並びの撮影会となり、その後は大月まで1往復の臨時運転で京王時代に春秋のシーズン休日に運転された「陣馬」「高尾」のヘッドマークを掲げて運転された後、河口湖での3回目の撮影会ではやはりこの時代富士急行線にホリデー快速として乗り入れていたJR189系と並べた撮影会が開催されました。生憎の天候でしたが、この外装再現に歓喜した思い出があります。また、この時河口湖駅にてリバイバル塗装運転開始の記念乗車券が発売されており、買い求めております。

 

富士急行線で運転されていた京王5000系の譲渡車に、京王時代の外装を再現した編成が運行を開始して10年が過ぎました。富士急行線ではその後6000系の導入により1000系は置き換えが進んでおり、10年前の河口湖駅で撮影会時に並んでいた1000系からも姿を消した編成があります。すでに1000系オリジナルカラーといえる青に白のストライプ・富士山のシルエットの外装の編成はなく、昭和30年代塗装が再現された1202号編成も運用を離脱して久しく、今残っている1000系は京王5000系リバイバル塗装になっている1001号編成と、富士登山電車になった1205編成の2編成が残るのみになっています。しかし富士登山電車は定期列車としては運休中の状態で、イベント等の貸切列車として運行されるのみの状況のようです。また富士急行線も富士急行から分社となり富士山麓電気鉄道で運営を行っています。

 

風前の灯火となってきた富士急行線1000系、京王時代の外装が再現され歓喜したあの日から、早いもので10年が過ぎてしまいました。

2022.12.11

1490.【京急・京阪・東京メトロ】2022年ブルーリボン賞・ローレル賞受賞記念乗車券セット

2022年の栄えある鉄道友の会ブルーリボン賞・ローレル賞受賞車両はすでに発表されており、授賞式も各社において開催されました。ブルーリボン賞・ローレル賞受賞を記念した乗車券セットが発売されました。

  

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 名称   :2022年ブルーリボン賞・ローレル賞受賞記念乗車券セット
 発行社局:京浜急行電鉄・京阪電気鉄道・東京地下鉄
 発売日  :2022年12月1日
 値段   :2,800円(送料別)
 購入箇所:メトロの缶詰ANNEX(Web販売)
 シリアルNo.:000246
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2022年の鉄道友の会ブルーリボン賞・ローレル賞について、まず鉄道友の会会員による投票で決定されるブルーリボン賞は京急1000形1890番台が選定されました。1000形の増備車ではありますが、車内はクロス・ロングシートに転換できるL/C構造とし、トイレの設備も設け貸切運用にも対応した車両となっています。公募により「Le Ciel」(ル・シエル)と名付けられ、側面にロゴが掲出され運転されております。

京急のブルーリボン賞受賞は、1983年に快速特急用車両であった2000形が受賞して以来2度目となります。

 

ローレル賞は2社が選定され、まず京阪電鉄の3850形が受賞しました。この車両は2008年に登場し現在主に快速急行で運転されている3000系に組み込まれた「プレミアムカー」車両で、その車内設備などが評価されました。

京阪のローレル賞受賞は3度目となります。3850形が組み込まれた3000系が2009年にローレル賞を受賞して以来となります。よって、京阪3000系についてはデビュー後と、その後中間車に組み込まれたプレミアムカー車両が受賞するという、一つの固定編成で2つのローレル賞受賞ということになります。

 

ローレル賞受賞のもう1社は、東京メトロ17000系・18000系で、17000系は有楽町線・副都心線用18000系は半蔵門線用車両となります。

東京メトロのローレル賞受賞は営団地下鉄時代を含めますと、2011年に千代田線で運転されている16000系が受賞して以来4度目となります。

 

2022年の鉄道友の会ブルーリボン賞・ローレル賞が出揃いましたが、それに合わせて発売されました記念アイテムになります。ブルーリボン賞・ローレル賞を受賞した3社共同企画で3社の乗車券がセットで発売されました。いずれもカード型乗車券で、京急は品川⇔金沢文庫の大人用往復乗車券、京阪が京阪線(京阪本線・鴨東線・中之島線・宇治線・交野線に有効・大津線は含まず)と石清水八幡宮参道ケーブルに有効な大人用1日乗車券、東京メトロは大人用の24時間券が台紙にセットされました。同年に受賞した各社が合同で記念乗車券をセット発売する史上初の企画となりました。
なお、発売方法は各社とも駅では発売せず、東京メトロの関連会社である株式会社メトロコマースが運営するオンラインショップ、「メトロの缶詰 ANNEX」にてWeb販売されました。自分も申し込みまして手元に届きました。

 

2022年のブルーリボン賞・ローレル賞を受賞した京急1000形1890番台・京阪3850形・東京メトロ17000系・18000系、これからの活躍が期待されます。

1489.【東京メトロ】2022ローレル賞受賞記念 東京メトロオリジナル24時間券

2022年、栄えある鉄道友の会ローレル賞を受賞した東京メトロ17000系・18000系、記念アイテムが発売されました。

 

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 名称   :2022ローレル賞受賞記念 東京メトロオリジナル24時間券
 発行社局:東京地下鉄
 発売日  :2022年12月1日
 値段   :1,200円(送料別)
 購入箇所:メトロの缶詰ANNEX(Web販売)
 シリアルNo.:002564
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2022年のローレル賞を受賞した東京メトロ17000系・18000系、17000系は有楽町線・副都心線用車両18000系は半蔵門線用車両としてそれぞれ2021年にデビューしました。デビュー時期が近いとあってこの両形式は、基本仕様の共通化によるメンテナンス性向上を図った一方で、ヘッドライトの形状が両形式で異なり、車内デザインもそれぞれの路線カラーを基調とする等の独自性の両立と、バリアフリー設備及びサービス設備のレベルアップを積み重ねたこと等が評価され、ローレル賞に選定されました。

東京メトロにおけるローレル賞受賞は営団地下鉄時代を含めますと、2011年に千代田線で運転されている16000系が受賞して以来4度目となります。また東京メトロ路線においてブルーリボン賞・ローレル賞受賞車両はこれまで銀座線及び千代田線用車両が受賞しておりましたが、これ以外の路線の車両では初受賞ということになります。

  

ローレル賞受賞を記念して発売された東京メトロ24時間券になります。大人用2枚セットで、17000系と18000系の前面をあしらった2種類がセットされました。また、この記念セットには17000系・18000系の図面が附属しました。

 

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附属した図面(18000系形式図)

 

附属した図面は4種類あり、自分は18000系の形式図は付属しました。これら図面はランダムに封入されているとともに、その折り方も東京メトロ社内での折り方に沿っているとのことです。

 

この記念乗車券は東京メトロWebサイト内にあるオリジナルグッズ通販サイト「メトロの缶詰」内の別館に設けられた特設サイトにて、通信販売で購入しました。その後東京メトロの主要駅にある案内所でも発売が行われております。

 

ローレル賞を受賞した17000系・18000系、その後増備は続き有楽町線・副都心線では17000系の増備により、この路線で長きにわたり活躍した7000系の置き換えが完了しました。半蔵門線においても18000系の増備が続いており、この路線開業時から活躍した8000系の置き換えが進んでいます。

 

令和時代になり登場した東京メトロの新型車両が得た勲章、これからの活躍が期待されます。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。